9月・・・20日を過ぎてもまだ暑いです。
しかし、あのじりじり灼けるような暑さはもうなくなりました。
台風だ、どうだとかあって出かけていませんでした。
その間読んだ「秋月記」(葉室 麟)。
福岡藩の支藩、秋月藩のお家騒動である「織部くずれ」あたりを扱ったものです。
江戸時代を描いている作品ですが、現代に直結しているような感じがします。
感銘深き作品でした。
と、秋月に行ってみたくなりました。
この時期、きっとゆったりと見られるはず・・・
何もないかも・・・彼岸花には会えるだろう・・と
ほどなく秋月というあたりで車を停められる交通量のところがありました。
里の秋です。
秋月着。
駐車料金は1回300円が相場のようです。場所的なものがわからないので酒屋さんの駐車場に入れます。
まず、武家屋敷を訪ねます。
う~ん?
ここには駐車場あり。入館者は無料とのこと。
しまった~・・狭い地域なんだからここに入れてから見物すればよかったじゃないか~。今はオフなんだし・・ おいらの300円返せ~ ・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。
先客があるようです。
丸い縁取り・・・湯殿ですね。
この風呂に浸かってみた~い!
なんとも気品のあるおばあちゃん・・・そんなレベルじゃないですね。何かを極めたような・・
階段を上がった廊下の隅に・・・花はやはり精神性が高いですね。
「供侍」とあります。ここでご主人を待つことになっていたんでしょう。
当時にこの屋敷に来るような機会があったとしても自分らごときは精々ここらあたりかな・・と思ってしまいます。
庭には流水がしつらえてあって瀬音が聞こえます。心地よいです。
離れ座敷への回廊です。
”お客様を離れ座敷にお通ししておきなさい” などど家人に言えるというのもいいでしょうね・・・大変でしょうけど。
お茶を点てているようですね。
随分ゆっくりとした気がします。この後蔵を見せてもらって去ります。
蔵内は撮影禁止、昭和に入ってのご当主の甲冑姿の写真がありました。
ご老女はご当主の奥様、90歳のときの写真とか・・・
家族集合写真を見るとまるで当時がそのまま続いているような感覚がしました。時間がロックされた・・・
ここは久光製薬社長のご実家のようですね・・
道路を城跡の方に上っていくと、路面にいろいろな模様があります。
きれいにぺったんこです。
虫とか、そのほか・・・
これはマムシでしょう。
おくらがまだ夏を主張しています。
ここまで大きいととうがたっているのではと思いますが、お百姓さんが自家消費のために作っているものはこの大きさでもしかっり柔らかいですからね・・・
食べてみたいものです。
ツユクサは秋にも花を開くんですね。忘れていました。
布袋葵
原古処の娘 猷(みち) 男装の詩人で号は菜蘋
「蘋」は浮き草のことだそうですが、これを指しているのでしょうか?
花をつけていました。
秋です。
桜の名所であることが一目瞭然です。
ここも武家屋敷です。
遠州庭園を見て、前に戻ると案内をする”モノ”がいます。
ハンミョウですね。美しい虫です。
横に逃げず前に前にと進んで行くことから”ミチオシエ(道教え)” と呼ばれることもあるそうです。
漢字名は「斑猫」だったと思います。
”むし”続きで衝立、天地を無視してしまいました。 ごめん!
丸が邪魔です。
間小四郎が学んだ藩校跡ですね。
お昼をとうに回ってしまいました。
焼肉屋さんのチャンポンを頂いてみます。
想像に反し、非常にあっさりでした。
今日は晴天という予報はくずれ、筑後から福岡にかけて雨がふるかもとラジオが言っていました。
青空でないのは残念ですが、散策には暑くもなく適していますね。
2時過ぎ、今にもふりそうな空になってきました。