こんにちは、秋田・地ビール 湖畔の杜レストランORAEのミミです
今日は天皇誕生日ですが、天皇陛下のお誕生日に際しての記者会見で、印象に残る事象のひとつとして今回の国鱒の発見をあげていらっしゃいました。
陛下は１２歳の頃、大島正満博士の著書「少年科学物語」をお読みになり、その中に，田沢湖の国鱒が玉川の酸性水の流入によって，やがて絶滅するのではないかという考えに触れられ、その事は１２歳の陛下の心の中に深く残るものであったと言います。
そのようなご体験もされそして深く魚の研究もされていらした中で、この度の朗報に接し、国鱒の発見に貢献された京都大学中坊教授やさかなクンなどに敬意を表されました。
田沢湖にだけ固有に存在していた国鱒が、西湖でこのように命を繋いできた事に注目され、今後国鱒が絶滅することのなきよう危険分散を図ることも望んでいるとのお考えも述べられました。
生物や自然に対する畏敬の念に溢れている陛下らしいお言葉でいらっしゃると、そのまなざしの優しさと悠久の自然への想いに触れたようで感激で一杯でした。
仮に今後、国鱒が田沢湖に里帰りする日がきたとしたら、その時は是非、恐れながら天皇陛下にもご報告をさせて頂きたいと、大それた事を思い描く程、有り難いお言葉でございました。
西湖に国鱒の命を託した先人たちの御霊も、今日のお言葉に救われたというものではないでしょうか。
