--的 --感 --性 のように漢字一字の接頭語接尾語は非常に多いのですが、--さばき --仕立て のように漢字やかな複数字にわたる接辞、特に接尾語は数多く見られますのでこれらにも何らかのフォローが必要になってくるかと思います。
これらの語は接続する語句も数多く、多彩なバリエーションで接続し、いわゆる「生産力の高い辞」として機能しています。
もちろん複数字で長さがあるわけですからひとかたまりの語として認識されやすいですしそれを形ばかり見立てて接頭辞・接尾辞の拡張したものと捉えるのも構え過ぎとみられる方もいらっしゃるかもしれませんが、パーツの語頭部分の何文字かが語句区切りの誤認識のトリガーとなってしまう懸念を物理的に排除できるので(広義の)接尾語的成分として処理することも理に適っているかと思います。
今回はこういった広義の接辞について言及していこうと思います。
<二文字以上の接尾辞的パーツの例>
気取り・詣で・丸出し・下ろし・仕上げ・入り・殺し・沿い・行き・宛て・返し・待ち・通り・まみれ・含み・ごたえ
付き・がち・落ち・酔い・映え・寄り・上がり・使い・巡り・選び・暮らし・撮り・尽くし・並み・返り・帰り・増し
通い・食い・叩き・びいき・離れ・狙い・育ち・狩り・越し
…これらの語尾の中で、[名詞+接辞的パーツ]の場合は比較的わかりやすく処理も順当だろうとの察しが付くわけですが
中には語形が動詞の連用形の形で名詞として機能するものもあり(転成名詞)、活用形の見極めの[文法的処理]と接辞結合の見極め[語彙的処理]とのせめぎあいの中でうまく処理していくことが新たな問題となってくるかと思います。
今はまだこうして三属性変換の枠組みの中でどのような品詞・クラス体系を組み立てていくのか、最適形を地道に探っていくより他ないかと思います。
また、「踊り食い」や「重ね葺き」などのように複合動詞として結合した動詞などもありますが、これらはある決まった組み合わせのみの派生で生産力がそれほどない場合には、一般の動詞と同じように捉えて個別のケースとして処理していくのが適当ではないかと思います。
コンピュータで処理する上では文法的な規則があらかじめ決まったうえで統一的に文解析が行われるのがシンプルかもしれませんが、三属性変換という特色、特異点的に接尾語パーツという局所特性をうまく解析処理に組み入れるという一大命題を解決するというのは一筋縄ではいきませんので、こうして実例を挙げながら今後も検討していくことでじっくりと取り組んでいきたいと思います。
とりあえず接頭語接尾語は一文字だけの単純なものだけではない、二文字以上のものもある、文法的特色も持ち合わせている…というのがまずは示せたので本記事で接辞パーツの拡張という考え方の導入にはなったかと思います。
これらの語は接続する語句も数多く、多彩なバリエーションで接続し、いわゆる「生産力の高い辞」として機能しています。
もちろん複数字で長さがあるわけですからひとかたまりの語として認識されやすいですしそれを形ばかり見立てて接頭辞・接尾辞の拡張したものと捉えるのも構え過ぎとみられる方もいらっしゃるかもしれませんが、パーツの語頭部分の何文字かが語句区切りの誤認識のトリガーとなってしまう懸念を物理的に排除できるので(広義の)接尾語的成分として処理することも理に適っているかと思います。
今回はこういった広義の接辞について言及していこうと思います。
<二文字以上の接尾辞的パーツの例>
気取り・詣で・丸出し・下ろし・仕上げ・入り・殺し・沿い・行き・宛て・返し・待ち・通り・まみれ・含み・ごたえ
付き・がち・落ち・酔い・映え・寄り・上がり・使い・巡り・選び・暮らし・撮り・尽くし・並み・返り・帰り・増し
通い・食い・叩き・びいき・離れ・狙い・育ち・狩り・越し
…これらの語尾の中で、[名詞+接辞的パーツ]の場合は比較的わかりやすく処理も順当だろうとの察しが付くわけですが
中には語形が動詞の連用形の形で名詞として機能するものもあり(転成名詞)、活用形の見極めの[文法的処理]と接辞結合の見極め[語彙的処理]とのせめぎあいの中でうまく処理していくことが新たな問題となってくるかと思います。
今はまだこうして三属性変換の枠組みの中でどのような品詞・クラス体系を組み立てていくのか、最適形を地道に探っていくより他ないかと思います。
また、「踊り食い」や「重ね葺き」などのように複合動詞として結合した動詞などもありますが、これらはある決まった組み合わせのみの派生で生産力がそれほどない場合には、一般の動詞と同じように捉えて個別のケースとして処理していくのが適当ではないかと思います。
コンピュータで処理する上では文法的な規則があらかじめ決まったうえで統一的に文解析が行われるのがシンプルかもしれませんが、三属性変換という特色、特異点的に接尾語パーツという局所特性をうまく解析処理に組み入れるという一大命題を解決するというのは一筋縄ではいきませんので、こうして実例を挙げながら今後も検討していくことでじっくりと取り組んでいきたいと思います。
とりあえず接頭語接尾語は一文字だけの単純なものだけではない、二文字以上のものもある、文法的特色も持ち合わせている…というのがまずは示せたので本記事で接辞パーツの拡張という考え方の導入にはなったかと思います。