8日の夕方、仕事が一段落したところに・・・℡
「内房で何箇所か回ってみたけど・・・。」
・・・とは、シロギス狙いで釣行していたkeiさんから
早ければ8日の午後から出ると伝えていたので、合流できるか?との連絡だったが、残念ながら受けた場所は事務所だった。
「多少雨が降ったから、濁りはあるよ。・・・ところで忙しいの?・・・」
前回の釣行から2ヶ月開いた上に、恒例の夏のオフ会にも参加できなかったため、体調のことまで心配をされてしまった。
プライベートを含めいろいろと行事が重なってしまったためで、体調も万全だから大丈夫、心配してくれてありがたい。
思えば、そんなkeiさんと初めて釣行したのがここの団子投げ!
昨年は今頃から良い釣果があったので、今年もそろそろ?
しかし、なかなか現実は厳しい。
前夜遅く釣り場ついて仮眠⇒午前4:30起床、堤防に道具を置いて用意をしているのは自分だけ・・・
と思っていたら・・・
「おはようございます!」
ゴマちゃんさん登場!
「おはようございます! ・・・最近どうすか?」
「う~ん、餌とリがね~サンバソウ(石鯛の幼魚)が多くて・・・陽が高くなるとイナッコ(鯔の幼魚)がね~・・・一日で2枚とか・・・」
前回(7月)はヒイラギの猛攻に辟易だったが、今回は更なる強敵が待ち構えているようだ。
先に来ていたワシの方が準備に時間がかかり、ゴマちゃんより遅れて実釣開始!
今回も自作カヤウキ「舞烏賊Ⅱ」を装着、付け餌は、オキアミ・アカイソメ・コーンの3種を用意、まずはオキアミで様子を見る。
高水温期特有というか、餌取り共が猛烈に団子を突く前アタリが一投目から出る。
団子が割れ、ウキが浮上した直後のアタリも・・・・
カカッ・・・ツン・・・
といった動きは大きくても軽いアタリばかり・・・
それを見切って本アタリを待っても既に素針にされているようで、シーンとなってしまう。
回収してみるとオキアミは跡形もない。
試しにアカイソメを小さく付けてみると先ほどの軽いアタリの後・・・
スパッ!
消し込むアタリ!
・・・で、あがってきたのがコレ
サンバソウ、シマダイとも呼ぶけど標準和名ではイシダイ(石鯛)ですな。
「コレがね~」
「もう少し大きければ何尾か持ち帰る気になるけどね。」
そして、ここから怒涛のシマシマ攻撃!
小さくても気の強いお魚、他魚を押し退けて団子へ突入してくるので、前回あれだけうるさかったヒイラギが来ない。
開始から2時間が経過、相変わらず・・・いや更に激しさを増すシマシマ地獄!
いい加減うんざりしてきた頃に追い討ちをかけるようにチビゴンズイ・・・
しかしその数投後、
20cmあるソリッドトップがゆっくりと入って元に戻った。
ズズズッ・・・
もう一度入った瞬間に右手が反応!
ドンッ
今まで簡単に天を向いていた竿先が明らかに弧を描いて水面を指している!
今までも似た様なアタリでシマダイを何尾も風になびかせてきたので、水面下に魚種を確認(黒鯛)した瞬間ホッとする。
やっと手にした本命は25cm弱ってところか・・・
こんなときは、群れが居つかず回遊していることが多く、通過する前にもう一尾 とすぐにスカリに入れて続行したが追釣はできず。
この頃になると陽射しが容赦なく体力を奪っていく・・・
暑さ対策・日焼け対策は講じてきたが、秋の気配など全く感じられない。
10時頃、1セット目の団子が無くなり少し休憩を挟んで2セット目に突入、相変わらずオキアミでもアカイソメでもシマシマに蹂躙され、コーンにするとシマシマは来ないが本命も来ない。
2セット目も半分を消化した頃、暑さと疲れで投入フォームが崩れ、やや左手前に着水。
団子が割れ、正面からの風で更にウキが手前に寄ってきた。
その分の糸ふけ取ったとき・・・
ズリュッ・・・とウキが消し込む!
右手が反応する!
ドシッ!
竿の胴に乗る感触
ズンッズズンッ・・・
今までと明らかに違う重量感!
ここは水深が6m前後あるので、水圧の関係か底で食うと結構最初の抵抗が強めに感じる。
水面近くに上がってきて更に抵抗を見せてくれたのは、長さの割りによく太ったカイズくん(黒鯛の若魚の俗称)
本日の2尾目、やっと2尾目・・・
大きさを競う黒鯛師には笑われると思うが、自分の考えたプロセスで出た結果には満足がある。
その後、団子が底を突くまで強烈な陽射しの中のシマシマ地獄を堪能し午後2時過ぎに終了。
今回は、前回目についた空き缶や釣り餌の包装等のゴミを、デカ目のレジ袋いくつかに分けて可燃・不燃に分別して持ち帰った。
とは云うものの、全体量から云えば気休め程度、場所柄釣り人だけの持ち込みとは限らない。
しかし、持ち帰った。
釣り場が立ち禁になる理由
1.密漁・窃盗等の防犯
2.騒音・駐車等の自分勝手な迷惑行為
3.ゴミの放置等の環境悪化
釣り人ばかりの問題ではないが、一番最初に犯人扱いされるのも残念ながら釣り人だ。
自然を削らせてもらって遊んでいる分、自然に何かをお返ししなければいけないと思う。
釣りを取り巻くすべてに思いやりを・・・
一日の釣りを終えてのひと時、いつまでもこの余韻を楽しんでいたい。
日時:2012年9月9日小潮
場所:内房某所
釣果:黒鯛 24cm、27cm、シマシマたくさん!
お刺身とアラ汁でいただきました。
脂がのっていて美味♪
しっかし暑いね。早く秋にならないかな・・・・