しずくな日記

書きたいなあと思ったときにぽつぽつと、しずくのように書いてます。

気怠い季節の過ごし方

2013-03-11 21:47:29 | 日記
昨日の夕方から今朝まで、こんこんと眠り続けた。
12時間。夕ご飯も食べずに眠る、眠る。
灰色の空に、薄い色の虹がかかる夢をみた。


朝、出勤したら、
3学年の先生はみんな、なんだかボンヤリしていた。
一人は、日曜に持病の胆石が悪化して朝から調子がすこぶる悪かったし、
睡眠不足なのか、机に突っ伏して寝てる先生もいた。
大変な日々がやっと終わった安堵に、寂しい気持ちが入り交じって、
何とも気怠い感じ。
この、春特有の雰囲気はとても苦手。寂しくなるから。


朝っぱらから授業があったので準備。
こうしている方が気持ちがひきしまる。
仏像の鑑賞は昨年もやった。ちょっと変化させて今年もやってみた。
1時間扱いでしかできないのがもったいないテーマだ。

授業が終わって、シュレッター祭り。
そして出席簿整理。これが意外に時間がかかる。
今日はここまでできたら良しとした。
明日から要録を3日間以内に完成させる!という目標を立てている。
そして少し休むのだ。

元クラスの生徒からメールが来る。どうやらみんな暇らしい。
笑ったのが、
「先生、やすり取りに行っていいですか?」。
篆刻のヤスリ作業、彼女はまだ納得していないらしい。


読みたいものがあったので、18時すぎ頃に退勤。
こんなに早く出られたのは、本当に久しぶりだった。
今日は3年の先生たちは帰りが早かった。
今までがあまりに遅すぎた。
ここ2ヶ月くらい、かなり遅くまで毎日残っていた若い先生は、
「近くの店にラーメンを食いにいくぜ!」と
部活が終わった18時ジャストには帰宅準備。

今日は早いね、と声をかけると、
「もう学校に用はないっすよ!」と名台詞を残し、
颯爽と肩で風を切って帰っていった。




もう学校には用はない、か・・。



読みたいものを持って、
久しぶりにコーヒーを飲みに行く。ほんと久々。
その間に、またとある元クラスの生徒からメール。

「Hello!  入院って暇ですね~!」とだけ書いてあった。


あ、そうだ。
今日から入院する生徒がいたんだった。
この生徒はずっと調子が悪くて、立っていると気持ち悪くなる。
卒業式の練習もかなり苦痛だったらしい。
保健室行きなよ、と言っても、
「練習してないと不安だから」と行かなかった。

「暇なら本とか読んだら~。読書の幅を広げる機会かも。」とおススメの本をいくつか挙げてみた。
かなり賢い生徒なので、自分が好きな坂口安吾とかこっそりすすめてみた。
あと、「◯◯さんから、篆刻のやすりやるってメール来たから、暇ならやすったら?」
と書いて送ると
「卒業したんすけど~!!」とかなりウケていた。

生徒もよりどころが突然無くなって、
自由なんだけどどことなく寂しいんだろうか。
そしてもしそうであるなら、それは私も同じだ。



ここのところ、まともにご飯も食べられなかったし、
食べたら食べたで打ち上げでのご飯だったりで胃が疲れていたので、
家で煮物。そういうのが一番落ち着く。

要録と部活会計さえ終われば、私の今年度の仕事は終わる。
あとは美術室の片付けか。


旅に出たいな。

友達と行くはずだった奈良の旅が、どうしても3人の都合がつかなくなった。
少し時間が出来ると、すぐ「旅だ!」と思う。
親に、昔から「風来坊気質」と言われるゆえんだ。
今まで仕事で縛られていたから、ちょっと自由にどこかに飛んでいきたい。


京都か長崎か。それとも両方か。海外は夏だな。
旅の空だと新しいものがじゃんじゃん心に入ってくるから、
寂しい気持ちもきっと薄れるに違いない。


































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