今でこそあいのりやラブカツ(恋愛部活)を見てクッションをボスボスたたきながら「くぁ~~っ」なんて叫んでるサビシイ女になってしまったけれど、私だってつらかったり楽しかったりやるせなかったりする恋愛をたくさんして今に至ってるんだ。
…と思ってた。
先日、大学の部活で一緒だった皆の消息を聞いた。
どこから話せばいいのかわからないくらい、恋愛網がこんがらがってた。O大オケ部総スワッピング状態。
私が1年のときの部長が当時はバイオリンのA先輩とつきあってたんだけど、その後クラリネットのB子、ファゴットのC子、チェロのD子など遍歴を重ね、今は私の1コ後輩のE子とつき合ってる…なんてのは序の口で、クラリネットのB子は部長と別れたあとトロンボーンの男性群と片っ端からつきあって、でも、トロンボーンのF男はずっとトランペットのG子先輩のことが好きだったんだけどチューバのH男が巨乳好きとかでG子先輩を奪っちゃって、それで、同じパートのI子がF男のことを慰めるうちになんとなくそういう関係になってきたと思ったら部長にフラレたD子がそれをかすめとり…、
…もういいよ、吐き気してきた。
だいたいオーケストラという部活動は、引退したあともOBオケというコミュニティで活動を続けるので、この恋愛相関図も幅広い年齢層の人々が関係する多重構造だったりするのだ。
よくこんな濃い人間関係を形成しながら仲良くOBオケ活動を続けられるもんだ。
あんたら、家族か?
私は同じ趣味の人とはつきあわないので(カレシが部活外の人だった)、オケ部の恋愛事情を客観的に俯瞰的に見つめられる位置に立つことができた。あんなどろどろ愛憎劇に巻き込まれなくてよかった。
ところが、先日中学の友だちとご飯を食べたとき、私の知らなかった事実が明かされた。
私はH君のことを好きだったのだ。それは覚えてる。だけど、H君はF子のことが好きで、F子はK君が好きだったけどK君とY子が当時つきあっていて、K君が転校したためにZ君がY子に告白し、(そしてここら辺で中学を卒業して高校時代に突入するんだけど)早い話、Z君は女子全員と順繰りにつきあってた…のだそうだ。ここでも総スワッピング状態だったのだ。
「え?なんでこの話、私が今まで知らなかったの?」
「リカコは、この人間関係図の発端だったからね。」
つまり、私はH君を好きだったけれど誰も私のことを好いていなかったので、私は人間関係図から盲腸のようにピンとはみ出た存在だったのだそうだ。
たしかに、H君は私の妄想日記の中では大活躍してくれたけど、私は空想の世界で満足していたので、実物に「好き」と言った覚えはないなぁ。
どろどろ人間関係はイヤだけれど、ひとり蚊帳の外にいるのもさびしいものだ。
あいのりやラブカツに一生懸命になる自分って、未だに蚊帳の中に入れない恋愛対象外の人間なんだ…と思ってしまった。
追伸 今日は細切りポテトのホットケーキを作りました。
(イモ細く切って、塩コショウして、焼くだけ)
…と思ってた。
先日、大学の部活で一緒だった皆の消息を聞いた。
どこから話せばいいのかわからないくらい、恋愛網がこんがらがってた。O大オケ部総スワッピング状態。
私が1年のときの部長が当時はバイオリンのA先輩とつきあってたんだけど、その後クラリネットのB子、ファゴットのC子、チェロのD子など遍歴を重ね、今は私の1コ後輩のE子とつき合ってる…なんてのは序の口で、クラリネットのB子は部長と別れたあとトロンボーンの男性群と片っ端からつきあって、でも、トロンボーンのF男はずっとトランペットのG子先輩のことが好きだったんだけどチューバのH男が巨乳好きとかでG子先輩を奪っちゃって、それで、同じパートのI子がF男のことを慰めるうちになんとなくそういう関係になってきたと思ったら部長にフラレたD子がそれをかすめとり…、
…もういいよ、吐き気してきた。
だいたいオーケストラという部活動は、引退したあともOBオケというコミュニティで活動を続けるので、この恋愛相関図も幅広い年齢層の人々が関係する多重構造だったりするのだ。
よくこんな濃い人間関係を形成しながら仲良くOBオケ活動を続けられるもんだ。
あんたら、家族か?
私は同じ趣味の人とはつきあわないので(カレシが部活外の人だった)、オケ部の恋愛事情を客観的に俯瞰的に見つめられる位置に立つことができた。あんなどろどろ愛憎劇に巻き込まれなくてよかった。
ところが、先日中学の友だちとご飯を食べたとき、私の知らなかった事実が明かされた。
私はH君のことを好きだったのだ。それは覚えてる。だけど、H君はF子のことが好きで、F子はK君が好きだったけどK君とY子が当時つきあっていて、K君が転校したためにZ君がY子に告白し、(そしてここら辺で中学を卒業して高校時代に突入するんだけど)早い話、Z君は女子全員と順繰りにつきあってた…のだそうだ。ここでも総スワッピング状態だったのだ。
「え?なんでこの話、私が今まで知らなかったの?」
「リカコは、この人間関係図の発端だったからね。」
つまり、私はH君を好きだったけれど誰も私のことを好いていなかったので、私は人間関係図から盲腸のようにピンとはみ出た存在だったのだそうだ。
たしかに、H君は私の妄想日記の中では大活躍してくれたけど、私は空想の世界で満足していたので、実物に「好き」と言った覚えはないなぁ。
どろどろ人間関係はイヤだけれど、ひとり蚊帳の外にいるのもさびしいものだ。
あいのりやラブカツに一生懸命になる自分って、未だに蚊帳の中に入れない恋愛対象外の人間なんだ…と思ってしまった。
追伸 今日は細切りポテトのホットケーキを作りました。
(イモ細く切って、塩コショウして、焼くだけ)