＊どうか小さく小さくなりますように・・・

１１日であの日から５年が経ちます・・・


何年経とうと心の傷が簡単に癒えるものではないという事は私も十分わかっています。


自分自信がそうだから・・・


何年経とうと、大切な人が逝ってしまった日の事は頭に蘇ります・・・






ずっと手を握っていると決めていたんです。


最後までずっと握ってあげてるよ・・・って思っていました。


優しかった父、肺ガンの末期でした。


意識ももう無く、いよいよお迎えが来るかもしれないという日、ずっと手を握っていたんです。


でも、私達がちょっと席を外したのをまるで待っていたかのように逝ってしまいました・・・


それまでずっと側にいたのに・・・


お父さん、どうして・・・って泣きました。悲しくて悔しくて、


どうしていない時に逝ってしまったの・・・と


でも、きっとそれは父の優しさだったのかもしれません・・・







その後も


一人、また一人・・・次々逝ってしまいました・・・


いっそ気が違ってしまった方が、記憶なんて無くなってしまえばどんなにラクかと思いました・・・


３・１１は本当に沢山の方達が命を失って、どんなに沢山のご家族が悲しみにくれた事か・・・


私と同じような思いの方が沢山いらっしゃるかもしれません。






きっと、きっと側で見守ってくれていると思うから・・・


どうか残された方達の心の傷が少しでも小さく小さくなりますように・・・