年賀はがきも発売になり、今年も締めくくりの時になりました。12月31日にすてきな一年でした。と心深く感じられるように今日から2か月弱、計画を立てたいと思います。せめて自分の周りにいる人たちの幸せの応援を少しでもできたらいいなあとおもいます。私はたくさんの人にお世話になり、迷惑もたくさんかけてきました。悲しい思いや、苦しい思いもさせてきています。残りの人生その穴をできる限り、埋めて、幸せや感謝の思いのお山を作って死にたいとおもいます。この写真は”エスサラームアライクム”アラビア語の歌で”こんにちは”サラーム”が平和であなたの頭上に平和を”という意味だとエジプト人に教えてもらいました。アラビア語が言葉に意味が深くあることが素敵です。もうひとつ”おはようございます”は”サバフンヌール””ヌールが光で”朝の光をあなたに”と聞いています。そんな思いで相手の幸せを思いながら挨拶することを挨拶というのですね。こんな思いでこの曲を踊りましょう。なつみ、のぞみ、なつこ、みわこ、ひとみ、かお、みほよ、せつこで踊りました。
美容整形の仕事をしていたK子さんは、熱心に私のスタジオに通っていた。カウンセリングの勉強をしたいと言っていた。ある時からピタッと来なくなった。何か事情があるのだと思っていた。1年後に私の声が聞きたいと訪ねてきた。”担当していた23歳の女性が自らの命を絶ってしまったと”言う。 やっと少し心の整理もでき、私に会いに来てくれた。K子さんとたくさんの話をした。美容整形に時間とお金をかける人が年々増えているという。”目を二重にするなどは、母親が連れてきたりするという。半分は男性でけっこう美形じゃないかと思える人が来たりするそうだ。一人何十万から何百万円。脂肪吸引した人はその日に帰され、一週間くらいは臨月のようにお腹が腫れるという。聞いただけでもぞっとする。どんな結果が出ようと、健康な体を刃物で変えるなどということは、人間の尊厳をまったく無視した愚行としか思えない。K子さんは、今回のことで多くのことを学べたと私に話してくれた。ブスでもアホでもビンボウでも精一杯人生を楽しんで生きること。
自分の今の命に感謝して生きよう、などと尽きぬ話をしてしまった。
坂口せつ子
2003年平成15年8月7日木曜日
高崎市民新聞連載より転載
自分の今の命に感謝して生きよう、などと尽きぬ話をしてしまった。
坂口せつ子
2003年平成15年8月7日木曜日
高崎市民新聞連載より転載