2017年2月5日礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『クリスチャンの姿:逃亡生活から王宮へ』
■聖書箇所:エペソ2:1~9
■中心聖句:エペソ2:4~6 しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちを生かし、―あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです-キリスト・イエスにおいて、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。
・「メフィボシェテ」という人が旧約聖書に出てくる。イスラエル王国の初代王であるサウル王の息子ヨナタンの息子。サウル王の孫。
・イスラエルとペリシテ人と戦いがあった。サウル王と王子ヨナタンは戦死してしまう。当時5歳だったメフィボシェテは王宮から脱出。しかし、事故で足が不自由になってしまう。(第2サムエル4:4)
・一方ダビデ、サウル王に追われて過ごしていたが、同じころ、ついに南ユダの王に。22か23歳のころ。
・さらに7年後、北イスラエルもダビデを王に。30歳。
・イスラエルは統一を取り戻す。安定状態へ。(ダビデもほっと一息か。)
・さてそのころ、メフィボシェテのもとにダビデから派遣された兵隊たちがやって来た。
・メフィボシェテは覚悟した。祖父はダビデのいのちをねらっていたサウル王。きっとサウル王の一味を抹殺するための兵隊に違いない。
・足が不自由で逃げることもできず、兵隊たちに取り囲まれてしまう。
・「どうするつもりだ」、「ダビデ王様のもとへ連れて行く」 そんなやりとりがあったかもしれない。
・覚悟を決めて、兵隊に連れ去られるままに…。
・ついにダビデ王の王宮へ。
・そして、ダビデ王の前へ。(メフィボシェテ、震えながらだったか?)
・ダビデのことば・・・。
・第二サムエル9:7 「恐れることはない。私は、あなたの父ヨナタンのために、あなたに恵みをほどこしたい。あなたの祖父サウルの地所を全部あなたに返そう。あなたはいつも私の食卓で食事をしてよい。」
・11節 メフィボシェテは王の息子たちのひとりのように、王の食卓で食事をすることになった。
・メフィボシェテの姿。実はクリスチャンの姿を現している!
・逃亡生活から王宮へ。
・メフィボシェテは父ヨナタンのゆえに。私たちはイエス様のゆえに。
◇聖書箇所 エペソ2:1~9 を読んでみましょう。
1.聖書はイエス様を信じる前の人はどのような者であるか教えている。罪の中にあり、霊的に死んでいる。そして、神の怒りを受けるべき者。
・メフィボシェテが逃亡生活をしていたように。
・神から離れた存在。神と無関係の存在。神に敵対している存在。
・その状況の中にあったのに、何によって変化が生じたのか?
2.神のあわれみと愛と恵みによって、人は霊的に生かされ、救われ、天の所にすわらせいただける!
・神が与えてくださる救いのすばらしさ!
・生かされる。(=よみがえらされ)
・天の所にすわらせられる。神とのすばらしい交わり!
・神の恵みのすばらしさ!
※神の恵みの定義 神の恵みとは、①神の御性質の一つ。また、②それにもとづく、受ける資格のない者への神の愛、好意。また、③(受ける資格のない者への)働きかけ、です。
3.いつも思い出しましょう!
(あ)私たちはどれだけ罪深い者であるか、
(い)私たちに与えられた救いがどれほどすばらしいか、
そして、
(う)そのために神様がどんなに力強い恵みをもって働いてくださったか、を。
■宣言:神様、私たちは、いつも思い返します!(ア)私たちの罪深さを、(イ)私たちに与えられた救いのすばらしさを、そして、(ウ)神様の恵みの力強さを。そして、あなたの恵みにとどまり続けます!