<映える・生える・栄える・這えるを三属性で使い分ける>
映える…属性ハ(第三の属性)
生える…属性ロ(用言全般)
栄える…属性ロ(用言全般)
這える…通常変換で対応(古文表現の「這う」の已然形/命令形に完了・継続の助動詞「り」の連体形「る」が接続したものでありモダリティのついた用言)
ポイント:映えるは全体と調和して引き立つの意味があり周囲と対比しているという構図があります。似た意味の栄えるは名誉・立派さなど属人的なものが対象ですが映えるの方は事物全般に使えるのでより対比的で第三の属性に当てはまります。
もう一例
<充てる・当てる・宛てるを三属性で使い分ける>
充てる…属性ハ(第三の属性)
当てる…属性ロ(用言全般)
宛てる…属性ロ(用言全般)
ポイント:充てるにはリソースの充当・振り向ける・役割につく人を立てるの意味があり人間の動作・行動というよりも采配・裁断に重きを置いていますので属性ハの第三の属性です。宛てるも人門を指示するところがありますが、手紙やメッセージを書く・送るに帰着するので一般動作とみなし属性ロとします。
もう一例
<逝く・行く・幾を三属性で使い分ける>
逝く…属性ハ
行く…属性ロ
幾…属性ハ
ポイント:逝くは標準の状態では行く-となり誤変換で困ることは減ったと思いますが、あえて言葉通り他界するの意味で使う時は意識的に属性を区別して選択することでまれな用に対応します。人が亡くなることを殊更特別視して第三の属性にしたのではなくあくまで機能上区別した方が使いやすいためです。
幾は幾年月・幾星霜などで使われる接頭語なので属性ハです。
もう一例
<看る・見る・観る・診るを三属性で使い分ける>
看る…属性ハ(第三の属性)
見る…属性ロ(用言全般)
観る…属性ロ(用言全般)
診る…属性ロ(用言全般)
ポイント:看るは気を配り世話をするなどの意味がありますが、看破する、看做すなど周辺語彙の語感には認識において包括的な捉え方を決定づける機能があるので属性ハの第三の属性にします。
☆4例通して生える・当てる・行く・見るなどのような第一候補的な読み方のものではなく映える・充てる・逝く・看るなどのように一歩マイナーな表現で、かつ認識・構造上の変化が強調された”通機的”な語句に第三の属性が割り当てられています。
これらは用例変換やコロケーションを考慮した変換でも用例が多岐に渡っておりユーザーが適切な用法のものを選び出すのが困難な場合も多くあります。このような語句の変換においても第三の属性という逃げ道を用意してあり少なくともひとつは意識的に候補が絞れる余地があるのが重要なところだと思います。
映える…属性ハ(第三の属性)
生える…属性ロ(用言全般)
栄える…属性ロ(用言全般)
這える…通常変換で対応(古文表現の「這う」の已然形/命令形に完了・継続の助動詞「り」の連体形「る」が接続したものでありモダリティのついた用言)
ポイント:映えるは全体と調和して引き立つの意味があり周囲と対比しているという構図があります。似た意味の栄えるは名誉・立派さなど属人的なものが対象ですが映えるの方は事物全般に使えるのでより対比的で第三の属性に当てはまります。
もう一例
<充てる・当てる・宛てるを三属性で使い分ける>
充てる…属性ハ(第三の属性)
当てる…属性ロ(用言全般)
宛てる…属性ロ(用言全般)
ポイント:充てるにはリソースの充当・振り向ける・役割につく人を立てるの意味があり人間の動作・行動というよりも采配・裁断に重きを置いていますので属性ハの第三の属性です。宛てるも人門を指示するところがありますが、手紙やメッセージを書く・送るに帰着するので一般動作とみなし属性ロとします。
もう一例
<逝く・行く・幾を三属性で使い分ける>
逝く…属性ハ
行く…属性ロ
幾…属性ハ
ポイント:逝くは標準の状態では行く-となり誤変換で困ることは減ったと思いますが、あえて言葉通り他界するの意味で使う時は意識的に属性を区別して選択することでまれな用に対応します。人が亡くなることを殊更特別視して第三の属性にしたのではなくあくまで機能上区別した方が使いやすいためです。
幾は幾年月・幾星霜などで使われる接頭語なので属性ハです。
もう一例
<看る・見る・観る・診るを三属性で使い分ける>
看る…属性ハ(第三の属性)
見る…属性ロ(用言全般)
観る…属性ロ(用言全般)
診る…属性ロ(用言全般)
ポイント:看るは気を配り世話をするなどの意味がありますが、看破する、看做すなど周辺語彙の語感には認識において包括的な捉え方を決定づける機能があるので属性ハの第三の属性にします。
☆4例通して生える・当てる・行く・見るなどのような第一候補的な読み方のものではなく映える・充てる・逝く・看るなどのように一歩マイナーな表現で、かつ認識・構造上の変化が強調された”通機的”な語句に第三の属性が割り当てられています。
これらは用例変換やコロケーションを考慮した変換でも用例が多岐に渡っておりユーザーが適切な用法のものを選び出すのが困難な場合も多くあります。このような語句の変換においても第三の属性という逃げ道を用意してあり少なくともひとつは意識的に候補が絞れる余地があるのが重要なところだと思います。