『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

大江戸散歩隊・幹事会・懇親会の着物

2024-05-13 21:24:31 | 着物
一回目の幹事会でのプレゼンも着物を着ることで落ち着くことが出来、乗り切れたので、今回三回目も着物。(第二回めは旅行中でお休み)

一週間前の能楽堂に行った時と全く同じ着物と帯の組み合わせですが、小物を変えました。

毛万筋江戸小紋の単衣に菖蒲の絵の夏帯は先週と同じもの。

山葡萄の下駄と籠、帯揚げはクリームがかった黄色、帯締めも同色の冠組。

能楽堂の時よりも元気な印象に。
(散歩では古墳の上り下りもありましたが、ラクラクで、みんなから「慣れてますねえ」と驚かれる。)

小物での変化も着物の楽しみの一つです。





そういえば、今回のランチはイタリアンでしたが、このお店でも店主から最後に一言、「着物姿、素敵です!」とお褒めいただいた。
イタリアンレストランへの好感度、最近上昇中です。

家を出る前、夫に写真を写してもらっている間、ピピは呆れてか不貞腐れてか、ずっと足元にゴロン。
この角度だと、ちょっとトドっぽい。
でもおデブではなく、毛がフッサリと長いだけなんです!?
下に敷いているのは、元靴箱。
まっ平なボロボロの段ボールになっていますが、最近のお気に入り。





能楽鑑賞の着物

2024-05-05 23:36:59 | 着物
単衣の緑の極細の縞、江戸小紋の毛万筋。
シャリ感のある生地は、何という種類か忘れてしまったのですが、さらっとしていて、とても着心地が良く、今日のお天気にはピッタリでした。
これは、夏場の法事用に自分で買ったもので、帯や小物を黒にしてよく着ていましたが、最近は暑すぎて、もう毎回簡単なワンピース。

10年以上ぶりに袖を通しました。

母の形見の菖蒲の絵の夏帯を合わせたところ、知らない方から「今の季節にぴったりで良いですね!」とお声がけいただき、ここでも着物談義。

こうした交流は久しぶりで、これも能楽堂での楽しみの一つ。

帯揚げは藤色にしたのに、すっかり帯の中に押し込まれてしまって、残念。

帯締めは道明ではないと思うけれど、素性が良い冠組の葉裏色。

確か、昔、京都に仕入れにいくという史上最強の呉服屋若旦那Uさんにお願いして見立ててきていただいたもの。
他にも、朱鷺色と、クリーム色、金に近い黄色の4本がUさんセレクトの冠組だけれど、やはりプロに選んでいただいたものは、とても締めやすく、何より、ピシっと格が上がる。

夏用の帯締めも涼やかで良いのだけれど、単衣でも、帯締めは袷の時と同じ冠組というのも良いかな、と。

いつもは小紋でも山葡萄の下駄と籠だけれど、せっかくの能楽堂なので、ちょっとフォーマル感のある白い龍村の葡萄唐草紋の草履とバッグ。
サブバッグは草履の銀色に合わせて銀のもの。特に着物用ではないけれど、ぴったりの組み合わせになった、とニンマリしています。

来年の5月5日はどんな組み合わせにしようかな?と今から楽しみです。






着物2月~4月

2024-04-21 22:43:40 | 着物
組み合わせ等、忘れないための忘備録。

昨年秋以降は、弟のことなどもあり、着物を殆ど着ないままで終わりました。
今年は喪中だったのでお正月も着物はなしで。
2月からようやく着物。
じんわりと以前よりは年相応の地味目の組み合わせが好みになってきているかも・・というか、無地の帯、やっぱりまとまりやすくて便利です。


2月11日(日)東京玉翠会幹事会 ・御茶ノ水
丹後縮緬 グレーにベージュ、オレンジ色の小花小紋
鬼絞縮緬 グレー半襟
金茶の紬名古屋帯
葉裏色帯締め、帯揚げ
絞り朱鷺色羽織
ピンクサンゴ 








2月18日(日)甲野先生の課外授業 稲毛音楽室
泥染め大島紬  植物柄
鬼絞縮緬 グレー半襟
金茶の紬名古屋帯
茶色帯締め、クリーム色帯揚げ
縮緬赤茶羽織
マベパール






4月3日(水) 音楽家講座 鶴見
江戸小紋 緑の小さな魚柄
江戸小紋 水色白細縞半襟
木綿 傘柄の半幅帯
薄緑夏用帯締め 
珊瑚桜の彫刻の根付、アクアマリン




4月20日(土)特別事前講座 加藤眞悟×甲野善紀 千駄ヶ谷
単衣紺に白絣の生紬
スワトーハンカチで自作した半襟
モアレ調紺の名古屋帯
葉裏色帯締め、黄緑帯揚げ
アクアマリン




東京玉翠会幹事会

2024-02-11 21:42:02 | 着物
昨年は春の本番、秋の本番、それに伴う練習が重なってしまい、全く参加できなかったのですが、今回久々に参加。

かけがえのない、貴重な人間関係を育んでくださったこの会ですが、今後の存続のことを考えると問題は山積。

こうしたことを色々と討議しました。

今年は会場もグランドプリンスホテルの飛天の間から御成門のプリンスホテル鳳凰の間に変更となり、日時も7月の2時開催から6月の12時開催に変更となり、何より、ホテル使用料や様々な諸経費の値上げに伴い、会費も値上げすることに。

こんなプレゼンを事務局からすることになり、私もその一員なので、今日は気合を入れて臨んだのですが、思いのほか、すんなりとみな承認していただけて、ほっとしています。

先輩方が立ち上げ、存続してくださっている、こ素晴らしい会をこの先もずっと、若い方たちの負担が重くならないように整え、存続させていってもらいたい、という願いのもと、事務局が総力を挙げて、知恵をしぼりました。

会議の後は、近くのイタリアンで懇親会。

こうしたリアル交流会も本当に久しぶりで、とても楽しかったです。

また明日からも、がんばってやっていこう、とエネルギーをいただきました。

皆様、ありがとうございました!

会議場のある御茶ノ水駅の景色。

プレゼンがあるので、勇気をもらおう、と母の形見の丹後縮緬の小紋に羽織で。
半世紀程前の着物なのに、しつけを取ったばかりの様にシャンとしている優れものの着物です。丹後縮緬の底力、素晴らしいです。

羽織が明るい色なので、半襟はグレーの鬼絞縮緬、帯締めと帯揚げは淡い葉裏色と地味目な取り合わせにしました。

小紋の小梅の朱鷺色に合わせて、イヤリングと指輪はピンクサンゴにしたのですが、ちゃんとMちゃんが気付いて褒めてくれて嬉しかった。

昨年の秋から、忙しかったので、なんとはなしに、すっかり着物から遠ざかっていたのですが、やはり、着るとシャンとして、実力以上のパワーが発揮出来る気もします。

直前までは結構緊張していたのですが、落ち着いてスピーチでき、沢山の方からお褒めいただきました。

提案事項は、皆、ご承認いただけたので、大成功といっても良い。\(^o^)/

もちろん、「ソの字立ち」の効果もありますが、

着物は、やはり素晴らしい。






夏単衣と浴衣

2023-08-31 00:30:38 | 着物
まだまだ続きそうですが、とにかく暑い夏でした。

いつもは7月は単衣だけれど、もう暑くて暑くて長じゅばんはやだよう、ということで浴衣ばかりとなりました。

なので今年こそ袖を通そうと思っていた上布の出番は全くないままで・・・

でも着物や浴衣で出かけると、普段よりは気がシャンとしているせいか、むしろ暑い日の外出でも疲れない、ということにも気付きました。


陽紀先生の代講となった6月15日の音楽家講座は紺色の単衣の紬に菖蒲の夏帯。
いつも、うっかり季節を外してしまい、多分20年ぶりくらいの登壇。
やはり季節限定というのはタイミングが難しい。






7月8日の渋谷での同期と集ってのリモート東京玉翠会は、思い切り飲めるように、つまり酔っぱらって2次会に雪崩れ込んで汚してしまっても大丈夫なように、と化繊に麻も少し入ったちじみ風のベージュの着物を浴衣替わりに半襟なしで着てみました。

洗って干しておくだけですぐに着られる便利な着物ですが、化繊はやっぱり暑い!
博多織の紺の半幅帯で。



・・ピピが凄く不機嫌な顔・・・


8月20日は、かつての「古武術奏法」クラス?のプチ同窓会。
かつて参加された受講生の方々が企画してくださり、とても楽しかったです。
ディープな話題が「普通」に通じるのが嬉しいのはお互い様。
みな、それぞれに成果が上がっておいでのご報告をいただき、嬉しい。
気合を入れて、今年購入した水色の有松絞の浴衣と白い博多織の半幅帯で。

絶品アジフライと昼ワイン。





絞りの浴衣は肌にサラっとしていて、軽く、快適です。
何より、ネットに入れてドライモードで洗濯機で洗い、そのまま干して乾かせばすぐに着られるというところが便利で、とても気に入っています。

帰宅してすぐに洗って干して置けば、翌日にはもう乾いている。
8月は、この絞りの浴衣が大活躍しました。

23日の3か月ぶりとなる甲野先生の音楽家講座は、ちょっと改まって、絽綴れの名古屋帯を合わせて。





本日は、知友であり、長年とてもお世話になったパウエルジャパン、ドルチェ楽器の吉田いずみさんのコンサート。
楽曲への深い洞察力とまっすぐな心が伝わってくる素晴らしいものでした。
秋には故郷へ戻られるとのことで、お別れコンサートでもある。
華やかな方が良いよね、とこれまた同じ浴衣に紺の博多織りの半幅。



プリカジュールエナメルの銀細工の猫のブローチを帯留めに。(写真3)
アンティークではなく現代のものですが、尻尾マフラーのデザインも素晴らしく、マーカサイトの蝶ネクタイで、瞳はガーネット。
よく見ると、ちゃんと髭も細い線で彫刻されているし、小さな右足も覗いています。
光に透かすとステンドグラスみたいに美しい。
何より、ピピに似ているので・・



8月20日に出会ってしまっての久々の衝動買いでしたが、この子がやってきてくれてから、不思議なことに右半身の違和感がガクっと減って、親不知トラブル以前の体調に戻りました。メンタルも前向きになれたのは、この日お会いした受講生の方達と交流が一番だけれど、それをさらに増幅してくれたような。
・・また好きなだけ吹ける日々が戻ってきて嬉しい・・・

まあ、抜歯してくださった先生からも、「抜歯してから、元に戻るのは3か月くらいは覚悟しておいてください。場合によってはもっとかかることもありますので、気長にね。」

と言われていたので、丁度、それくらいのタイミングだった、というだけのことかもしれませんが、私にとっては「幸運の猫」です。

そういうことにしておこう。






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