松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

一年生になっちゃったら のレビュー

2008-06-30 20:43:26 | アニメ・コミックで思うこと
こんばんは。
相変わらず、無指向性な読書をする松浦です。

今日は、芳文社から出ている『一年生になっちゃったら』(大井昌和)ですよ。
いやね。なにが驚いたって、出だしが三年ほど前に2chで発表した松浦のショートショートとかぶってるから。
ああ、人間の考えることなんて似たり寄ったりなんだなぁ、と感慨にふけってしまいました。

簡単に内容説明をしますとね。
一度は命を落としかけた男子高校生が、いろいろあって小学一年生の女子になるという、かなり強引な設定です。というか、まあジャンル分けするなら『とりかえばや』ものですね。

でも、普通男性作家がこのネタをやると、限りなくきわどい物語になってゆくものなのですが、不思議とこのコミックからはその手のオーラが感じられないんです。
とってもいい意味で、『普通』の漫画です。

たとえば、トイレに行く場面一つとっても、
「ああ、小一にできて俺にできないことがここにもあるのか」
と主人公が嘆いていたり。

実に漫画らしい、漫画です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする