沙羅双樹
應聖寺、神積寺の沙羅双樹と瓦の写真です。
英彦山、弥彦山と並ぶ日本三彦山の一山です。
バンガローを過ぎた直後から乗用車同士でも離合不可区間が頻出、谷側ガードレールなし、山側ふたなし側溝ありのクネクネ道を賀野(かや)神社まで登ります。
賀野神社は、牛馬の神様ということでオブジェがあります。
神社には充分な駐車スペースがあります。電気も来ており、かなり手が入っているようです。
ご神体は、雪彦山そのものだそうです。雪彦山は総称であり、広狭あるようですが、撮影は洞ケ岳の諸峰です。
神社をさらに登ると展望台がありますが、駐車場はありません。
wikipedia 「雪彦山」
雪彦山については複数の定義が存在する。旧夢前町(現在は姫路市に合併)は、雪彦山の定義として、「洞ケ岳」(884m)、「鉾立山」(950m)、「三辻山」(915m)の総称であると定義し、「洞ケ岳」山頂にもそのように表記していた。これに対して、国土地理院発行の2万5千分の1地図等では、三辻山を「雪彦山」として、二等三角点を置いている。また、登山案内の多くでは、「大天井岳」、「不行岳」、「三峰岳」、「地蔵岳」等の岩峰から構成される「洞ケ岳」の最高峰である「大天井岳」(標高884m)を雪彦山と看做している。さらに、古くは周辺の明神山、七種山と三山を総称して雪彦山と呼んでいた、という定義もある。 この一帯は、北方に繋がる峰山と共に、雪彦峰山県立自然公園を形成している。
姫路から内陸向けにバスの路線照会をしたことがあります。
そのとき“その方面ですとセッピコザン行きに乗って・・・” ・・なんじゃ、そのセッピ・・・って、日本語か?
結局、そのバスには乗らないことになったのですが、いったい何? セッピ・・・
それって「雪彦山」という有名な山らしいということを後で知りました。
どんな山なんだろう・・関西には火山もないし・・・と、パソコンで画像を探すと、なんとも立派な岩峰ですね。枯山水のモチーフだなと感じました。
それ以来登ってみたいし・・・、しかし、素人向きじゃないようだし・・・せめて姿を拝めないか・・・
ついに行ってきました。もちろん見る“岳”です(^^;)
だんだん狭くなってきて対向車の来ないことを願う道を進むとやがて神社に着きます。
賀野(かや)神社です。
牛馬の神様で山自体がご神体だそうです。ここから”お山”が拝めます。
上の写真のほぼ真ん中付近の赤い点はアタックザックでしょう。こんな所を登るんですね。
登りたい”気”はありますが、実際にはとてもとても・・・
野鳥のさえずりに混じって登山者らしき声が聞こえてきます。近いです。
ゆっくりしていたいですが、帰りましょう。
来る時に「佐野邸」という看板を見ていたので寄ってみます。
それほど古いものではないと思いますが・・・
立派な古民家です。佐野家は大庄屋様だそうです。姫路市指定の重要文化財とのことです。
庭ですっかり腰の曲がったおばあちゃんが作業をしていました。
耳が遠いようです。こんなおばあちゃんを見ると思わず涙腺がゆるみそうです。 ”お達者で~”
広縁から。
もう一つの目標、應聖寺に向かいます。 沙羅双樹がお目当てです。
境内の池に蓮が咲いています。
お寺の門前のものはまだつぼみでした。
涅槃像です。刈り込みにほんの数輪花が残っていました。
沙羅は熱帯産の樹木で建築材として優れているそうです。熱帯産のため日本では育たたないということです。
大きな温室を探せばあるんでしょうが、”祇園精舎の鐘の声・・・”の時代では絶無でしょう。
現在日本で沙羅双樹と呼ばれる樹は、夏椿という沙羅とはまったく違うものだそうです。“和製”沙羅は、実にはかない感じの花です。
椿のように花全体が落ちる花です。椿は、まるで首を打たれるようで縁起でもないからと武家には敬遠されたということを聞いたことがありますが、それは傍から想像した話で潔いと好まれたということも聞いたことがあります。
この花は、武家の話は似つかわしくない感じです。はかないこの花に沙羅のイメージを覚えた往古の風流人のセンスというのはすごいなと思いましたですね、はい。
鬼瓦にあたる部分が桔梗紋です。 まるで明智光秀の兜をみているような気分になります。
ししおどしはバランスがとれていず、”故障”しています。
それにしても蒸し暑いです。花もうなだれているようです。
福崎に戻って“もちむぎ”なるものを頂いてみます。
うどんでもない、そばでもないという売りのようです。
・・ん、、んまい・・・確かにうどんでもそばでもない食感。
とおってもうまい・・・(^_^) ・・・って正直言うと、ものすごく腹へってて何食っても激ウマだったりして・・・(^^;
ついでに街中見物です。少し離れたところの神積寺に寄ってみます。
あじさいが灼けてしまっています。暑いです。
亀さん? しかし、オプションが多すぎるような・・・ひょっとして玄武?
おや、おもいがけずここにも沙羅がありました。
本堂です。
お、おや? この鬼は・・・ 魔を睥睨するために屋根に上げられる鬼瓦。目的上、おそろしい形相に作られます。 ただ単に凶暴でおそろしいだけということもないでしょうが、基本的におそろしければおそろしいほど“ありがたい”というものになるでしょう。しかし、この形相は・・・う~ん・・・おそろしい~・・? 禅的な造形なんでしょうか? これが苦悩する人間の顔そのものということであれば、確かに一番おそろしい・・かも
彫り物が立派です。
擬宝珠は、この寺の格式が高いことを表しているんですよね。
竜さん。これも恐ろしい姿なんでしょうが、なんか人なつっこく話しかけてきそうななごみ系“日本昔話竜”って感じです。
因みに“龍”と“竜”、龍が旧字で竜が略字って感じしますが、実は逆だそうです。 竜が正字ですが、中国で皇帝のシンボルである霊獣に当てるには貧弱ということでデコレートされて龍となったそうです。
うさぎだと思いますが、なんかだまされそうな気もします。これは逆に恐ろしいです。
うさぎを前提に、お寺の屋根にうさぎが上がるのはなんか意味があるんでしょうかね。 時折見る気がします。基本はみずものだと思っているのですが・・・
塔頭の門は、見栄えがしますね。
しかし、熱い、暑いです。 蒸しタオルの湯気だけ当てられているような気分です。
梅雨明けずして夏到来というところでしょうか。
帰ります。
1000円高速じゃなくなって、すぐ高速ということもできず、安上がりコース探してとなるとちょっと面倒です。
asahi.comの記事です。
2011年6月24日5時36分
日本原子力研究開発機構は24日午前4時55分、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器から、約10カ月間落下したままになっていた重量3.3トンの装置の引き抜き作業を終えた。
引き抜き作業は当初、23日午後2時ごろから始まる予定だったが、準備作業がはかどらず、実際に始まったのは7時間近く遅れた午後8時50分だった。
落下していた「炉内中継装置」(直径46センチ、長さ12メートル)は衝撃で変形していたため、引っかかっていた炉開口部のさやの部分と一緒に、天井に ある大型クレーンでつり上げた。装置等は約8時間かけ、炉開口部の上方に据え付けた専用の容器「簡易キャスク」(直径1.4メートル、最大長16メート ル)に直接、収納された。
や~よかった、よかった!(^^)
突然ドカンしましたなんか言われても・・・と心配で、心のとげでした。
まだ終わったわけじゃないけど、かなりよい方向に転回したのは事実でしょう・・期待もこめて・・
だけど、公式発表でも報道でも”大変でした”という感じしないんですよね・・・
また何もなかったように動かそうとするのかな・・?
高速じゃなくて”姑息”じゃないかな・・・もう原発ネタは書きたくないし・・・
ただ、作業にあたった人たち、大変お疲れさまでした。
夜、大雨でした。
朝、あがり・・・だけど空を見ると”降る気”満々
仕方ないな~
高速1000円の大晦日というのに・・・ (。´Д⊂)うぅ・・・。
まだ降ってない・・ 出かければよかったかな・・・