9月6日、6時7分ごろ鹿児島から電話が入った。
7月26日に手術した次弟のことを「駄目でした、5時53分でした」と義妹からの知らせだった。
術後は同じような状態が続いているとのことだったので、いい方に変わればいいけどねと思い、そう話しているところだったのに・・・
聞くと、3日にオンライン面会で会わせてもらった時は、割と良かったのだと言う。
でも、6日の3時ごろ「血圧も計れない」と電話で呼ばれて駆け付けたとのことだった。
このコロナのご時世で、直に会うことはなかなかできないが、その時はその場で顔も見ることができていたというので、それは良かったねと言うことだった。
長弟の49日が1週間後、自分の72歳の誕生日が5日後というタイミングで逝ってしまった。
立て続けに弟二人を失い、残った者たちは何とも言えずただ悲しく無常の風が吹きすさぶのを感じている。
6日の電話の後、居間で駆け付ける段取りを考えているとき、また網戸にトンボが来てジッとしていた。
8月25日には、網戸にとまって動かないのを見て内心「長弟ではないか」と思ったのだったが、今回も丁度その朝なので、「次弟ではないか」と私の心は常ならざるものを感じた。
普通に考えれば、おかしいのだろうが、私にはそう思えてならない。
葬儀も終わり、やっと通常の日に戻っている。
これで、悲しみの連鎖は終わってほしい。
ではまた、お会いしましょう