「これから来るの? 西風が強くて疲れたから止めるところよ・・・」
とは桜園子さん、それでも夕方に閂サヨリを数本上げたとのことだったので、先ずは湾奥某所へ!
22時前、駐車スペースに着くと、園子さんは帰られた後だったが、【堤防のアイドル】園子さんのファンらしき人から声を掛けられた。
「練馬から来る人ってあんたかい? よろしくって頼まれてさぁ・・・」
「そ、そうですが・・・すいません」
訊けば、車の中で風が落ちるのを待っていたそうだ。
そんな状況だったので釣場はガラガラ、ファンクラブさんから少し離れていつもの場所へ入る。
そこへ南房からやはり風に追われてきたizuさんが登場!
アジ狙いには最強のパートナーだ♪
釣り始めは向かい風でポイントへ届かず苦戦したが、ほどなく追い風に変わった。
「ん?・・・来ましたよ♪」
「おっ・・・速っ!」
流石izuさん、ポイントに入れば秒殺!
こちらは仕掛けのコンセプトも違うので同じようにはいかず、ポツポツとおこぼれ拾いのようにアジやメバルを追加する。
そんな中、青イソメのちょん掛けが頭を残して食いちぎられることが続いた直後、
グイィィ~ン・・・
という引きで35cm弱のサヨリ!
その後、サヨリ仕様に餌付けしたところ・・・
バシュッ!
音が聴こえるくらいの勢いでLEDが横っ飛び!
上がってきたのは40cm超の閂サヨリ!
夜に続けて釣れたのも、アジ場でサヨリが釣れたのにもびっくり!
「そろそろ行きますか?」
「そうしますか」
実は今回は翌朝からのダンゴ釣りがメイン、集合場所の内房某所へ向かい、izuさんの後をついて近道を抜け2時過ぎに現地へ到着、西強風の影響か西向いの堤防は濡れているが、こちら既に風が弱くなっており、そのまま仮眠をとる。
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ダンゴは6時過ぎから開始!
潮はかなり濁りがきつくカルピスのようだ。
水温も高めのようなので、期待をこめて投入を繰り返すが・・・・
・・・・・
投入を繰り返すが・・・・
・・・・・
投入を繰り返すが・・・・
・・・・・
投入を繰り返すが・・・・
・・・・・
豆乳を栗返すが・・・・
・・・・・おっと・・・
あれ?釣れんがな・・・・
釣れてくるのは小さなコトヒキ・ゴンズイ・ヒイラギ・・・・
それも希薄な感じだ。
でも、いつも2時間くらい経ってから動きが出てくることが通常の釣りなので、根気よく打ち返していると8時過ぎに、ようやく弱い前アタリ・・・・
浮上後・・・・ススッ・・・入るのに合わせたのがこれ!
やっときたのがこのサイズとは・・・
苦戦を強いられそうな状況に場所変えをするべきか迷う・・・実はこの後ロコパパさんも合流して3人で投げる予定だったので、動くなら早い方が良かったのだが・・・
そこへsukeさんが
「おっはよ~どう?」
「ダメっすね~」
「うう~~~~ん・・・」
台風前は好調だったイカもややスレ気味とのこと、祝日は釣り人も多いし・・・
あれこれ話している間に他にも同業者が数名来て、迷わず道具を置いて始めているところを見ると実績が無いわけでもなさそうだ。
『粘ろう・・・』
そう思って、黙々と打ち返す。
潮が満潮に向かい、徐々に沖から澄んだ潮が入って来た。
合わせるように餌取りも増えだして、コトヒキが煩わしいほど掛かってくるようになった。
軽く押さえ込んだ後、スパッと消えるアタリに即合わせを入れているがほとんど空振りなので、一度そのまま送り込んでみたら・・・これがビンゴ!
しかし、先ほどの手のひらサイズ・・・
やっちまった感が心を支配してきた頃、ロコパパさんが登場!
「いや~昨日は爆風でしたね~サーフもイカもパッとしませんでしたよ」
「○○に車あったよね?へへへ・・・」
どうやらsukeさんと同じ場所の裏表でエギを投げていたそうだ。
その後は、sukeさん以外の3人体制で団子を続行するものの、餌取りだらけでご覧の通り・・・
・・・・んなわけない!
こちらは漁港内に置いてあった廃棄処理待ちの箱のようで、ベラ・ギマ・アイゴ・カゴカキ・小鯖・etc 既に傷み始めている。(もったいね~)
トゲがあるお魚が多いので、鳥たちも群がっていますがもてあましている様子
『アイゴなんかいいサイズなんだけどな、これなら煮魚定食でにして出せるのに・・・』
アイゴ好きのワシは思わず手が出そうになった。(笑)
実はマイミクのマサさんに、ここからそう遠くない某所で大アイゴが出ている情報を貰っていたので、 もしかして・・・と都合の良い期待をしていた。
もちろんそうはいかない。
気がつけばお昼過ぎ、お腹が空いてきた。
狙いはカイズクラスだったが、一通りチンチンながら型を見たので団子も終了。
道具を片付けても話が尽きないロコパパさん・izuさん・sukeさんと、金谷フェリー港近くのガストで遅い昼休憩、たしか前にも似たようなメンバーで釣れなかった言い訳を相談し合ったような記憶が・・・
気の遠くなる情況を振り払うように、なんとか気を取り直し、夕陽をバックに東京湾フェリーがゆっくりと着岸するのを窓越しに見ながら、このあとの身の振り方を相談する。
「○○にイカがいるからやってから帰る?・・・」
「ちょうど夕マズメだし?・・・」
「どっちみち高速は渋滞だし?・・・」
「ワシも・・・いやいや、夕方から留守番頼まれてるから帰る・・・」
・・・とここでお別れ、いや~確かに帰りは渋滞にハマったけど、あれからまた竿を振る体力は残ってなかった。
かつてはチンチン~カイズながら20~30尾、極端なときは50尾近く! しかも半日で釣った経験のある場所だったが、ここ数年は底の状態や港内奥の環境が変わったせいか、釣期が短くなってきている。
今年は海水温が高めに推移している中でこの情況だ。
変わらないのは、釣りバカ=楽観的予測 ・・・だけ?
日時:2010年11月2日22時~翌1時 若潮
釣場:湾奥某所
釣果:アジ20cm前後×7尾、サヨリ33cm・40cm各1尾、メバル×3尾
日時:2010年11月3日6時半~13時半 中潮
釣場:内房某所
釣果:チンチン×7尾(針を飲んでしまった2尾のみキープ)、コトヒキ・シマイサキ・ゴンズイ・ヒイラギ多数