波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

うねりが来る・・・

2009年08月31日 | 2009年釣行記

 今回は、『瑠璃色の渚~房州カゴアジ放浪記』というブログを書かれている izuさん との初釣行。

 

 南房磯での釣りを体験したいとのことだったので、少ない引き出しの中から比較的は入りやすい白浜の磯を選択。

 

 土曜日とあって、釣り座の確保を考えて昼過ぎに釣り場に入り、目的の釣り座にチャランボを立て、後から入磯してきた人(ウキフカセ)に夜釣りであることを告げて釣り座を譲り、駐車スペースで釣り談義。

前回の初対面のときは夜中で時間も短かく不十分だったが、今日はたっぷりと時間があり釣り以外のことも含め密度の濃い情報交換ができた。
見た目は落ち着いているが、話の節々には釣りに懸ける思いが迸り、若い活火山のようなエネルギーを感じる青年だ。

 

Ca3a0342
  

「・・・さてと、そろそろ行ってみますか?」

 

 
「・・・・みましょう!」

 

 
 16時30分ころから再入磯、日没まで時間があるので先ずは弓角を投げてみる。
ウキフカセの人のコマセにイワシらしき魚影があるので・・・

 

何かあるかもしれない・・・

 

 
と思っていると・・・・

 

 
ククンッ・・・という感触の後、ビビビビッ・・・と振動を伴う軽い引き・・・

 

ソーダか鯖の小型か?と思って抜き上げてみると・・・・これ!

 

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23cmあるかどうかというショゴ!

 

  
小型ながら、カンパチの証である隈取が美しい。
 
2尾目を期待したが、気持ちに焦りが出たか投入ミスで仕掛けを飛ばしてしまったので、ここで弓角は終了。

 

 
アジの準備を整えて日没を待つ・・・

 

 
どどどぉぉ~~~んんん・・・・

 

 
 風は左から弱く吹いているが、台風11号からのウネリが早くも到達していて、10~15分間隔で普段にはない大きさのウネリが来る。

 

ある程度は予想はしていたので潮位を含め撤収のタイミングを常に頭に入れながら17時30頃開始。

 

まだ、夕焼けが残る18時頃、ワシに20cmほどの小型が来る。

 

Ca3a03441

 
これを皮切りに25cm前後がポツポツと上がり出し8時頃までに6尾。

 

 izuさんも出だしは慣れない釣り場に調子が掴めないようだったが、次第に本領発揮!
あっという間に同数になる。

次第に調子が上がってくる状況に思わず・・・

 

「今夜は、クーラーが1個じゃ足りないかもよ。」
 

 

 
などとナメた口を叩いたのが恵比寿様の癇に障ったのか、その後は今年のいつものパターンで1時単位でアタリが来る程度に変貌。

(それでもナメた口を叩かなかったizuさんには、ワシがコンビニに買出しに行ってる間に、恵比寿様から尺アジのプレゼントがあったそうな)
 
 

しかもウネリの強さ大きさが増し、間隔も短くなってきた。
更には底荒れが始まったのか、海藻がラインやウキに絡まるようになり23時過ぎに撤収。
コマセも付け餌も残ってしまっているので、ウネリを避けられるところへ小移動。
 
 

 しかし、こちらはほとんど潮が動かずで、コマセが効くとフグやネンブツダイが邪魔をする。

 

Ca3a03451

 
なんとか2尾確保した頃・・・・

 

「こんばんは~釣れてますか~」

 

「・・・ん?・・・ええ・・・パッとしないっす・・・あれ?・・・ロコパパさんじゃないの!」

 
 
暗闇のシルエットが軽装備のルアーマンのようだったので、思わず別人かと思ってしまった。(笑)
 

「izuさんですか?初めまして!」

 

「ロコパパさん、初めまして!」
 

 この時点で時間は午前2時を過ぎ、ワシは既にバッテリー切れ状態、 

・・・・しかし出会ってしまった?のは、

  

南房アジに燃える 若き活火山 と 火力発電所
 

ヨレヨレのワシが入る隙のない、怒涛の双方向大容量データ通信?が始まる。(笑)

 

 
 
 
 その後、ロコパパさんが転進してからも状況は変わらず、しばらくして本日のカゴアジは終了、izuさんとは予定ではここまでだったのだが、団子釣りを見たいというので、内房まで移動して仮眠、午前6時から内房某所にて前回の残りのコマセを使い開始。
 
しかし、8時頃まで前回同様まったく気配がない。
マイワシとウルメイワシの群れが入っているようで、ファミリーのサビキには次々と掛かっているが、底にある団子には餌取りすら寄らないようだ。

 

「爆睡しちゃいましたぁ!あはははっ!」

 

・・・と起きてきたizuさんに良いところ見せたい・・・と思ったが・・・

 

「だめだぁ・・・餌も取られないよ。」

 

izuさんは見物がてらカワハギやウキフカセの仕掛けを試してみたり・・・時折小雨のパラつく中、まったりとした時間が過ぎていく・・・

 

 

 

ピシッ・・・遠矢TD45の動きに竿を持つ手が反応した。

 

「・・・おっ?やっと食ったけど・・・小さいな・・・・ヒイラギか?」

 

手のひらサイズのチンチン!
 
 

 
「おっ!居たいた!」

 
秋の訪れを感じさせてくれる小さな愛嬌モノだ。
 
 
 次第に活性が出てきて、団子をつつく前アタリも確認できるようになり、チンチンばかりだが4尾追釣!
 
カカッ・・・という、食い上げたようなアタリに合わせると結構強い引き!
 

「あっ・・・メジナですね!」
 
 
izuさんに玉網入れしてもらったのは、30cmをチョイ欠けるほどのメジナ!
 
港湾部特有のでっぷりとした魚体だ。

更に連続して一回り小さいのも来た。

 

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コマセが無くなりかけた頃、調子が出てきたのでよせばいいのに団子釣りの解説・・・

 
「ほらね。・・・今、前アタリが出てるでしょ?・・・うん・・・今、割れた。・・・・ほんで・・・」

 

ピシッ・・・・

 

「今のが本アタリ、見たよね。・・・これも小さいチン・・・あれ?」
 

 
・・・そう、上がってきたのはニタァ・・・と笑ったゴンズイでした。

 

「・・・・・・・・・」

 

「まっ、この辺りで止めろって事だね。・・・あはははっ・・・」
 
 

Ca3a03471

 

真っ白くなった空気を笑いで誤魔化そうとする虚しい策略が、めまぐるしく形を変える雲の切れ間に吸い込まれていった。

 

 

 

 
日時:2009年8月29~30日 長~若潮

場所:南房某所

釣果:アジ20~28cm×9尾、ショゴ23cm×1尾(弓角)

場所:内房某所

釣果:チンチン15~20cm×5尾(致命傷のだけキープ)、メジナ25、28cm各1尾。


釣人・・・それぞれの夏。

2009年08月17日 | 2009年釣行記

ようやくやってきた程よい風向きの凪日、昼前に準備をしようと動き出すと、ガラス越しに何やら動く影・・・・

 

出た!・・・た・・・タヌキ!狸!

 

  

痩せているが夫婦なのか2匹で庭の雑草に顔を突っ込んで何かを食べている。

携帯のカメラをそっと向けると、1匹は気配を感じて逃げてしまったが、なんとか片割れのカメラ目線のショットを確保。

 

Ca3a03201_3

  

やっぱ画像が粗いね~

 

そんな珍客を見送ったあと、渋滞の都内を抜け→アクアライン→金田より一般道→木更津で昼食(王将で餃子定食)→128号岩井よりバイパスの渋滞を避け県道に入り→白浜へ

 

16時に目的の磯に着くがすでに駐車スペースには普段の倍以上の車!

 

とりあえず釣り座の確保に走る。

広さの割には釣り座となるスペースの少ない南房の地磯、なんとか釣り座を確保したのが17時頃、うねりが多少あるが風は左後方からで問題なし。

Ca3a03221

 

・・・・期待が膨らむ

 

 

・・・・でも3時間後、

 

・・・萎む・・・

 

「食わね~・・・」

 

前回のタナは浅かった。

しばらく2ヒロから70cm位までを試行錯誤していたが、ようやく21時過ぎに1ヒロ半で23cm程の第1号が来た!

30分くらいで2尾追加、しかしまた食わなくなる。

 

この頃に夕方電話で・・・

 

「どうしよっかな~」

 

「行かないで後悔するのと、行って後悔するのとどっちが良い?」

 

「・・・・行く・・・」

 

・・・と言っていたHIDEさんが到着、最近恵比寿様に可愛がられている彼をもってしても状況は変わらず、1時間くらいに1度群れが通過するような状況で、その時に餌が入っていれば釣れる・・・といった感じだ。

サイズも23~25cm程ものが多く30cm超えるものは出そうな気配がない。

 

それでも、やめようか・・・と諦めかけた頃にウキが入り、午前2時頃までに5尾を追加。

 

Ca3a0324

  

夕方から始めていたため体力とコマセが切れてしまい、HIDEさんに荷物番を頼んで、別のエリアに入ったizuさんに会いに行くことにした。

 

「こんばんは!・・・初めまして」

 

ここで、同行されていたB・サーフさんとも初対面。

 

「どうでした?」

「いや~、0時頃にようやく少し出ましたけど、そのあとさっぱりです。」

「へへへ、アジはポツポツですけど、良いのが獲れましたよ。」

 

 ・・・と云いつつ、B・サーフさんが見せてくれたのは・・・なんと小玉スイカほどのアカメフグ!

なんと、ご自身で調理されるとのこと!

  

僅かな時間だったが、昔からの友人に再会したように、楽しく中身の濃い情報交換ができた。

 

午前4時頃、HIDEさんの待つ磯に戻ると、状況は変わらず1尾追加したのみとのこと。

こちらもカゴは諦め回遊魚狙いで明るくなるまで弓角を投げるが不発。

 

駐車スペースに戻り、片付けつつ深夜に南房入りしたKPさんに電話すると・・・

 

「ここですよ~♪ 手振ってるの見えますか~」

「なんだ、近くに来てたの!」

 

前夜の20時過ぎに電話があり、その時点で釣り場は混んでるしアタリは無いしなので、てっきり早朝からの回遊魚のみかと思っていたら、ワシが移動した午前2時前くらいに既に来ていたらしい。

ここで、KPさんは回遊魚メインで更に移動、HIDEさんも大きく移動してサヨリをやってみるとのことなので、夕方からのオフ会での再会を約束して一旦解散。

 

この日は午後6時からサヨサヨ水産の夏のオフ会があるので、午後になると上りは渋滞が予想されるため早めに市原まで戻り、江戸遊さんというスーパー銭湯で休憩。

 

これがなかなかヒット! 釣り人にとって真夏の直射日光は車内温度を上げるため、露天の駐車場の銭湯では、車内に残した釣果や道具などが危険な状態になるが、ここは立体駐車場のため、屋上で無い限り陽光に曝されない。

しかも仮眠室がある割には値段もリーズナブルなので、今後もちょくちょくお世話になりそうだ。

 

そして、いよいよサヨサヨ水産夏のオフ会へ・・・・

 

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たくさん食べて、たくさん笑って、たくさん釣れない言い訳を(お前だけだろっ!・・て?)語って・・・・

 

気がつけば 木更津の花火大会 も終わっていた。

 

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共通の趣味を軸にして人の輪が広がっていく、他のジャンルでも珍しいことではないと思うけど、ここに来る人は皆おおらかで親しみやすい。

 

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・・・ん?・・・木更津・・・・狸・・・???

 

あとで、オフ会の画像をよく確認してみよう。

狸の宴会に紛れ込んで、美味そうに葉っぱを齧っているオッサンの画像があるかもしれない。

  

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日時:2009年8月14~15日 小潮

場所:南房某所

釣果:鯵23~28cm×8尾

 

 


砂になりたい・・・

2009年07月27日 | 2009年釣行記

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土曜日の朝・・・

 

「私をおいて行ってしまうのね・・・」

 

「すまない・・・園子、今回の任務には危険が多すぎて、釣れて行けない・・・いや、連れて行けない・・・」

 

Boooooonnn! と一気に時間は21時にジャンプ!

 

暗闇の某所、濃霧がその異様さを増幅する。

 

その漆黒の闇の中から泳ぐように・・・ゆっくりと1台の車が滑り出てきて、ワシの車に横付けされる。

 

・・・ヤツだ。

 

「ここじゃまずい・・・あの岸壁までいって話そう・・・」

 

エージェントSは、小声でそういってウインドーを閉めた。

 

昨夜から潜入している他のエージェントから得た情報を一通り聴き終わった後、互いの任務を確認して明朝に再びコンタクトすることとなった。

 

今回の任務は、南房の秘宝「黄金の魚」の略奪と、秘密結社メタリックスの拠点への攻撃。

どちらもSランクの任務だ!

 

 

 

あ~あ、・・・なんて書き出しただけで虚しくなってしまいました。

えーえーそうですとも、釣れませんでした!

はいはい、夜の鯵も、未明からのカイズも、かすりもしませんでしたとさ!

 

 

 

 

 

「お帰りpingちゃん、大変だったわね!」

 

「・・・園子・・・君が正しかった・・・」

 

 

南風のバカヤロ~

Ca3a0309  

 

解っていて同じことを繰り返すワシ・・・

でも、今年の気候はなんかおかしいでしょ?

南風がず~っと吹いてるし・・・海藻も少ないし・・・  えっ・・結局言い訳かって?

 

 

ああ・・・砂になりたい・・・

 

 

 

 

 

 

 

日時:2009年7月25~26日 中潮

場所:南房某所

釣果:Wぼ~ず! 

 

(画像が関連するのは気象のみです。本文とは関連がありません。)


zero・・・そうだったのか!

2009年07月12日 | 2009年釣行記

 帰りに立ち寄った川下港付近から見た野島崎方面。

Ca3a0304  

 

不調の南房アジ、それでも大型が釣れるこの時期、週末の予報が良いとどうしても体が動いてしまう。

 

今回は当日になってから、HIDEさん、keiさんが次々と道連れを志願?してきた。

 

釣り場に着いてみると土曜の20時というのに、釣り人は疎らで、お気に入りの釣り座が難なく確保できた。

そして足元には真新しいコマセの後、ついさっきまでここに誰か居たような形跡だ。

 

・・・おかしい。・・・釣れなくて移動したのかな?

  

前回が前回だっただけに、ショックもなかったがこの時点で今日も厳しいと先入観を持ってしまった。

 

「いよ~久し振りだなぁ! まともに釣りに来たのは!」

 

とkeiさんがHIDEさんと共に登場。

 

「ういっす!ここがこの時間で空いているとは思わなかったよ。」

 

今回は一番潮上になる釣り座にワシ、続いてkeiさん、潮下にHIDEさんの順で入り、ワシは前半はコマセ係を担当し、まずは久しぶりに南房アジをやりに来た二人に、渋い中でもなんとか釣果を上げてもらい、《恩を売って支配下に置く作戦・・・》を開始。(人間ちいせ~)

 

『今夜も釣れて5尾くらいかな・・・』

 

・・・と思いつつ、投入を繰り返すこと数投、keiさん達もようやく準備が整い3人のウキが波間に漂う。

多少ウネリが残っているものの、風は背後からで潮の流れも程よい感じ・・・

 

keiさんに最初に来たのはネンブツダイ。

 

「あ~金魚だよ。」

 

「今年はそれが多いんだよね。」

 

・・・また前回のパターンか・・・と思ったら・・・

 

「おっ?・・・食ったよ・・・うん、乗ってる!」

 

・・・と、keiさんにレギュラーサイズ25cm!

 

「えっ?・・・マジですか?・・・ワシのコマセが効いたよね?ねっ?」

 

「おっ?・・・また食ったよ!」

 

「あっ! こっちも食いましたよ!・・・・ん?・・・でかいかも?」

 

HIDEさんが釣り上げたのは、よく太った34cmの大鯵!

 

「ええ~っ!で・・・でかいね!」(・・・今日はどうなってるの?)

 

以前のような爆発的な入れ食いには程遠いが、明らかに前回の釣行とは状況が一変している。

 

この時点で、姑息な作戦は撤廃! 《ワシもワシがワシのアジを釣るのだ!作戦》に変更!

とにかくアタリの出る狭い範囲を3人で集中して攻めるので、投入ミスや回収時のライン交錯で、 タイムロスをすることもあるが、20時30分~翌3時30分頃まで、誰かの竿にポツリ・ポツリとアタリがあり、飽きることなく7月の早い朝を迎えられた。

 

圧巻だったのはHIDEさん、総数は10尾と三人の中では最も少なかったが、34cmを筆頭に30cmオーバーを5本揃える大活躍!

 

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駐車スペースで片付けをしながら話していたら、なんとほぼ0タナ・・・、つまりウキとカゴとの間隔をほとんど開けていないで釣っていたそうな・・・

 

云われてみれば、初めて南房アジの洗礼を受けた磯は超浅場だった。

エサを食って水面を飛んだアジが今でも脳裏に焼き付いている。

 

タナ1ヒロ半で始めたワシにはなかなか序盤でアタリがなく、潮位が下がるのに合わせて・・・と思い1ヒロに上げた時点からアタリが頻発してきた。

keiさんもほぼワシと同数釣っているが、常にラインを張り誘いを掛け続けるスタイル・・・要するに同じウキ下でも仕掛けが常に浮いた状態になっている。

 

ワシも3人なので交錯したりするため結構ラインを張り気味にせざるを得なかったのが結果的に浅ダナを攻めることになった。 

 

「次回はサヨリンでやってみようかなぁ・・・」

 

と大真面目に語るHIDEさん。

 

あると思います。

 

 

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長いこと同じことを繰り返していると、先入観が邪魔をして自然な変化が見えなくなる。初心に帰ろう。

 

日時:2009年7月11~12日 中潮

場所:南房某所

釣果:鯵25cm前後×14尾

 


もう釣りなんてしない・・・? 南南西の風&うねり2m

2009年07月07日 | 2009年釣行記

今回は久々に単独行か・・・と思っていたら・・・

 

 
「海辺のオープンカフェでお持ちしてますわ・・・」

 

・・・と、桜 園子さんからのお誘いが!
 
 

 かみさんに悟られないように、そそくさと準備をして向かったのは南房某所。
現地着くとオープンカフェには人気は無く、園子さんとお友達のⅠさんの2名が既に釣り場に待機していた。

 

 予報は南南西の風が4~5m、うねり2m・・・とあったが、釣り座に立って改めて海を観るとそれよりやや荒れている感がある。

到着した16時はちょうど満潮、ウネリが気になったが足場になるところは乾いていたので、可能と判断。

 

Cimg34602_3

 

最初は、サラシを狙ってルアーを投げてみたが、開始早々に風にあおられ失速、更に波にもまれて根掛り・・・・回収不能。(ToT)/~~~

 気を取り直してカゴを投げ始めたが17時過ぎて小メジナ、小鯖・・・

 

「前回と同じパターンならそろそろ鯵が・・・」

 

と思って・・・思って・・・思って・・・ウキに灯を入れて・・・思って・・・思って・・・あれ? 食わんでないの?

 

気がつけば20時過ぎ・・・

 

「はぁぁぁ~~・・・・」

 

ため息だけが空のクーラーを満たしてゆく・・・

そんな中、携帯が鳴る・・・

 

「良かったら、カフェでディナーをご一緒しませんこと?」

 

また園子さんから!

園子さんと&Ⅰさんは、いつのまにか海辺のカフェに休憩に戻っていて、ディナーを用意してくれていた!

 

 席に着き夜空を見上げると、最近にしては珍しく雲が切れて月がよく見える。

オリエンタル風のパスタをメインにした軽いディナーをご馳走になり、食後のコーヒーを楽しみながら、状況分析・・・。

 

外房から南房にかけて全般に低調。
魚が回っている感じがしない。
居ても群れが小さい。

 

長くこの釣りをやってきたお二人をしても、今年の状況は異常のようだ。

 

嘆いていても、竿を出さねば魚は釣れない。

 

休憩が功を奏したか、数投しても餌が残ってきた(フグの攻撃が和らいだ)と気付いた直後にアタリ!

 

Cimg34631_2

 

園子さんに撮ってもらったのは25cm弱のここではやや小ぶりの鯵

 

「やっと来たよ! さあ! 始まるぞ!」

 

と気合を入れた・・・・が、続かず。

それでも、姿を見たので集中してそのラインを責める。

・・・・流し切って、仕掛けを回収する前のひと煽りにアタリ!

 

ズシュルルッッッ!・・・とラインを引き出す!
途中でリールを巻く手を止めさせるような引き込みを見せて上がったのは、31cmの良型!

 

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そしてまた数投のインターバル後にアタリ!

今度は25cmほどのレギュラーサイズ。

 

園子さんも釣り上げたが掛かりが浅かったのか抜き上げた直後に外れたらしく、

 

「あ~やだぁ~!」

 

・・・と云ってる間に前下がりの磯をすべって海へ・・・残念。

 

そしてまた中抜けがあってアタリ!
更に強烈な引きで上がってきたのは久々の尺鯵33cm!

 

・・・・と、文字に上では活発にアタリがあるように見えるが、実際には3時間近くかかっている。
30分に1回のアタリを信じて待つというのがどういうことかは、先輩諸兄はお判りことと存ずる。

 

その後、園子さん&Ⅰさんは・・・・

 

「もう!鯵釣りなんかしてあげないっ!」

 

ご機嫌ナナメ&門限?もあって帰宅され、1人釣り場に残ることに・・・。

 

 園子さんのご機嫌をとりなす為にも、なんとか次に繋がる結果が欲しいと思ったが、穏やかになりつつあった海に再び南西風とウネリが舞い戻り、最後はフグも寝床に帰ってしまったような激渋状態になった。

 

 日付も既に変わり、うんざりして竿を置いて高所から見渡すと、さすがに月曜日の未明だけあって海岸に人の気配は無い。

 

「やめよっ!」

 

 実は前夜から持病のアレルギー性鼻炎が再発してくしゃみが止まらず、辛かったのもあってここで終了。

 

Ca3a03021

  

 久しぶりに尺鯵には出会えたが、本来ならもっと数がまとまってもおかしくない夜だった。

唯一のマイナス要因は南西風か・・・逃げ場の選択肢も用意していたが、吹き方が中途半端だったので気持ちが動かなかった。

<南西風>・・・何度このキーワードで振られて来たことだろう・・・

涙の理由は、鼻炎のせいだけじゃない・・・

  

</object>

 

 

日時:2009年7月5~6日 中潮

場所:南房某所

釣果:鯵25cm前後×3尾、31cm・33cm各1尾