まだまだ続きそうですが、とにかく暑い夏でした。
いつもは7月は単衣だけれど、もう暑くて暑くて長じゅばんはやだよう、ということで浴衣ばかりとなりました。
なので今年こそ袖を通そうと思っていた上布の出番は全くないままで・・・
でも着物や浴衣で出かけると、普段よりは気がシャンとしているせいか、むしろ暑い日の外出でも疲れない、ということにも気付きました。
陽紀先生の代講となった6月15日の音楽家講座は紺色の単衣の紬に菖蒲の夏帯。
いつも、うっかり季節を外してしまい、多分20年ぶりくらいの登壇。
やはり季節限定というのはタイミングが難しい。
7月8日の渋谷での同期と集ってのリモート東京玉翠会は、思い切り飲めるように、つまり酔っぱらって2次会に雪崩れ込んで汚してしまっても大丈夫なように、と化繊に麻も少し入ったちじみ風のベージュの着物を浴衣替わりに半襟なしで着てみました。
洗って干しておくだけですぐに着られる便利な着物ですが、化繊はやっぱり暑い!
博多織の紺の半幅帯で。
・・ピピが凄く不機嫌な顔・・・
8月20日は、かつての「古武術奏法」クラス?のプチ同窓会。
かつて参加された受講生の方々が企画してくださり、とても楽しかったです。
ディープな話題が「普通」に通じるのが嬉しいのはお互い様。
みな、それぞれに成果が上がっておいでのご報告をいただき、嬉しい。
気合を入れて、今年購入した水色の有松絞の浴衣と白い博多織の半幅帯で。
絶品アジフライと昼ワイン。
絞りの浴衣は肌にサラっとしていて、軽く、快適です。
何より、ネットに入れてドライモードで洗濯機で洗い、そのまま干して乾かせばすぐに着られるというところが便利で、とても気に入っています。
帰宅してすぐに洗って干して置けば、翌日にはもう乾いている。
8月は、この絞りの浴衣が大活躍しました。
23日の3か月ぶりとなる甲野先生の音楽家講座は、ちょっと改まって、絽綴れの名古屋帯を合わせて。
本日は、知友であり、長年とてもお世話になったパウエルジャパン、ドルチェ楽器の吉田いずみさんのコンサート。
楽曲への深い洞察力とまっすぐな心が伝わってくる素晴らしいものでした。
秋には故郷へ戻られるとのことで、お別れコンサートでもある。
華やかな方が良いよね、とこれまた同じ浴衣に紺の博多織りの半幅。
プリカジュールエナメルの銀細工の猫のブローチを帯留めに。(写真3)
アンティークではなく現代のものですが、尻尾マフラーのデザインも素晴らしく、マーカサイトの蝶ネクタイで、瞳はガーネット。
よく見ると、ちゃんと髭も細い線で彫刻されているし、小さな右足も覗いています。
光に透かすとステンドグラスみたいに美しい。
何より、ピピに似ているので・・
8月20日に出会ってしまっての久々の衝動買いでしたが、この子がやってきてくれてから、不思議なことに右半身の違和感がガクっと減って、親不知トラブル以前の体調に戻りました。メンタルも前向きになれたのは、この日お会いした受講生の方達と交流が一番だけれど、それをさらに増幅してくれたような。
・・また好きなだけ吹ける日々が戻ってきて嬉しい・・・
まあ、抜歯してくださった先生からも、「抜歯してから、元に戻るのは3か月くらいは覚悟しておいてください。場合によってはもっとかかることもありますので、気長にね。」
と言われていたので、丁度、それくらいのタイミングだった、というだけのことかもしれませんが、私にとっては「幸運の猫」です。
そういうことにしておこう。
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