波と風、空と雲 ver.3.0

自分に正直でいよう! 生きている限り、人生を大いに楽しもう!
そうだよな・・・フレディ

シン・秋の空、イサキの海

2022年10月04日 | 2022年釣行記
ようやく過ごしやすくなった10月最初の日曜日、シルバーウィークのお天気が散々だったせいか、南房へ向かう道は、いつもより行楽の車が多い。

当然ながら同業者(釣り人)も多く動くと読んで早めに家を出る。
先行してくれたkeiさんから、釣り座確保の連絡が入り一安心、程なく合流を果たして布良の富崎館さんまで移動してランチタイム。



野菜と鯵とムツゴ(ムツの小型)の天ぷら定食、1,100円
サクサクで美味しい♪

keiさんは、前々回が初入店だったのに、前回も、そして先週も弟子を連れて来たとのことで、既に常連さんモード? 
後でクーラー用の氷を分けてもらえることになってたり、ワンコと仲良くなってたり・・・
こんな交流も楽しい。

『ワシ、早食いなんだよね・・・』

『俺も、その気になればかなりの早食いだよ』

時間はまだまたあるので、慣れないゆったりとした昼食を楽しむ。

そして、膨れたお腹をさすりながら、しばらく近所をお散歩。

漁港では、家族連れやカップルがまったりと竿を出している。

そんな中、防潮堤に寄りかかっての釣り談義に嵩じるオッサン達は、どう映っているのだろう。



沖向きが騒がしいので立ち上がると、エビ網の投入をしていた。

『そんな時間か・・・』

『そろそろ行きますか?』

こんな時間の過ごし方も良い・・・
そういうお年頃になったのかなぁ

パンパンッと手についた砂を払って、立ち上がり、膝の屈伸を数回入れてから来た道を戻る。
オドヤさんで食料品を補充して、今夜の釣場まで移動。

夕方のチャイムを聴きながら、先ずはコマセだけ5回打ち込む。



今回は、keiさんと声が届く程度の距離をとって、それぞれのポイントを攻める。

お魚の反応が良いことが有れば、それに合わせる作戦だ。

開始早々にkeiさんがキープサイズのイサキ、少し間をおいて30cm弱のアジと、立て続けに上げて煽られる。

こちらは、15cmに満たないウリンボやキタマクラなど外道ばかり、アタリがあってもぼんやりとしたものばかりで、流しが長いと素針にされてしまう。

今年は、夕方から20時頃まではあまり良くない傾向があったので、今回もか・・・と思っていたが、今夜はそれが長くて22時を回ってもあまり変わらない。

ようやく、keiさんが沖向きのポイントのかなり左寄りにイサキの溜まっているポイントを発見して、食べ頃のイサキを連発する。

『keiさんのイサキ、ワシにも分けて〜』

堪らず、お願いして便乗させてもらう。

ところが、アタリが出ても抜き上げでバラしたり、ウリンボだったりが多くて、なかなか数が伸びない。

それでも、ポツリ・・・ポツリ・・・と25cmほどのイサキが上がるようになり、30cmあるかどうかだがアジも出た。

春先のようなアタリのない時間帯はないのだが、ずっとウリンボに邪魔されてしまい、これは!というサイズが来ない。

単調な展開に眠気がさしてくる。

ガタガタッ!

『あっ!なんだ〜』

とは、keiさん!
あまりにパッとしないので、投入したロッドをスタンドに立て掛けたまま、雑談をしに来た時だった。

危うく海に飛び込みそうになって確保したが、根に回り込まれたらしく、バレてしまった。

『眠気も吹っ飛んだけど・・・』

実はこの日、keiさんには2度ほど大物のアタリがあった。
ワシにも大物ではないが、アレらしい強い締め込みを感じることがあったが、残念ながらすっぽ抜けてしまった。


そして日付が変わろうとする頃、keiさんは、2本バリにして、片方ウリンボに潰されても、可能性が残る作戦、ワシはポイントを変更して、風向きが悪くてあまり攻めてないポイントをダメ元で狙う作戦に出る。

ここは、左右に大小の岩が出ていて、ラインを張り気味していないと風を受けて膨らんでしまい、すぐに引っかかるというテクニカルなポイント。
今夜はそこに真横からの風なので、更にリスクが高い。

コマセカゴの目を絞って、ポロポロ出るようにして、やや沖目に投げて、竿先を水面近くまで下げ風の影響を少なくし、誘いをかけながら、手前の根の際へ寄せてくる。

これが当たった!

こちらから見て、根の向こう側でアタリが出てイサキ!
次も同じパターン!
その次も同じ!
そのまた次も同じパターン!

その間、口切れでバラシもあったが、ウリンボは無し!

『keiさん! 居るよ、こっち!』

ポイントが狭い上に、横風でやり辛いので、トラブルを避けるために、交互に投入する。

『ほんとだ!釣れるね〜』

軽く投げて手前に寄せてくるので、距離が近い分、竿に来るアタリも大きくて気持ちいい!

口切れでのバラシやウリンボも挟むが、ほぼ毎回アタリがあり、明らかにこれまでよりテンポが良くなった!

おそらく、3時過ぎの干潮の潮止まり近くなったらダメだろうと、毎投集中する。

keiさんは、イサキのダブル!

ワシには、2尾目のアジ!

など、ようやく活気が出て来た!

ただ、サイズが大きくても30cmを少し出る程度で、相変わらず、これはというサイズが来ない。
数が出るときは、こんなものかな?

その後、干潮の潮止まりで多少落ち着いた感じになったが、コマセの切れる未明までポツポツと追加して終了。

磯から駐車スペースへ向かおうとしたとき、クーラーの重さに愕然とする。
楽しくて釣り過ぎた、捌き地獄確定かな〜



帰路、いつもの岩井海岸のパーキングで仮眠の後、固まった両腕を伸ばして見上げた空が冒頭の画像です。

そうそう、これこそ秋の空

日時:10月2〜3日、小潮
場所:南房某所
釣果:イサキ20〜30cm前後×29尾、アジ30cm弱×2尾、小アジ・ハタンポ各1



下処理だけで3時間!
イサキは鱗がしつこくて大変だけど、美味しいから我慢できる。
さあ、一週間イサキ生活の始まりだ♪

アジはタタキで

イサキはお刺身


イサキとモッツァレラチーズのサラダ


イサキのカルパッチョとお刺身


イサキフライのタルタルソース