老いてなお 生き生きと しなやかに しっとりと

老いても老いずの風情で、しかしその歳らしく、しっとりとした趣を醸しだせる女性でありたい。後期高齢者の仲間入りを受け入れて

心理現象

2020-03-08 10:24:38 | 思うこと

我が家のすぐ近くにドラッグストアがある。

マスクは売り切れとの表示が普通にしてあった。マスクが品薄とか言ってるから聞く人が多いのだろうと思っていた。数日経って、この文字が大きくなって入り口に張り出されていた。

品薄と聞くと、必要なものとの意識もあるし、買いだめに走るのか。

トイレットペーパー然り。

幾ら「それらの品物は大丈夫。あります」とアナウンスしても、<大事なものが無くならないように早く買っておこう>と言う心理が働く。

行列しているところには並ぶ。待たされることは分かっていても並ぶ。

バンドワゴン効果と言うらしい。バンドワゴンとは、パレードの先頭車のこと。先頭の車につられてついていってしまう様子。

同調行動を起こしやすい。人に合わすことがある。考えてみれば私もあるな~。

そして、期間限定、「いつまでに申し込みを受け付けます」とか言われると、取り敢えず買っておこうとする。誘い文句に乗ってしまう。一晩眠って考えればそうでもなくなる。希少性の原理に踊らされた結果と言えるだろう。

後期高齢者の仲間入りをして、もう一年が過ぎる。それでも、こんなことをしている自分がいる。それでもと言うのは、人生経験は豊富なはずなのに、と言うことである。学習してない!!

流石に今回は並ばなかったし、焦ってはいない。

気をつけよう。大丈夫!!

ではまた、お会いしましょう

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銭湯

2020-03-04 13:19:06 | 思い出

日曜日は近辺の温泉に出かける。これが銭湯であって、鹿児島市内外の銭湯は殆どが温泉である。

先日は、車を使うのもしんどい気がして、約400mほどの距離の温泉に行った。入浴料400円になっていて吃驚、何時値上がりしたのだろう。

普段の日曜日は、12キロ強の温泉場まで車で行くがそこは石鹸シャンプーなど全て揃っていて、以前から400円だった。

入浴の道具を全て持参で400円は高くなりすぎって感じがした。

総務省の経済センサス―基礎調査(平成26年)によると、銭湯数が一番多いのは東京都624軒、最も少ないのは沖縄県で2軒だったそうだ。

最近は、スーパー銭湯と呼ばれるものが人気を呼んでいるそうな。なにも持たず手ぶらで銭湯に出向ける時代と言える。

「小さな石鹸カタカタ鳴った」…神田川の世界も懐かしく思い出すものになっている。昭和40年ごろに全国で2万2000軒あった銭湯も家に風呂が備わり次々廃業し、平成の終わりごろには随分と減ったと聞く。

銭湯の番台のオバサンに数十円を払い、温泉に浸かり友達と背中の流し合いをしたのは、銭湯の一番盛んだった頃と重なる。

銭湯に行っていたころを思い出してみよう。

会社の寮に大人数用のお風呂はあったが、冬は近くの温泉(銭湯)に通うことが多かった。

ある冬のこと。私が母からもらった羽織をかけて行くと、オバサンが手を伸ばし、珍しいのを着てるねぇと、しげしげと見た。小豆色と言うか、赤紫の地に虎の絵が入っていた。私にはお気に入りの一枚だった。

何処がどうなって悪くなったか記憶しないが、いつの間にか、その羽織は母の手によって枕に変身した。

着物の虫干しのときなど思い出すことの一つである。

今日は銭湯にまつわる思い出でした。

昭和の名残を残す温泉場の写真、お借りしました。

ではまた、お会いしましょう

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