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『パウロの”宣教報告”に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)ピリピ1:12~14より 2021年6月27日小山コミュニティチャペル礼拝

2021年06月30日 | 5.小山CC礼拝の様子 動画

『パウロの”宣教報告”に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)ピリピ1:12~14より 2021年6月27日小山コミュニティチャペル礼拝


『パウロの宣教報告に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)ピリピ1:12~14より 2021年6月27日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ

2021年06月30日 | ♪ 聖書からの話―礼拝メッセージなど―

2021年6月27日礼拝メッセージ 要旨

■『パウロの宣教報告に学ぶ-“神の摂理”』(ピリピ書講解説教第8回)

■聖書箇所:ピリピ1:12~14

■中心聖句:

・ピリピ1:12 さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったことを知ってほしいのです。

・エペソ1:11 「すべてをみこころによる計画のままに行なう方」

 

・幼稚園の先生と園児のやりとり。

・「せんせい、きょう、おとうさんはおおさかにいったんだよ」

・「そうなんだ。~ちゃん。新幹線でいったんだろうね」

・「ちがうよ。あるいていったよ」

・「うーん、大阪まではあるいていけるかなあ?新幹線じゃないの」

・「だって、あるいていったんだよ~!」 

・ほほえましい会話でした。

 

・今日のメッセージにどう関連があるのでしょう?

・ピリピ書、続けて学んでいる。

  :1~2 あいさつ。

  :3~6 パウロの感謝。

  :7~8 パウロの愛の告白。

  :9~11 パウロの祈り。

  :12~18 パウロの宣教報告。この箇所はその前半。

 

・《内容》 

:12 ピリピ教会の人々に「知ってほしい」ことがあった。「私の身に起こったこと」(投獄 :13.14)が「福音の前進に役だった」!!

:13 親衛隊の兵士たちへの影響。投獄された理由、それは「キリストのゆえ」だ!

:14 「兄弟たち」への影響。パウロの投獄をきっかけに、確信を与えられた!恐れることなく、大胆にみことばを語るようになった!

 

 

・この箇所から何を学び取るべきでしょうか?

 

・一つのアプローチ、「パウロに見習いましょう!」

 ・前向きなパウロに!投獄さえも福音の前進に役立っている!「積極的思考」でいきましょう!

 ・福音をのべ伝えたパウロに!親衛隊の兵士たちへの証し、伝道。「伝道しましょう!」

 ・福音の前進を熱望するパウロに!心のあり方こそ見習いましょう!パウロは、「福音の前進」にかけていた!「燃える心でいきましょう」

 

・その通りです!どれも有益です!

 

・でも、今日はあえて別な面から学びたい! 

・この聖書箇所でのパウロの「意図」を読み取りたい。

 

・:12 さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったことを知ってほしいのです。

 

・パウロはこう言っているでしょうか?「私はがんばっている。積極的思考で、伝道に燃えて、熱い心で!私に見習いなさい!」

 

・:12 さて、兄弟たち。私の身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったことを知ってほしいのです。

 

・こう言いながらパウロは指さしているのではないでしょうか。天を!

・パウロはこう言っているのではないですか?

・「神様です」、「神様のみわざです」、「神様が働いておられるのです」

1.パウロは言外に、「神様だよ!」、「神様が働き続けてくださっている!」とあかししているのです。

 

(あ)13節 親衛隊の全員に、キリストのゆえに投獄されていることが明らかに。

・神のお働きがあったからこそ!

・これは推測だが。パウロの見張りをする兵士たち。「このパウロという人物は、ちょっと気になるぞ。なぜ投獄されたのか?」→「キリスト(?)のゆえ?どういうことだ?キリストって誰だ?」(興味、関心、好奇心)

・伝えたら人は受け取るか、と言ったらそんなことはない!伝道するときたびたび経験する。

・神様の細やかなお働きがあってこそ、福音は伝わっていく。

 

(い)14節 兄弟たちの大多数は、確信を与えられた。そして、大胆にみことばを語るように。

・神のお働きがあったからこそ!

・普通に考えるなら、明らかに状況は不利!

  (a)リーダーの投獄! 力をそがれた。   

  (b)これから教会はどうなるのか、見通しが立たない。不安。

  (c)キリストのゆえに投獄されてしまうかもしれない。恐れ。

 

・神のお働きのゆえに、想像される事柄と逆の結果が。

  (a)リーダーの投獄。→自分たちが立ち上がらなければ。自覚。発奮。

  (b)これから教会はどうなるか、見通しが立たない。→我々の責務は?福音を伝えることだ!

 (c)自分たちもキリストのゆえに投獄されてしまうかもしれない。→覚悟を決めた!「私たちも行って、主と一緒に死のうではないか。」(トマスの言葉、ヨハネ11:16)

 

 

・ピリピ1:6 「あなたがたの間で良い働きを始められた方は、…」

・神は、「すべてを みこころによる計画のままに行なう方」(エペ1:11)!

 

・神学用語では「神の摂理」と言われている。 

・定義 ウェストミンスター大教理問答 問18の答 神の摂理のわざとは、すべての被造物に対する神の最もきよい、賢い、力強い保持と統治であり、全被造物とその全行動を、ご自身の栄光のために、秩序づけられることである。

 

・パウロが信じていた神様と同じ神様を私たちは信じている!摂理をもって世界を、歴史を治めておられる神様を!

・私たちの歩みにおいても、神様は働き続けておられる、ということ!

2.神様は、「あなたの身に起こっていること」を、神様のみわざの前進のために用いてくださるのです!良いことも、悪いことも、です!

・パウロにとっての投獄。それさえも、神は用いられた。良いことも、悪いことも。大きいことも、小さなことも。

 

 

・私の体験。岩本兄弟が小山CCに導かれた経緯。

・結城街道の横断歩道にて。当時、中央町に在住。教会のプログラムの時(車で、家族で)、塾の時(自転車で)、花垣町の教会へ移動して活動。

・ある日、自転車がパンクだったか、不調だったか、歩いて教会へ。全盲の岩本さん、横断歩道でとまどっていた。「お手伝いしましょう」と声をかけ、横断歩道を渡るのをお手伝いした。

・岩本さん、「ありがとうございました。ところで、この近くにアパートはないですか?」(なぜ?)

・「捜すのをお手伝いしましょう。ところで私は教会の牧師をしています。教会に来てみませんか。」(なぜ唐突に?)

・「キンカ堂でいついつ、待ち合わせしましょう。」

・そのことがきっかけに教会へ来るようになり、イエス様を信じ、受洗(2003年)。小山CCの初期のメンバーとして、信仰の歩みをともに歩んだ。(数年前に主のみもとへ召された)

 

・なぜ、自転車が不調だったのか?歩きでなければ声をかけることはなかったかも。

・なぜ、岩本さんは横断歩道でとまどってしまったのか?アパートの話を見ず知らずの私にしたのか・・・?

 

・神様です!!神様の摂理です!

 

3.私たちは、神様に全面的に信頼し、すべてをゆだねつつ、導かれる一歩一歩を歩んでいくのです!

・すべては神のご計画の内にある。私たちはシナリオ通り、役者のように生きなければならないのか?

・そんなことはない!

・神の計画、摂理、これは神様の側からの真理、表現。

・私たちは、そのことを大原則として受け止め、神様に信頼していくおゆだねしていく

・そして、主にあって、普通に、自然に、祈りつつ、感謝しつつ、時には、悩み、苦しみ、うめき、涙しつつ、一歩一歩、主とともに歩んでいく!

 

宣言:神様、あなたはすべてを治めておられ、みこころの実現のために用いるお方です!あなたの栄光のために、そして、神の民の祝福のために!私たちは、あなたに全面的に信頼します!ゆだねます!そして、一歩一歩、あなたとともに歩んでいきます!


『パウロの祈りに学ぶ-“人格の完成”について』(ピリピ書講解説教第7回)2021年6月20日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ・要旨

2021年06月24日 | ♪ 聖書からの話―礼拝メッセージなど―

2021年6月20日礼拝メッセージ 要旨

■タイトル:『パウロの祈りに学ぶ-“人格の完成”について』(ピリピ書講解説教第7回)

■聖書箇所:ピリピ1:9~11

■中心聖句:ピリピ1:10b~11 (私はこう祈っています。) こうしてあなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者となり、イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて、神の栄光と誉れが現されますように。

 

・原語を観察しての構造   

:9 私はこう祈っています。

【第一の祈りのテーマ】  あなたがたの愛が、いよいよ豊かになりますように! 

 【第一のテーマのための手段】 知識とあらゆる識別力によって、 

 【第一のテーマの目的】 :10 あなたがたが、大切なことを見分けることができるようになるため

【第二の祈りのテーマ】 あなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者となれますように!

 【第二のテーマの手段】:11 イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて。

 【第二のテーマの目的】 神の栄光と誉れが現わされるために。

 

・今日は、10節後半から11節の「純真で非難されるところのない者となる」ということに焦点を合わせて学んでいきましょう。

 

・10節b こうしてあなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者となりますように

1.神様のみこころは、神の子どもたちの人格が整えられていくこと、そして、ついには完成されることです。

・キリスト教信仰の「理想主義」的な側面!大切!

・時代の影響も大きいことだが、おろそかにできない。

・清い生き方をしたい!という願いを人は持っている!(理想を掲げるとき、人は生き生きとするもの)

 

(・教育基本法 の第一条で、教育の目標は「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。 」とされています。)

 

・「純真で非難されるところのない者」

・「純真」 pure! 〈ギ〉エイリクリネイス ← エイレー(太陽の光)+クリノーκρίνω(ためす、裁く)

・内面のこと、心の中のことを指していると考えられる。

・「太陽の光に照らして試された・・・」

 

・天気がいい日、いいですね!天気がいい日、良くないことは?家のほこりが目立つ!

・「神の鋭い光の下に照らし探られても一点の汚れもない者に」(笹尾鉄三郎 全集4巻p28)

・純真とは、神様の光に照らされても、汚れがないこと!

 

・「非難されるところのない者」

・同じ言葉 使徒24:16 そのために、私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つように、最善を尽くしています。

・似た内容 コロサイ1:22 あなたがたが聖なる者、傷のない者、責められるところのない者として御前に立たせるためです。 (エペソ1:4 ユダ:24)

・外面的なことを指すのではないか、と考える人も。

 

・パウロはピリピ教会のために祈った。あなたがたが、純真で、非難されるところのない者となれますように!

・神のみ心は、神の子どもたちが、純真で、非難されるところがない者、となること!!

 

・「キリストの日に備えて」

・それまでに、完全に「純真で非難されるところのない者に」、ではない。ホッとする。

・純真で非難されるところのない者へと近づけられるように!ハッとする!心を引き締めていかないと!

 

 ・ところで、「そんな理想、実現できるだろうか?」、「どうやって実現できるのか?」

・理想主義は理想主義。限界がある。

・キリスト教信仰の豊かさ、理想とともに、実現が約束されている!

・11節a イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて、

 

2.神の子どもたちの人格形成は、イエス様によって与えられる義の実に満たされることによってです。

・では、「義の実」とは?

(あ)「義」という実か?  例:ブドウの実

(い)義によって生み出される実か?義とされたことによる成果?  例:労働の実(労働によって生み出された成果)

 

・(い)の場合、 「義認の恵みをいただいた。義とされた者として、キリストによって与えられる義の実を結んでいくことを通して…」

・義とされた者としてしかるべき実を結んでいく。  ・それは、キリストによって与えられるもの!

・御霊の実、愛のわざという実、伝道の実、…

 

・(あ)の場合、 「キリストによって与えられる義(義認)という実に満たされることを通して…」

・もちろん、義認は神による決定的なみわざ。段階はない!

・しかし、義認の恵みを十分に受け止めていない、ということがあり得る。

・「イエス様の義をいただいていることを十分に自覚することによって」

 

・コロサイ1:22 今は、神が御子の肉のからだにおいて、その死によって、あなたがたをご自分と和解させてくださいました。あなたがたを聖なる者、傷のない者、責められるところのない者として御前に立たせるためです。

・イエスの十字架による「神との和解」(義とされることともに救いの一側面)

・神との和解が、我々を、聖なる者、傷のない者、責められるところない者とする!!

・神の前に義とされた。義とされたことは、同じように、我々を純真で、非難されるところがない者とする!!

・神との関係が人を形作っていく!神との和解、神の前に義とされること、それは人を変える!

(・堕落前の人の姿を考えてみてください。神との完全な交わり!そして、完全に純真な人!)

 

・我々はどうする?

・コロサイ1:23 ただし、あなたがたは信仰に土台を据え、堅く立ち、聞いている福音の望みから外れることなく、信仰にとどまらなければなりません。

・神への信仰に堅く立つ!とどまる!福音(神からの良い知らせ、救いの計画)からはずれないようにする!

・自分の行いを土台としない!始めも、途中も、完成も、信仰(信頼)による救い、に立つ!

・イエス様としっかりつながれつながるほど、私たちは、義の実に満たしていただくことができます。

・イエス様にあって義とされていることを確認し続けます。

・そして、純真な者へと変えられていきます。

 

・11節b 神の栄光と誉れが現されますように。

3.神様の栄光が現されることこそが、神の子どもたちの人格の完成の最終目的です。

・神の栄光と誉れのために!

・最高の目的!神の栄光!

・私たちが、神のみこころにかなう者となっていくとき、神の栄光が現される!!

 

宣言:神様、神の子どもである私たちを、純真で非難されるところのない者としてくださることを感謝します。現在もその途上であり、やがて完成の時が来ます。どうぞ、「イエス様による義の実」に満たしてください。


『パウロの祈りに学ぶ-大切なことを見分ける』ピリピ書講解説教第6回(ピリピ1:9~11より)2021年6月13日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ要旨

2021年06月16日 | ♪ 聖書からの話―礼拝メッセージなど―

2021年6月13日礼拝メッセージ 要旨

■『パウロの祈りに学ぶ-大切なことを見分ける』(ピリピ書講解説教第6回)

■聖書箇所:ピリピ1:9~11

■中心聖句:ピリピ1:9~10a 私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり、あなたがたが、大切なことを見分けることができますように。

 

 

原語を観察しての構造   

:9 私はこう祈っています。

【第一の祈りのテーマ】  あなたがたの愛が、いよいよ豊かになり、(ますように!) 

 【第一のテーマのための手段】 知識とあらゆる識別力によって、 

 【第一のテーマの目的】 :10 あなたがたが、大切なことを見分けることができ〔るようになるため〕

【第二の祈りのテーマ】 あなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者となれますように!

 【第二のテーマの手段】:11 イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされて。

 【第二のテーマの目的】(そして)神の栄光と誉れが現わされるために。

 

・今日は、10節の「大切なことを見分ける」に焦点を合わせて学んでいきましょう。

 

・:10 あなたがたが、大切なことを見分けることができますように。

1.「大切なこと」を見分ける必要があるのです!「大切なことを見分けることができますように」と祈っていく必要があるのです!

・大切なことについて混乱しがちだから。罪に満ちた世界であるゆえ。

・どんな混乱があるのでしょうか?

(あ)大切でないことを大切にしてしまうことによる混乱 

 ・ピリピ教会にとって 3:2 犬どもに気をつけなさい。悪い働き人たちに気をつけなさい。 →律法義認の教えによる混乱があったのかもしれない。

(い)大切ではあるのだが、より大切にすべきことと入れ替わってしまうことによる混乱(優先順位の混乱)

 ・ピリピ書の目的のひとつ、不一致の原因を暗に示しているか。

(う)大切なことであるのにふさわしく位置づけられていないための混乱

(え)それほど大切ではないと後回しにしていたらぎりぎりになってしまい、大切なことを後回しにせざるをえなくなる混乱(緊急性を考慮しなかった混乱)

 

2.「大切なことを見分ける」とは、その時々、置かれた状況の中にあって、大切なことを見分けていくことです!

・大切なこととは?

(あ)神様との関係 信仰 永遠に関すること

  ・それだけならそう記されただろう

(い)神様に仕えること、人に仕えることも。

(う)人間関係も大切なことの一つ!

(え)健康も大切!メンタルヘルスも!

(お)仕事、勉強も大切!

 

・そう考えると、大切なことばかり!

・そして、手一杯になってしまっているのが現状!

・「大切なことを見分ける」とは、その時々、置かれた状況の中にあって、大切なことを見分けていくこと、と考えてもよいのではないでしょうか!

 

3.「大切なことを見分ける」、ということは、神が与えてくださった人本来の大切な能力であり、神様はそれを回復しておられるのです。

・ところで、だれが大切なことを見分けるのでしょうか?

・それは、あなたです!

・代わりに誰かが見分けるのではありません。(もちろん、教えてもらうことは大切なこと。聖書に関して、牧師から、その他から。一般のことなら、専門家に。)

・しかし、ひとりひとりが、責任を持って見分けていく、ということは神様のご計画。

 

・「大切なことを見分ける」について考えるにあたって、エデンの園にまでさかのぼってみましょう。

・アダムとエバが神様によって造られ、まだ、罪が世界に入って来るまえのことを考えてみましょう。

・何一つ呪われるべきことがなかった状態。

・第一のポイントは「大切なことを見分ける必要がある、それは、世界は罪の影響のもとにあり、混乱しているから、と学んだ。

・エデンの園にまでさかのぼるとき、「大切なことを見分けること」は人に与えられた大切な能力の一つであるということを気づかされる。

・「地を従えよ」管理者としての責任と能力。堕落前から神様は与えてくださったもの!

・神様は、罪により滅ぶべき人類に、救い主を与え、救いの中に入れてくださる。

・そして、堕落前のあるべき姿へと人を変え続けてくださる。完成は新天新地において、栄光の体に変えられてから、だが。

・大切なことを見分けることができるようにさせていただきましょう!

 

 

・9節~10節 大切なことを見分けるためには、愛が豊かにされる必要がある!

・愛が豊かにされることを通して、大切なことを見分けることができるようにならせていただける!

・神様の愛を受けていきましょう!イエス様を与えてくださるほどの愛

 

宣言:神様、あなたはアダムとエバに、大切なことを見分ける能力をお与えになりました。人は罪により、その能力を失ってしまいましたが、神の子どもとされた者に新たに回復してくださいます。大切なものを見分けることができるように導いてください!


2021年6月6日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ・要旨『パウロの祈りに学ぶ-知識と識別力について』(ピリピ書講解説教第5回)ピリピ人への手紙1章9~11節より

2021年06月09日 | ♪ 聖書からの話―礼拝メッセージなど―

2021年6月6日礼拝メッセージ 要旨

■『パウロの祈りに学ぶ-知識と識別力について』(ピリピ書講解説教第5回)

■聖書箇所:ピリピ1:9~11

■中心聖句:ピリピ1:9 私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり(ますように。)

 

・自動車運転で。

・安全のためには・・・車間距離!

・右折、左折時、見通しが悪いときは? 反対側を見る!ミラーを活用する!

・反対側を見る、いろいろなところに応用できます!

 

・聖書箇所、原語を観察しての構造は・・・   

 

・私はこう祈っています。

【第一の祈りのテーマ】  あなたがたの愛が、いよいよ豊かになりますように!

 【第一のテーマのための手段】 知識とあらゆる識別力によって、 

 【第一のテーマの目的】 あなたがたが、大切なことを見分けることができるために。

 

【第二の祈りのテーマ】 あなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者となれますように!

 【第二のテーマの手段】 イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされることを通して。

 【第二のテーマの目的】 神の栄光と誉れが現わされるために。

 

・今日は、9節の「知識と識別力」に焦点を合わせて学んでいきましょう。

 

 

1.知識と識別力は、愛を豊かにするものですから必要であり、大切な役割を果たすものです。 【必要性】

・ピリピ1:9 私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり(ますように。)

 

・愛と「知識・識別力」は反対の内容では?

 

・知識、識別力とは? 

・一般的な意味。知識=インフォメーション、識別力=見分ける力。

・この意味だけでも、知識と識別力によって愛が豊かになることができる。相手を知ることによって、より良く愛することができるのだから。

 

・聖書が教えるところでは、知識、識別力とは? 

・知識とは、「私たちがどう生きるべきか、という原則」、

(あ)聖書的な生活の原則  

(い)「神の目的、全体についての知識」(N.T.ライト コロサイ注解p60)

(う)「神ご自身を知ること」 

・識別力とは、見分ける力、見分けて生活にあてはめる力。(知恵と近い内容) 

 ①良い、悪い。さらには、②良い、より良い。そして、最善。③今、ここで適切であること。

 

・必要性 

 (あ)より良く愛するため

・神について、自分について、人について、世界についての神からの知識。いかに大切か!

・神様を愛し、隣人を愛するためには、知識が必要!識別力が必要!

・マルコ12:33 そして、心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛すること、また、隣人を自分自身のように愛することは、どんな全焼のささげ物やいけにえよりもはるかにすぐれています。

 

(い)愛が残念な方向に進んでしまわないために

・教会の歴史より 宗教改革の時のルターとミュンツァー。聖書にとどまったルター、聖書が教える知恵から逸脱してしまったミュンツァー。

 

2.知識と識別力は、あくまでも愛を豊かにするためのものなのですから、知識や識別力に振り回されないようにしなければなりません。愛のために用いていきましょう。【目的】

・ピリピ1:9 私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり(ますように。)

・知識と識別力は、愛を豊かにするためにこそ用いられるべきです!

・第一コリ8:1しかし、知識は人を高ぶらせ、愛は人を育てます。

・愛するための知識を!愛するための識別力を!

 

3.神様は、知識と識別力を与えくださいます。そして、それにより愛を豊かなものとしてくださいます。これは、約束なのです。【約束】

・ピリピ1:9 私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり(ますように。)

・この箇所では暗示されているのみだが。

・ヤコブ1:5 あなたがたのうちに、知恵に欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます。

・知識と識別力を祈り求めていきましょう!

 

・神は、愛のお方であり、また、知識と識別力のお方でもあるのですから。

・エペソ1:8~9 この恵みを、神はあらゆる知恵と思慮をもって私たちの上にあふれさせ、みこころの奥義を私たちに知らせてくださいました。

 

 宣言:神様、あなたは、愛と知恵と識別力に満ちたお方です。どうぞ、私たちに知恵と識別力をお与えください。そして、私たちの愛を豊かにしてください。あなたを愛し、隣人を愛する者となれますように!


2021年5月30日小山コミュニティチャペル礼拝メッセージ 要旨『パウロの祈りに学ぶ-愛について』(ピリピ書講解説教第4回)ピリピ1:9~11より

2021年06月01日 | ♪ 聖書からの話―礼拝メッセージなど―

2021年5月30日礼拝メッセージ 要旨

■タイトル:『パウロの祈りに学ぶ-愛について』(ピリピ書講解説教第4回)

■聖書箇所:ピリピ1:9~11

■中心聖句:ピリピ1:9 私はこう祈っています。あなたがたの愛が、知識とあらゆる識別力によって、いよいよ豊かになり(ますように。)

◇聖書箇所より

・原語を観察しての構造   

 

:9 私はこう祈っています。

 

【第一の祈りのテーマ】  あなたがたの愛が、いよいよ豊かになり、(ますように!) 

【第一のテーマのための手段】 知識とあらゆる識別力によって、 

【第一のテーマの目的】 :10 あなたがたが、大切なことを見分けることができ〔るようになるため〕

 

【第二の祈りのテーマ】 あなたがたが、キリストの日に備えて、純真で非難されるところのない者とな(れますように!)

【第二のテーマの手段】:11 イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされ(ることを通して)

【第二のテーマの目的】 神の栄光と誉れが現わされ(るために)。

 

 

・今日は、”祈りのテーマの第一番目”に絞って学んでいきましょう!

・「あなたがたの愛が、…、いよいよ豊かになりますように」

・パウロはピリピ教会のクリスチャンのために祈っている。パウロの願いが込められている。

・そして、その源には、神の願いがあるのです。

・神は、私たちの愛が豊かになることを願っておられるのです!「あなたがたの愛が豊かであるように!」

・この真理を通して教えられることは?

1.「愛」こそ、大切なものです!【価値観】

・パウロの祈りの第一声。愛が豊かになりますように。 愛こそ第一に祈り求めるべきこと!

・第一コリント13:1~3 「愛がなければ」! ・御霊の賜物、信仰、犠牲、愛なしにはむなしい!

・しかし、愛を込めてするならそれは偉大なものとなる!主の御手の中で!

・「私にできるのは、小さなことに大きな愛を込めることだけです。」(マザー・テレサ)

・多くの人を助けた。多くの人に影響を与えた。何によって?愛によって。

 

 

・なぜ?

(あ)神様は愛のお方だから!

・エペソ5:1 愛されている子どもらしく、神に倣う者となりなさい。また、愛のうちを歩みなさい。

 

(い)私たちにとって、愛を与える人になることは、最大の祝福、最高の幸せであるから。 

・使徒20:35 受けるよりも与える方が幸いである。

 

 

 

・受け止めるべき第二のこと。

2.愛しなさい!【神様の命令】

・神は、私たちの愛が豊かになることを願っておられるのです!「あなたがたの愛が豊かであるように!」

・愛しなさい!と命じられている!!  

・神を愛し、隣人を愛する。マルコ12:28~31

・良いサマリヤ人のように。ルカ10:25~37

 

 

・留意点 愛は測ることはできない。比較してもしかたがない。

・フレンドリー、すなわち、愛、とは限らない!

・不器用であるかもしれない、OK!愛を込めているなら。  

・その人にとって与えられた範囲で。OK!

・神様はある人に、こう言っておられる。Good job! 「よくやっている」

・厳しい状況の中で愛することを選んでいるではないか。

・二レプタに目を留めてくださるイエスを思い出そう!

 

 ・とは言え、やはり、愛を与えるようにはなっていない自分を思わされる!それで3つめのポイントが必要!

・直接にではないが、暗示されていること。

3.愛することができるように、愛を注いであげよう。愛を受け取りなさい!【神様の約束】

・神は、私たちの愛が豊かになることを願っておられる!「あなたがたの愛が豊かであるように!」

・そう願われる神様は、必要なものを備えてくださるお方!愛を注いでくださる!

・第一ヨハネ4:10 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、宥めのささげ物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。

・神の愛は注がれている!

・受け取りましょう!

 

宣言:神様、愛の大切さを教えてくださり感謝します。あなたの愛を受け取り、あなたの愛にとどまって、あなたを愛し、隣人を愛していきます!