P突堤2

「でにをは」別口入力・三属性の変換による日本語入力 - ペンタクラスタキーボードのコンセプト解説

ここまでで重要な記事・ポイント(2017年4月6日)

2017-04-06 | 未分類カテゴリ
ここのところかなりの長文の記事が続きましたのでちょっとここらで今までの記事の中から重要なポイントを振り返ってみたいと思います。

<かな・アルファベット混在入力>
・日本語かなを担当するキーとアルファベット入力(タッチ液晶)が完全に分かれているのでかな・アルファベット混在文の入力がスムーズ。
・かな・アルファベット混在文入力時に変換キーを押すとIMEとかiPadみたいに小文字での入力文であっても適宜大文字化して変換語句を返す。

<でにをは別口入力>
・でにをは別口入力で語句の切れ目がはっきりする。文字を単に入力するというより文法情報・マーキング情報を添えて付加していくという感じ。
・キーボード盤面中央付近(やや左)に≪≫キーがあるがこのキーで左右移動させていくと(変換候補選択時)でにをはなどの別口入力パーツを飛び石的に省きながら語句の移動選択ができる。
・このときカナキーでカタカナに語句を変換したときも[でにをは部分]に無干渉に作用して目的の語句だけカタカナに変換する(例:フルに)

<三属性の変換と通常変換>
・属性イは名詞、属性ロは用言/サ変名詞/(広義の)形容詞、属性ハは通機的語句/接頭語接尾語を含む語句としているが簡単のためによろづ(イ万・ロ万・ハ万)で分類する方法も提案している。
・三属性変換は<撮る・執る・捕る・取る・採る・摂る>や<聴く・聞く>のような同根の語の使い分けはあまり得意ではない。AI変換や用例変換のような前段処理が個別的にはたらくことを期待して無理に三属性変換でなんとかしようとしない。
・同じ用言でも<誤る/合う/与る>は通機的とされる語なので(謝る/会う/預かると比較して)属性ロとは区別し新設の属性ハに分類される。語意から所属が決定される例である。
・通常変換は属性イや属性ハで変換されるであろう語句への変換は抑制し、迷ったときはどちらかというと属性ロの性質をもつ語に変換しようという指向性がある。
・それに加えて単純な用言・動詞でなくモダリティ・アスペクトの文法的ニュアンスのついた言葉は(例:並べておいた・見たい・書ける)属性ロと区別するためにあえて"通常変換"を選択し種々の派生文末に対応する。


これまでの解説をかなり端折ってみましたが、概要はわかっていただけると思います。節目となる記事ですのでトップページからリンクしている基本コンセプトのカテゴリに補足として追加しておきます。

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