2020年10月25日小山コミュニティチャペル日曜礼拝 メッセージ『主の祈り④-聖い神にふさわしく』
2020年10月25日礼拝メッセージ 要旨
■タイトル:『主の祈り④-聖い神にふさわしく』
■聖書箇所:マタイ6:9~13
■中心聖句:マタイ6:9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。
・この祈りの意味は?
1.この祈りの意味は、「聖い神様にふさわしく、その御名が、聖とされますように」という意味です。
(あ)「聖い神」、「神の聖さ」について。
・説明が難しい。
・動詞「聖とする」の意味は、「分離する」
・「神の聖さとは、近づくことも、理解することもできないもの」(トーザー 「神の再発見」p196)
・神が聖であるとは、一切のものから分離されて、超越しておられる方だ、ということ。神は、「超越者」である。
・あえて解説するために2つの要素をあげるなら…。
○偉大な御性質において。永遠。全知。全能。
○道徳性において。きよさ。罪と何の関わりもない。光であられる。
第一ヨハネ1:5神は光であり、神には闇がまったくない
・参考箇所 イザヤ6:1~7、:3「聖なる、聖なる、聖なる、万軍の主」、黙示録4:8「聖なる、聖なる、聖なる、主なる神、全能者。昔おられ、今もおられ、やがて来られる方」
・※神の聖さは絶対的。しかし、神はそれを分け与えてくださる。「聖なる者となりなさい」(第一ペテロ1:15~16)
(い)「御名が聖なるものとされますように」とは?
・「御名が」=「神様のご自身が」
○「あがめられますように」(新改訳第3版までの訳)、「礼拝されますように」
○「恐れられますように」 参考 詩147:11、詩33:18 見よ 主の目は主を恐れる者に注がれる。主の恵みを待ち望む者に。
(う)聖であられる神様の前にいることを深く覚えましょう。そして、祈りましょう。 “その聖なる神様にふさわしく、「あなたは聖いお方です」と礼拝がささげられますように。「あなたは聖いお方です」とあなたが恐れられますように。”
・この祈りがもたらす祝福は?どんな益がありますか?
2.「御名が聖なるものとされますように」という祈りは、深い満足、喜び、解放をもたらします。
・神が第一。では、「私のことは後回しなのですか?」、「しなければならない義務、規律、おきて、のようなものなのですか?」
・この祈りの意味を深く理解していくとき、大きな祝福をもたらす。(祝福があるから、と取り引きをするのではない。それでは祝福は注がれない)
・3つの点をあげたい。
○「深い満足」をもたらします。 ・神に造られた者にふさわしい祈りだから。
○「喜び」をわき上がらせます。 ・救いをいただき、神の子どもとされていることを確認することができるから。
○「解放」をもたらします。3つめのポイントとつながることだが。
・この世界は、罪、欲望、悪魔がもたらす悪しきこと、そして、自分中心、があふれている。
・自分中心、根深い。クリスチャンとして歩むに当たっても、真理を大切にするはずが自分中心の真理の追究になってしまったり、神のみこころを求めているはずが、自分中心にすりかわってしまったり、…。
・この祈りによって、「神様第一」にシフトチェンジさせていただける!
・祝福がある。祈っていこう。すばらしい!そして、さらにすばらしいのは?あることを教えてくれること!
3.この祈りは教えてくれます。“私は、聖なる神様にふさわしい者になる必要がある”と。
・どのようにして聖なる神様にふさわしいものとなることができるのか?
・努力、熱心、決断、実践、…。
・どんなことも足りない!(残念ながら)
・神の聖さは絶対的だから。
・神様からいただくしかない!!
・ふさわしさを。義を!
・義と聖は別。義:法廷用語。聖:宗教用語。ともに、神にふさわしい者であるか、ということでは共通。
○イエス様を信じ、神の義をいただきましょう! ローマ3:23~24 すべての人は罪を犯して、神の栄光を受けることができず、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いを通して、価なしに義と認められるからです。
○イエス様を信じている人は、…
・①イエス様を信じたとき、義とされた!このことを確認するのです!!
・②イエス様を信じて、義をいただいている、そこに立ち続けるのです!! ローマ5:1私たちは信仰によって義と認められたので、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。
・③具体的な、神様のお取り扱い、導き、変革がプロセスとして与えられる!
■宣言:天におられる私たちの父なる神様、あなたは聖であるお方です。御性質において、道徳性において、絶対的に、超越しておられます。その聖さにふさわしく、あなたが、あがめられ、恐れられますように。
2020年10月18日小山コミュニティチャペル日曜礼拝 メッセージ『主の祈り③-「私たちの父よ」と祈る、ということは?』
2020年10月18日礼拝メッセージ メモ
■タイトル:『主の祈り③-「私たちの父よ」と祈る、ということは?』
■聖書箇所:マタイ6:9~13
■中心聖句:だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。』 マタイ6:9
・「天にいます私たちの父よ。」この呼びかけの言葉は、何を教えているか?
1.クリスチャンであるあなたには仲間がいる、ということを教えています。
・信仰は個人的なもの。神との一対一の関係。
・しかし、信仰生活は、共同体(コミュニティ)生活!
・仲間がいる。
・いてくれる。
・「あなたはひとりじゃない!」
・イエス様を通し、神を「私たちの父」と呼ぶことができるようにさせていただくと、一致が生まれる。
・「私たちの父よ」と祈る一致。
・※組織(仕組み)の一致も大切。神学の一致、理解し合うこと、も大切。活動の一致。聖霊による一致。それぞれ重要。しかし、まずは、「私たちの父よ」と神様に呼びかける信仰的一致を大切に!
・罪は分断する。エデンの園で始まった。アダムとエバの罪のなすりつけあい。
・イエス様を通し、神を「私たちの父」と呼ぶことができるようにさせていただくと、一致が生まれる。
・エペソ2:18~19 このキリストを通して、私たち二つのものが、一つの御霊によって御父に近づくことができるのです。こういうわけで、あなたがたは、もはや他国人でも寄留者でもなく、聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。
・イエスを通して、イエスの十字架のみわざを通して、神の家族の一員に!私たちの父よ、と神様を呼ぶ者に!
・いつも、感謝するものでありたい!主よ、感謝します!
・「天にいます私たちの父よ。」この呼びかけの言葉が教える2番目のことは‥
2.神様のお心は、広いものであることを教えています。
・世界は「違い」があふれている。悲劇的なほど。
・「違い」、別な言葉で言うなら「多様性」。
・神様は「多様性」を大切にされる。
・神様のお心は広い!
・人種、言語、文化、を越えて。神学、教派的な特色、を越えて。
・違いを認めつつ、一致していくことができるように導いてくださる。
・※「聖書を土台として」という条件があるのはもちろんだが、「原則」を大切にしたい。
・神様のお心は広い。多様性を大切にされる。
・「天にいます私たちの父よ。」この呼びかけの言葉が教える3番目のことは‥
3.神様に「私たちの父よ」と祈る者同士、互いに励まし合っていくべきであることを教えています。
・神様は、私の父、あなたの父、私たちの父、です!
・お互いに神の家族!(エペソ2:18~19)
・励まし合い、支え合っていくべき。
■宣言:神様、私たちは、あなたに向かい「天におられる私たちの父よ」と呼びかけることができる者とされました!あなたのお心は広いです!私たちには仲間がいます!私たちは支え合っていきます!
2020年10月11日礼拝メッセージ メモ
■タイトル:『神様を「お父さん」と呼べるようになるには』
■聖書箇所:マタイ6:9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。』
■中心聖句:ガラテヤ3:26 あなたがたはみな、信仰により、キリスト・イエスにあって神の子どもです。
1.主の祈りの「天にいます私たちの父よ」という呼びかけの言葉は、神を父と呼べるように、神の子とされる「必要」があることを教えている。
・先週から主の祈りを学び始めた。
・「天にいます私たちの父よ」
・神を父、お父さん、と呼ぶことができる「特権」を教えている。
・それとともに(その前にまず)、神を父と呼べるように、神の子とされる「必要」を教えていると言ってよい。
・どうしたら、神の子どもとしていただけるか?
・神はきよく、聖なるお方。罪のないお方。
・神の子となるためには神のように何一つ、罪のない生き方をすればいい!
・できますか?できない! これからがんばる? いや、すでに、失格ですね!(だれでも)
・神様の基準に達することができる人はだれもいないのだから!
・神の方法がある!
・ガラテヤ3:26 あなたがたはみな、信仰により、キリスト・イエスにあって神の子どもです。
2.神の子どもとされるのに必要なことは、「信仰」です。「イエス様への信仰」です。イエス様のゆえに、神の子どもとしていただけるのです!
・神の子どもとされるのに必要なことは、「信仰」です。「信仰により」
・信仰、その本質は、頼ること!(信仰深さ、信仰の強さ、は後からついてくるもの)
・頼るべきお方に頼ればいい。
・では、その信仰とは?誰への信仰?
・原語「その信仰」、イエス・キリストへの信仰!
・「キリスト・イエスにあって」 イエス様のゆえに、神の子どもとしていただける!(神を父、お父さん、と呼ぶことができる!)
3.イエス様への信仰(「福音」)、その中身を一言でまとめるなら、「イエス様の十字架」、3つのキーワードでまとめるなら、「神・罪・救い」、です!
・イエス・キリストへの信仰とは?「福音」と呼ばれる。福音の中身は?
(あ)一言で言うなら、「イエス様の十字架」
・イエス様は、私たちの罪の身代わりに十字架にかかってくださった!そのことを信じるなら、罪が赦され、神様とともに歩める!
・イエス様は、罪のないお方であったのに、罪を負ってくださった。十字架で死なれた。父なる神から見放された。
・「わが神、どうして私をお見捨てになったのですか」
・身代わりだった。
・そして、救いのみわざの完成を明らかにするため、三日目によみがえられた。
(い)3つの言葉でいうなら「神・罪・救い」
・「神」
・天地万物を造られたきよい神様がおられる。
・「罪」
・人は、罪によって神様と引き離されてしまった!
・「救い」
・神は、救いの道を用意してくださった。イエス・キリストを信じることによる救い!
○福音には人を救う力がある!(神が働かれると、福音を聞いた人は信じる!自分で信じるのはたしかだが、信じられるようにしていただける)
・ローマ1:16 私は福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。(参考 第一コリント1:18 「十字架の言葉は…」)
・テサロニケ第二2:14 そのために神は、私たちの福音によってあなたがたを召し、私たちの主イエス・キリストの栄光にあずからせてくださいました。
○福音を学ぶ意義。
①信じようと思ったとき助けになる。
②土台の確認。感謝があふれる。
③他の人に紹介できる。
適用 ・信じましょう。信じ続けましょう。信じるようにお誘いしましょう。
■宣言:イエス様の十字架のみわざを信じるなら、誰でも、神様の子どもとされ、そして、「天にいます父よ」と神様に祈れるようになれます。イエス様を信じます。信じ続けます。
2020年10月4日礼拝メッセージ要旨
■タイトル:『主の祈り①-尊厳と愛に満ちた、人格を持たれる神様に』
■聖書箇所:マタイ6:9~15
■中心聖句:マタイ6:9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。』
・:9 だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。
1.祈るときには、まず、人格を持っておられるお方に祈るのだ、ということを思い出しましょう。
・「父よ」と呼びかけなさい。
・当然のことながら、人格を持つ者としての父が想定されている。
・神は人格を持っておられる、このことが暗に示されている。
・適用 祈るにあたって、まず、ご人格を持っておられる神様を思い起こしましょう。祈りは、ご人格を持たれるお方との交流、会話なのです。
・消極的な言い方で表現するなら…
・機械的、事務的にならないように注意しましょう。(形のみ、時間の長さを気にしすぎる、等)
・「お勤め」になってしまわないように。(義務を果たすという面に流されないように)
・具体的なヒント 「神に祈るときには、口を開く前に、まず、一息入れるべきである。」、「祈り求めようとする者は、まず手を口に当てるべきである」参考ヨブ40:4(ロイドジョンズ『山上の説教』(下)p74
・人格を持っておられる神様に祈るのだ、ということを思い出すのです。それから祈り始めるのです。
・:9 だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。
2.次に思い出したいことは、神様は愛に満ちた父であられるので、親密さをもって祈ることができるということです。
・「私たちの父よ」と呼びかけなさい。
・神は、身近なお方であられる。
・神は、愛にあふれた父であられる。
・そのお方との会話が祈りなのです。
・「祈りの…喜びは、無限の父の、無限の優しさとあわれみと忍耐、…御父の愛のうちにあるのです。」(マーレー『キリストともに』p41)
・:9 だから、こう祈りなさい。天にいます私たちの父よ。
3.もう一つ、思い出すべきことは、神様は偉大なお方であり、恐れをもって祈るべきだということです。
・「天におられる…父よ」と呼びかけなさい。
・天は場所的なことを指しているわけではない。
・神様というお方は、私たちから遠い存在であることを示している。
・私たちは地上に住んでいる。一方、神様は天におられるお方。(参考 伝道者の書5:2)
・私たちは「地」、神は「天」。次元が違うことを表している。
・神様は私たちからかけ離れた存在である!
・J.I.パッカー 「天にいます」は、神である父が永遠、無限、全能の偉大な方であることを私たちの前に示しています。
※聖書に出てくる、似たような表現
(あ)「いと高き方」(へブル語 エルヨーン) ルカ1:32、35、76、6:35、使徒7:48、申命記32:8、詩篇9:2、21:7、57:2、91:1、92:1、イザヤ14:14、
(い)「いと高き神」(へブル語 エール・エルヨーン)マルコ5:7、ルカ8:28、使徒16:17、ヘブル7:1、創世記14:18,19、20、詩篇78:35、ミカ6:6、ダニエル3:26、4:2、17、
(う)「天の神」詩篇136:26、ダニエル2:18、37、44、
・A.マーレー 「このことばは、この祈り全体の、またあらゆる祈りの鍵です。それを学ぶには時間がかかり、一生涯かかります。さらにそれを完全に理解するには、永遠という時間が必要でしょう。」(『キリストともに』p41)
【適用】 ○この祈りを祈れるようになるため、まず、イエス様を信じ、神の子どもとしていただきましょう。(ヨハネ1:12)
○神の子たちよ、この祈りができる特権を知っていますか。味わっていますか。活用していますか。
■宣言:神様、私たちは、イエス様を信じて神の子どもとされた者として、人格を持たれるあなたに対して、そして、愛と恐れをもって祈っていきます!「天にいます私たちの父よ」!