美しい大分

大分に暮らし,その美しさに気づかされ 癒される日常を、折々綴り,残してみたいと思っています。

吉野ヶ里遺跡

2018年05月27日 | 日記
佐賀県吉野ケ里町周辺に広がる、700年間続いた弥生時代の環濠集落跡
吉野ヶ里遺跡です。
「魏志倭人伝に書かれている卑弥呼の集落と同じ作り」等の報道で全国的に大変な注目を集め
九州人である私もなにか、とても誇りに思っていました。




集落の入口に設けられた門。門の上に木製の鳥が付けられています。
朝鮮半島でもこうした鳥が門に付けられていたものがあるそうです。





集落を取り囲み巡らされている、濠と、柵。



主催殿。吉野ヶ里で一番大きい建物のようです。
ここで、政治的な会議 決定や、さらに上の階に巫女が神のお告げを授かる間などがあります。


その場所を訪れると、しんと静まりかえり為政者側と、部族の長が張り詰めた様子で対峙しています。(当時を再現した人形でしたが…)


その上の階で、鏡や刀剣、採れたばかりの稲穂を捧げ、巫女(ふじょ=最高司祭者)が神がかりを受けようとしています。




吉野ヶ里集落の中で一番重要で神聖なな場所の
北内郭にある主催殿は威風堂々と遠くからも見える大きさです。



木の鳥が飾られた主催殿の屋根、
物見櫓の屋根内側。


北墳丘墓と言う、高貴な人が埋葬された墳丘にある甕棺の展示。




弥生の人々が身につけていた、衣服、布、糸。
言葉では知っていましたが、「カラムシ」植物の名前でこの茎から繊維を取っていたという事です。カラムシはどこにでも見られる草。
朝鮮半島の手芸ポジャギにも登場してくるワードでした。
蚕からマユを取ることも勿論ありました。




吉野ヶ里の体験プログラムの中に「組ひも」があり、好奇心をおさえられず行ってみました。
無理を言って短時間で挑戦。いっぱい間違えて形だけのストラップ。
思い出して自分でやってみたいです
(一応道具がいるのですが、手だけでも不可能では無いとか…)


曇りのち晴れの蒸し暑いお天気で、目の前クラクラ状態で歩きました。
東京ドーム何十個分か??という広さ。遺跡内を小型のシャトルバスが走っていますが、それでも暑さの中歩くのは大変でした。
北入口ゲートでは、熱中症予防の為日傘などの貸し出しもあるそうです。

吉野ヶ里遺跡は国営公園に加えて、県立公園地域がプラスされ、お子さん大人も楽しめる色々な野外施設があります。
1日では見終わらない、遊びきれない吉野ヶ里遺跡です。



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