『不平・疑いを乗り越えて』(ピリピ書講解説教第26回)ピリピ2:14~18より 2022年3月27日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年3月27日礼拝メッセージ 要旨
■『不平・疑いを乗り越えて』(ピリピ書講解説教第26回)
■聖書箇所:ピリピ2:14~18
■中心聖句:ピリピ2:14 すべてのことを、不平を言わずに、疑わずに行いなさい。
・ガラテヤ2:20 もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。今私が肉において生きているいのちは、私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった、神の御子に対する信仰によるのです。
・「普通のことだけれど、実は効果がある!」という発見をしたことがありますか?
・私は、先週はちょっと不調でした。耳の調子が悪かった。(疲れ?ストレス?)
・木曜日の祈り会で祈ってもらいました。(ありがたいですね!)
・アドバイスもいただきました!
・「水をよく飲むといいかもしれませんよ」
・「耳を上・下・外(?)に引っ張るのもいいかもしれませんよ」
・やってみました!
・次の日、ほぼ、通常通りに!
・神様が祈りに答えてくださった!!
・水を飲むのも、耳マッサージもきいたと思います!
・思い出しましたが、以前、症状が出て、耳鼻科に行ったときには、血行をよくする薬を処方してもらったのを思い出しました。
・水とマッサージ、まさに血行が良くなる!
(※皆さんもやってみてください。)
・本論へ!!!
・普通で、シンプルなことだけれど大切で、効果があること!学んできましょう!
◇聖書箇所をお読みください。
・前回、救いを達成するように!成長するように!と学んだ!神のお働き、立志、導き、があるのだから!
・さて、具体的には?
・:14 すべてのことを、不平を言わずに、疑わずに行いなさい。:15 それは、あなたがたが、非難されるところない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代のただ中にあって傷のない神の子どもとなり、:16 いのちのことばをしっかり握り、彼らの間で世の光として輝くためです。
・14節 直訳では、「不平、疑いなしに、すべてのことを行いなさい」
・NIV Do everything without complaining or arguing,
1.「不平・疑いなしの歩み」には、力があります!
・単純、シンプルな勧め。
・しかし、効果抜群!
・:15~16 :15 それは、あなたがたが、非難されるところない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代のただ中にあって傷のない神の子どもとなり、:16 いのちのことばをしっかり握り、彼らの間で世の光として輝くためです。
・3つの効果が!
(あ)非難されるところのない純真な者に!
(い)傷のない神の子どもに!
(う)世の光として輝く!いのちのことばを握って。
・なぜ、「不平、疑いなしに、すべてのことを行う」ことには力があるのでしょうか?
2.「不平・疑いなしの歩み」とは、神様への心のあり方・態度であるからです。
・「不平・疑いなしの歩み」とはどういうことでしょう?
(あ)それは、ことばだけの問題ではありません。
・「不平を言わなければいいのでしょう。文句があっても言わなければOKでしょう。」
・そういうことではない。
・ことばは大切。言葉に出すことは「告白」。信仰のことばを発する。罪を言い表す。ことばは大切。
・しかし、本質を見失わないように!
・形式主義に陥ってしまう。
(い)それは、心のあり方だけでもありません。
・言葉にとらわれすぎないように。それなら、心の問題ですね。不平はないことにしよう。押さえつける。出てきてもないふりをする。どうでしょうか?がんばればうまくいく。ある程度は。しかし、爆発してしまうでしょう。
・内向的、内向きに片寄りがち。
・では?どう考えたらいいか?
(う)「不平・疑いなしの歩み」とは、神様の御前での心のあり方・態度であるのです。
・不平が出てくるときもあっていい。疑いが出てくるときもある。
・その状態のままではいない。
・神様の前で、心を注ぎ出し、不平を解消していく!疑いを乗り越えていく!
・イエス様のたとえ話で、そのニュアンスを伝えるものがある。
・マタイ21:28~32
・二人の息子
|
最初の反応 |
後で |
父の願いについて |
兄 |
「行きたくありません」 |
思い直し、出かけた。 |
実行した |
弟 |
「行きます、お父さん」 |
行かなかった。 |
実行しなかった |
(適用としてはぴったりしていないが・・・)
・兄、不平を言ったが、思い直し、出かけた。結果的には不平なしの歩みを選んだ。
・弟、不平は言わない。しかし、表面だけ、そして、結果的には不平を言って行動しない事を選んだ。
・大切なことは、神様の御前で歩むこと!!
・不平・疑い、出てくるときもある。
・主にあって、「思い直す」!!向きを変える!!(「悔い改める」ことと言うこともできる)
・神様の御前でそういう生き方をするということなら、効果はあることはわかりますね!!!
・※聖書の教えは興味深い!シンプルな教えに深い意味が込められている!
・では、どうしたら、「不平・疑いなしの歩み」をすることができるのでしょうか?
・ガラテヤ2:20 もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。今私が肉において生きているいのちは、《私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった、神の御子》に対する信仰によるのです。
3.「不平・疑いなしの歩み」は、イエス様を見上げることによって実現できます!「あなたを愛し、あなたのためにご自身を与えてくださったイエス様」を見上げることによってです!
・イエス様は、あなたを救うために、いのちを捨ててくださったお方です!
・私たちの罪を背負って、十字架で死んでくださったお方です!
・それが、「ご自分を与えてくださった」ということ!
・あなたの罪をイエス様は背負ってくださった!身代わりに!
・罪なきお方が、罪あるものとされた。罪あるものが、罪を赦され、神のもとへ行けるようになるため!
・イエス様は、あなたを愛して、十字架にかかってくださった。
・イエス様は「あなたを愛し、ご自身を与えてくださった」!!
・このイエス様を見上げるとき、救いが与えられる。
・このイエス様を見上げるとき、不平・疑いを乗り越えて、不平・疑いなしの歩みをすることができる!!
・イエス様の愛に触れるとき、人の心は変えられる。
・「イエス様は愛してくだった。そして、いのちを捨ててくださった」。
・その真理に接するとき、不平は感謝に変えられる。疑いは確信に変えられる。
・パウロは、17~18節で「喜んでください」と勧めている。いいことがあったからですか?17節は、いのちを落とすことを現している。それでも喜んでください?!
・イエス様は愛してくださった。いのちを捨ててくださった。私のために!!・だから、喜んでください!
・トイストーリーに出てくるリトルグリーンメンに見習いましょう!(→画像を!)
・「命の恩人!感謝永遠に!」「You have saved our lives.We are eternally grateful。」
・コロナもあれば、世界情勢の不安もある。
・しかし、神の民は喜べる!不平・疑いなし(あっても乗り越えて)歩める!
・イエス様を見上げていきましょう。そして、神様の御前で、不平・疑いなしの歩みをさせていただきましょう。
・あなたは主にあって成長し、変えられ、(あ)非難されるところのない純真な者に!(い)傷のない神の子どもに!(う)世の光として輝く者へ!とさせていただけます!
■宣言:イエス様、あなたは、私たちを愛し、ご自身を与えてくださいました!あなたを見上げます!不平・疑いなしの歩みをさせてください。そして、純真な者、傷のない者、世の光として輝く者とならせてください。
『救いの達成に努める-「立志・指揮」の神』(ピリピ書講解説教第25回)2022年3月20日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年3月20日礼拝メッセージ 要旨
■『救いの達成に努める』(ピリピ書講解説教第25回) ※昨年11月28日以来
■聖書箇所:ピリピ2:12~13
:12 こういうわけですから、愛する者たち、あなたがたがいつも従順であったように、私がともにいるときだけでなく、私がいない今はなおさら従順になり、恐れおののいて自分の救いを達成するように努めなさい。
:13 神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださる方です。
(・動画で画像をご覧下さい。)
・映画『ベンハー:イエス・キリストの物語』の一場面です。
・ユダヤ王家の血筋ユダ・ベン・ハーの物語。
・親友であったローマ人メッサラに裏切られ、奴隷船のこぎ手に。
・奇跡的に生き延び、ローマ提督の養子になる。
・ついに、馬車競技でメッサラと対決することに。
・4頭の名馬を見事にあやつり、勝利を手に。
・その一場面です。
・ところで、馬たちは、どんな気持ちだったでしょうか?
・コントロールされてイヤな思いをしていたでしょうか?
・No!
・愛され、大切にされ、自分たちの持てる才能を十分に引き出して、発揮させてもらった。
・人馬一体となっての勝利!
・幸せだった、と言えるでしょう!
・この話、後でつながってきますので!
◇聖書箇所をお読みください。
・:12 こういうわけですから、愛する者たち、あなたがたがいつも従順であったように、私がともにいるときだけでなく、私がいない今はなおさら従順になり、恐れおののいて自分の救いを達成するように努めなさい。
1.クリスチャンには、自分たちの救いを達成していく、という大きな責任がある。
・救いは人の努力次第、ということなのでしょうか?そんなことはない!
○救いは、神様のみわざ!
・ピリピ1:6 あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています。
・「よい働き」とは、救いのこと!
・始めたのは神様!
・そして完成させてくださるのも神様!
・エペソ2:8 この恵みのゆえに、あなたがたは信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。
・救いは神から賜物。人から出たものではない!
・神の恵み!
・人は信仰によって(=神からの賜物・プレゼントを受け取ること)救われる。
・では、この箇所は何を意味しているのか?
○救いは3つの次元がある。すなわち、過去、現在、未来。それぞれ人の責任分野が違う。
(あ)過去=罪に対する刑罰の処理。罪の赦し。(「神の子どもとされること」) ☆神からのもの。
・「Christ does it all apart from us.」(デニス・ジョンソン)
(い)現在=罪の力から徐々に解放されること。信仰者としての「成長」。(神学用語では「聖化」) ☆神からもの。同じ。しかし、私たちのうちに働きかけてくださることにより。
・「Christ still does it all, but he does it through us.」(D.ジョンソン)
(う)未来=罪からの完全な解放。(神学用語では「栄化」) ☆神から。イエス様の似姿へ!栄光の体へ!(ピリピ3:21)
・※同じ真理を教える聖書箇所。
・第一ペテロ1:9 たましいの救いを得ているからです。 →過去:罪の赦し、刑罰の免除、神の子とされること。
・同2:2 生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、霊の乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。 →現在:成長
・ピリピ2:12は、現在の救いの途上でのことを指している。
・救いを達成するように努めなさい=成長しなさい!神が願っておられるところへ進みなさい!
・神への信仰において成長しなさい。
・神の家族の交わりにおいて成長しなさい。
・人々を神の恵みへと導くことにおいて成長しなさい。
・御霊の実を結ぶことにおいて成長しなさい。
・広くは、神から与えられた人生を充実させることにおいても。
・救いを達成することはできるのか?私たちは、弱い者、怠け者、罪深い者にすぎないのではないか。
・:13 神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださる方です。
2.神様はクリスチャンの心の深いところに働きかけてくださいます。そして、救いの達成に向けて、①志を立てさせ、さらには、②実行させてくださいます。ですから、救いの達成は実現できる!
・原語では、「なぜなら」という接続詞がある。
・新共同訳では、「 あなたがたの内に働いて、御心のままに望ませ、行わせておられるのは神であるからです。」
・NIV訳では、 for it is God who works in you to will and to act according to his good purpose.
・こう訳せるでしょう。
・:13 「なぜなら」…神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださる方です。
・神様は、イエス様を信じ、神の子どもとされた人の内側に働いてくださる!!!
・そして、信仰を成長させ、救いを達成させてくださる。
①「志を立てさせ」
・クリスチャンの心にあること。願い。
・「神様のみこころにかなう生き方をしたい」
・そうできている、と主張できるわけではない。そう思っている、というのも後ろめたい、とさえ思うのだが。
・なぜか?神様がクリスチャンのうちに働いているから!神様が願っているように生きたい。
・現実、あまりできていない。そこで後ろめたく思ってしまう。クリスチャンのつらさ!!!(ある先生はクリスチャンの課題の一つは「罪意識にどう対処するかを学ぶこと」だ、と言っている。)
・神様は働いておられる。クリスチャンのうちに。
・そして、願いを、志を立てさせてくださる!
・あなたにも願いがありますか?ありますね。時にはわずかかもしれない。そうでないことも願うかもしれない。しかし、神様のみこころにかなう歩みをしたい、そういう思いがありますね。
・あなたのうちにも神様は働いてくださっています!
・ちなみに、この教えは神秘的なこと。
・志を立てさせるとは?人はコントロールされているだけ?
・志はその人が願うからこそ。しかし、神のお働きがあってこそ。
・私は志を立てる!神が働いてくださっているゆえに!
②「事を行わせてくださる」
・神様のお働き。それは、志を与えること。とともに、神様は実行させてくださる!!
・:13 神はみこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださる方です。
・参考 エペソ2:10 実に、私たちは神の作品であって、良い行ないをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行ないに歩むように、その良い行ないをもあらかじめ備えてくださいました。
・『神のみこころのときに、神のみこころのように、神のみこころの行いが実現する』
・ベンハーの4頭の馬。愛され、大切にされ、良さを引き出してもらい、持てるものを発揮させてもらった。幸せだった!
・私たちも同じ!志をいただき、実行させてもらう!幸せではないですか!!
・イエス様を信じると神様のお働きを経験させていただける。
・志を与えられる。実行させていただける。
・では、私たちが集中すべきことは何か?
・:12 こういうわけですから、愛する者たち、あなたがたがいつも従順であったように、私がともにいるときだけでなく、私がいない今はなおさら従順になり、恐れおののいて自分の救いを達成するように努めなさい。
3.神様はみこころのままに私たちのうちに働いてくださるのですから、私たちが集中すべきことは、「神様に従う」、ということです!
・ピリピ教会はパウロに称賛されている。励ましてもらっている。
・「いつも従順であったように」
・そして、勧めがなされている。「なおさら従順に」!
・神様に従いなさい!ということ!
・1月16日礼拝にて、「聖書が教える原則」と「聖霊様の導き」によって神様のみこころをわからせていただきましょう、学んだ。
・神の栄光、信仰、隣人愛、権限とバウンダリー、の原則。
・今日は、「原則」は置いておき、聖霊の導きの面を。(信仰生活は「原則」でがんじがらめにされることではないので!)
・いつもこう、祈りましょう。
・「神様のみこころを教えてください。あなたのみこころを実行させてください」と。
・後は普通でOK!仕事、日常の活動を。しかし、アンテナを。神の導きかな、と教えられたら実行していく。一つずつ。
■宣言:神様、あなたは私たちのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださいます。私たちは、あなたに導いていただきます。そして、あなたに従っていきます。私たちが成長し、救いを達成していくことができますように!
『宝を入れた土の器』(第二コリント4:7より)2022年3月13日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年3月13日礼拝メッセージ 要旨
■『宝を入れた土の器』
■聖書箇所:第二コリント4:5~11
■中心聖句:第二コリント4:7 私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。
・画像をご覧下さい。どんな印象ですか?
・地味、こわれそう、・・・。
・実は、この器の中には財宝が隠されていたのです・・・
・ ・・・と聞いたら、ちょっと見方が変わりますか?
・ ・・・それは事実ではなく、作り話ですが。(※この写真、たまたま無料素材で見つけた土で作られた器の写真。)
・クリスチャンはどういうものであるか、ということに関して学びたい。
・聖書箇所をお読みください。
・第二コリント、パウロがコリント教会へ宛てた手紙の一つ。第一コリントと比べると励ましと慰めが盛り込まれている。今日の箇所もそんな要素が盛り込まれている。
・今日は7節に焦点をあてて学んでいきましょう。
・:7 私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。
1.クリスチャンは「土の器」です。土の器のようにもろい存在です。
・「私たちは・・・」 パウロは自分が土の器のようなものだと言っている。そして、イエスの直接的なしもべである使徒たちも含めている。
・さらには、クリスチャン、すべてにあてはめられる真理としてこのことは記されている、と言うことができる。
○土の器に関して。
・この手紙が書かれた時代、いろいろな器が用いられていた。
・第二テモテ2:20 大きな家には、金や銀の器だけでなく、木や土の器もあります。ある物は尊いことある物は卑しいことに用いられます。
・金、銀、木、土、などで作られた器が用いられていた。
・土の器とは、粘土を焼いて作られた陶器と考えられる。
・その特徴は?
・もろさ。壊れやすさ。
・金属製は丈夫。ただし高価。木製、軽い。なので使い勝手がいい。安価。
・土の器、安価。気をつけないとすぐに壊れる。
・人の特徴ではないか!クリスチャンもそう!
・もろさ。(あ)肉体のもろさ。(い)精神のもろさ。(う)信仰面でのもろさ。
・私たちはもろいものです。土の器なのです。
〈適用すべきこと〉
・へりくだりましょう。
・「もっと強くなければ」と追い詰められている人、安心してください。みな土の器です。クリスチャンになっても土の器。それでOK!
・:7 私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。
・クリスチャンは、ただの土の器ではない!!
2.クリスチャンは、「宝を入れた土の器」です。「イエス様」を、そして、「救いをもたらすイエス様についての福音」という宝を心に持っているのです。
○「宝」とは?
・物質としては、黄金、乳香、もつ薬(マタイ2:11)。OTでは、宝石、金、銀、香料、油(第二列王20:13)など。
(あ)ここでは、「イエス様、ご自身」ととることがきる。
・4:5には、「私たちは…主なるイエス・キリストを宣べ伝えています。」とあるので。
・第一ヨハネ5:12 御子を持つ者はいのちを持っており、神の御子を持たない者はいのちを持っていません。
・イエス様を信じたなら、イエス様を持っている、と言える!
・ガラ2:20 キリストが私のうちに生きておられるのです。
(い)とともに、「福音、救いをもたらすイエス様についての福音」、と言うこともできる。
・4:2 神のことばを曲げず、…。4:3 福音に覆いが…。4:4 福音の光を…。
・宝である福音の「測り知れない力」とは?
・ローマ1:2,3 福音は…御子に関するものです。
・ローマ1:16 福音は、…信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。
・※第一コリ15:2 この福音によって救われます。
・福音は、救いをもたらす。
・人の永遠のあり方を決定づけるもの!
〈適用すべきこと〉
・イエス様を信じているあなたへ。あなたは宝を持っています!
・霊的な事実です!目を向けてください!
・喜びましょう!
・感謝しましょう!
・味わいましょう!
・:7 私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。
3.クリスチャンは、「神様を現す宝を入れた土の器」です。“測り知れない力”は神からのものであると、存在をもって現しているのです。
・イエス様は今も生きておられ、みわざをなしておられます!力あるお方です!
・福音には力があります。ある意味、「情報」(インフォメーション)。しかし、神のご計画の中で、人々に救いをもたらすための手段として、神様が定められた。
・クリスチャンは、この宝を持っている!!自分自身は土の器なのだが。
・そのことを通して、「これは神様だ」、と身をもって、存在をもって現している!
・福音宣教とは幅広い。
・クリスチャンの存在自体が福音宣教!神の家族の存在が福音宣教!
・もちろん、神様の導きの中、ことばとして福音を語る。これも大切!
・愛の行いも福音宣教の一部。
・存在を通して、ことばによって、行いによって、福音を輝かせましょう!
■宣言:神様、あなたは土の器である私たちに、「神様の御力であるイエス様」を、また、「救いをもたらす福音」を宝として入れてくださいました!あなたの栄光を現す歩みをさせてください!
『勇気を与えてくれる神様』(使徒22:30~23:11より)2022年3月6日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年3月6日礼拝メッセージ 要旨
■『勇気を与えてくれる神様』
■聖書箇所:使徒22:30~23:11
■中心聖句:使徒23:11 その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証ししなければならない」と言われた。
〈The Message Bible〉 “It’s going to be all right. Everything is going to turn out for the best. (だいじょうぶだ。すべてうまくいく。)
・最初に、新聞に出ていた記事をご紹介しましょう。
・「意気地なし?」
・お店の入り口でガチャガチャを見かけた4歳の孫が「ガチャガチャ好きやねん。したいなぁ」と甘え声。 「じいちゃんはガチャガチャ苦手。したくないよぉ」と同じ調子で返すと、「そこは勇気を出してしないと!」と励まされました。
・神戸市 勇気の使いどころを教えられた 61歳 (朝日新聞 2022年2月5日 「いわせてもらお」コーナーより)
・今日のキーワードは、「勇気」!
◇聖書箇所をお読みください。
・パウロの第3次伝道旅行のゴールはエルサレム。
・新しいムーブメントである「イエス・キリストを信じる者たちの群れ」は急激に成長。迫害の激しさは厳しいものに。エルサレムは危険だった。
・パウロは仲間達に引き留められた。「エルサレムに行くことは危険です!」、「行かないで欲しい」と。
・予想されたとおりパウロは騒動に巻き込まれてしまう。「なに事か」とローマの軍隊が出動、パウロを救出。「最高法院(サンヘドリン)」で弁明をする、というところ。
・ここでのパウロは策略に走ってしまったか?混乱してしまったのか?さまざまな解釈が。
・その夜のこと!今日の中心!11節 主イエス様が、現われてくださった。そして、励ましの言葉をかけてくださった。
・「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証ししなければならない」
・イエス様は困難の中にあるパウロを励ましてくださった。
①超自然的な現れをもって。
②「勇気を出しなさい」との言葉を持って。
③「エルサレムでわたしのことを証ししたように…」、パウロの働きの承認。
④「ローマでも証ししなければならない」さらなる使命の委任。
・パウロを励ますため!
・神様は愛のお方!励ましを与えてくださるお方!
・さて、今日は、②の「勇気を出しなさい」という言葉を中心に学んでいきましょう。
・このことばのニュアンスを正確に受け止められるように学んでいきましょう。
・「勇気を出しなさい」
・〈ギ〉「サルセオー」の2人称単数命令形。
・「サルセオー」は動詞、もとになる名詞は「サルソス」(勇気、確信)。
・「サルセオー」は、「勇気を出す」、「確信を持つ」という意味になる。
・これだけの情報では、単に、勇気を出しなさいよ、と命令されているように受け止められる。
・言葉の意味は、もとの単語の意味のみではなく、文脈(文の流れ)も考慮する必要がある。
・「サルセオー」がNTで用いられているのは、以下(の7箇所)。
・マタイ9:2 イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に「子よ、しっかりしなさい。あなたの罪は赦された。」
・マタイ9:22 娘よ、しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。
・マタイ14:27 「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。 ※マルコ6:50は同じ。
・マルコ10:49 「心配しないでよい。さあ、立ちなさい。あなたを呼んでおられる」と言った。(弟子たちの言葉)
・ヨハネ16:33 世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。
・いろいろな訳の可能性があるようです。
・共通しているのは「心配しないでよい」、「安心しなさい」というところではないか。
・別な言い方で言えば「だいじょうぶだ!」
・〈The Message Bible〉(ユージーン・ピーターソン)では、
“It’s going to be all right. Everything is going to turn out for the best.
・直訳 だいじょうぶだ。すべてうまくいく。
・神様は、勇気を振り絞れ、と命令しているのではありません。(勇気は後からついてくる)
・「だいじょうぶだ」、「安心しなさい」と言ってくださっているのです。
1.神様は、「だいじょうぶだ!」、「心配しないでよい!」とみ声をかけてくださり、励ましを与えてくださいます!
・弱さの中に現される神の力、という大きなテーマに関わって、いろいろな箇所から学んでいる。
・今日は、「だいじょうぶだ」、と言っていただくことにより、弱さの中で神様の御力を現していただきましょう。
・これは力になる!
・私の弱点は「血」!そのわりには医療ドラマは好き!ちょっと前だが、『東京MER-走る救命救急室(モバイル・エマージェンシー・ルーム)』とか。
・「東京MERの鈴木です。お名前は?」。「~です」。「~さん、だいじょうですよ。私たちが必ず救出しますから。」
・このセリフに泣かされました!
・勇気を出しなさい、と言われて勇気を絞り出せるわけではない。しかし、安心しなさい。だいじょうぶだ。と言われると勇気が出てくる!
・神様は、あなたにもみ声をかけてくださっている!「だいじょうだ」、「安心しなさい」と。
・しかし、疑問が出てきますね。
・現実は変わらないのでは?悪の力がはびこっているではないか!
・私にはそう言っていただく資格はない。自分は罪深い。神を悲しませた。忠実ではない。いい加減だ。失敗者だ。
・大きく分けると二つの疑問。一つは、この世の問題。もう一つは、自分の問題。
・まずは、第一の疑問について。
2.【“悪の現実”という疑問に関して】 神様は、全世界の創造者・支配者であるお方です。また、時間空間を超越した永遠のお方です。この偉大な神様が「だいじょうぶだ」と言ってくださる!
・現実は認めましょう。
・この記事のあと、パウロは殺害計画の標的に!カイサリアへ護送され、そして、カイサリアで2年間、監禁状態に。
・その後、ローマへ。裁判を受けるために。捕らわれ人として。
・だいじょうぶ、と言えるのか?
・ローマででもあかしをすることになる、という神ご計画は実現した。そして、パウロにとってもそれがこころから願いだった。
・「神様のご計画」と「パウロの心からの願い」は(思ったようなかたちではなかったが)実現した!!
・だいじょうぶ、だったのです!
・神様のご計画は、最終的には、必ず、実現するのです!
・その途中は、困難があります! ・私たちには理解できないこともある!
・しかし、神様のご計画は何者によっても妨げられることはありません。
・だから、「勇気を出しなさい」、「だいじょうぶだ」
・もうひとつの疑問点がありましたね。自分の罪の問題。
・私にはそう言っていただく資格はないのでは?自分は罪深い。神を悲しませた。忠実ではない。いいかげんだ。失敗者だ。
3.【個人の罪の問題に関して】 神様は、罪を赦すための解決策を用意してくださいました!罪のない御子イエス様が十字架で人類の罪を負ってくださった!それゆえ神様は「だいじょうぶだ」と言ってくださるのです!
・第二コリント5:21 神は、罪を知らない方を私たちのために罪とされました。それは、私たちがこの方にあって神の義となるためです。
・パウロも自覚していた。罪人だ。罪人のかしらだ。(第一テモテ1:15)しかし、その罪は十字架に!イエスにより義と!
・私たちも罪人!しかし、その罪は十字架の上に!イエス様への信仰により義と認めていただける!
・だから、神様は、すべてのことにおいて「勇気を出しなさい」、「だいじょうぶだ」、「安心しなさい」と言ってくださる。私たちは罪の赦しをいただいている者として、励ましの言葉を受けられる!
・適用
○神様からの励まし、勇気を、日々、おりおりに受けていきましょう!
○神様に信頼していきましょう!
○神様に導いていただき、神様のみこころの道を前進していきましょう!(祈ることかも、与えられている仕事かも、声をかけることかも、新しいことに取り組むことかも、…)
神様に「だいじょうぶだ」といっていただきながら…
■宣言:神様、あなたは、イエス様への信仰により義とされた私たちに、「勇気を出しなさい。だいじょうぶだ」と励ましを与えてくださいます。それも、世界を治めておられるお方として、です。私たちは、あなたに信頼し、励ましを受け、みこころの道を歩んでいきます!
『満たしてくださる神・用いてくださる神』(ヨハネ6:1~15、22~35より)2022年2月27日小山コミュニティチャペル 礼拝
2022年2月27日礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『満たしてくださる神・用いてくださる神』
■聖書箇所:ヨハネ6:1~15、22~35
■中心聖句:ヨハネ6:9、11 「ここに、大麦のパン五つと、魚二匹を持っている少年がいます。でも、こんなに大勢の人々では、それが何になるでしょう。」…。そうして、イエスはパンを取り、感謝の祈りをささげてから、座っている人たちに分け与えられた。魚も同じようにして、彼らが望むだけ与えられた。
・アインシュタインの天才的才能を引き出すきっかけになったの?
・彼はこのように回想しています。
〈4歳か5歳の時、わたしは奇跡を見た。
父が見せてくれたコンパス(方位磁針)に、私は驚きのあまり震えた。
・・・何がこの小さな針を動かしているのか。
どうしてこの針が北の方向を知っているのか。
この世界には、さまざまなことが隠されている。〉
・物理学者として偉大な業績を残したアインシュタイン、その才能発揮のきっかけは一つの方位磁石だった!
・小さなものが大きな役割を果たすことがある!
◇聖書箇所をお読みください。
・この記事から教えられることはなんでしょうか。
1.イエス様は、私たちの食べ物のことにも心を配って下さいます。私たちには必要があることを心に留めていてくださるのです。
・マルコ8:2~3 「かわいそうに、この群衆はすでに三日間わたしとともにいて、食べる物を持っていないのです。空腹のまま家に帰らせたら、途中で動けなくなります。遠くから来ている人もいます。」(4千人の給食の記事で)
・主の祈りで祈るように教えて下さった!
・マタイ6:11 私たちの日ごとの糧を、今日もお与えください。
・私たちは糧を食することにより生きている。神様は養ってくださっている!
・神様は、食べ物のことに心を配っていてくださるだけではない!
・私たちの必要、すべてをご存じ。そして、必要を満たしてくださる。
・私たちの必要=
〈肉体の必要〉食物、栄養、水分。睡眠。運動。くつろぎ。
〈社会的〉人との交流。かかわり。 仕事。使命。やらなければならないこと。 良い情報。 社会的安定。
〈情緒面〉安心感。受容。必要とされること。愛されている実感。希望。
〈信仰、霊的〉神様との交わり。祈り。礼拝。霊的食物。みことば。神様に仕えること。教会の交わり。兄弟姉妹。
○神様に信頼しましょう!
○「私たちの日ごとの糧を…」と祈りようにイエス様は教えてくださった。
・だから、世界中のクリスチャン同胞のためにも祈りましょう!特にウクライナのクリスチャンのため!
・広い意味で、世界中の命あるすべての人のためにも祈りましょう!
・この記事から学ぶべきこと。第二。
2.神様は私たちのいろいろな必要を満たしてくださいますが、一番提供したいのは、「霊的な必要を満たすいのちのパンであるイエス様」です!
・35節 イエスは言われた。「わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」
・いのちのパンであるイエス様のもとへ行く。=イエス様を信じる。
・十字架で罪を負われ、三日目によみがえられたイエス様を信じる!
・神との関係を回復していただく。和解。
・ひとことで言うなら、イエス様を信じること!
○イエス様を信じましょう!信じているなら、感謝しましょう!
・この記事から学ぶべきこと。第三。
3.イエス様は人々の必要を満たすために、小さなものを用いられました。今も、神様は、小さなものを喜んでくださいます。用いてくださいます。そして、神様の栄光を現してくださいます。
(あ)喜ばれる。
・11節 そうして、イエスはパンを取り、感謝の祈りをささげてから、座っている人たちに分け与えられた。
・イエス様は、可能性を見出す天才!
・
(い)用いてくださる。
・12節 彼らが十分食べたとき、…
(う)栄光を現してくださる。
・今年の小山CCのテーマのみことば!
・第二コリント12:9 わたしの力は弱さのうちに完全に現われるからである。
○神様にささげていきましょう!小さなものであっても!信仰を込めて!信じて!
・祈りを!奉仕を!献金を!時間を!自分自身を!
■宣言:神様、あなたは私たちのあらゆる必要に心を配り、満たしてくださいます。ですから、自分のため、他のクリスチャンのため、「日ごとの糧をお与えください」と祈っていきます。また、あなたは小さなものを用いてくださいますから、私たちに任されているものをおささげしていきます。