風邪を引くと、看病してくれる人が登場する都市伝説

たとえば、少年誌で――。
主人公が激しい闘いで倒れたとしよう。
すると、意識を取り戻すのは暖かなベッドの上で、
「あら、○○気づいたのね！」
みたいな感じでヒロインが部屋に入ってきたりする。
当然、ヒロインの目にはクマができていて。
寝ずに看病してくれていたとかいう設定。

そして青年誌では――。
大学近くのボロアパートで、高熱にうなされる主人公。
夕方になり、日も傾く頃。
このまま、死ぬんじゃないか？　などと悶絶していると、誰かがドアをノック。
「別に、あんたなんて心配じゃないんだから……」
などという絵にすると美しいクラスメイトが登場。
なぜか、慣れない手つきで料理を作ってくれたりする。

こういう毒電波に骨の髄まで侵されている青少年に告ぐ！
風邪を引く前によく考えよう。君の部屋がどこにあるのかを知っている女子が、果たして存在するのかどうかを！