『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

コーヒーゼリー

2024-07-31 17:10:00 | 日常
初めてコーヒーゼリーを食べたのは、高校2年の時。

月に一度、青木明先生にレッスンしていただくため、高松から東京に来ていた時でした。

母方の叔母の家で世話になり、レッスンが終わった後は、「せっかくなので」と、一つ年上の従姉・Nちゃんとよく待ち合わせて遊んでいました。

原宿のキディランドで、可愛い文房具を漁ったり、アンとアンディーのランチボックスをお揃いで買ったり・・・楽しかった・・・。

そんな中、当時Nちゃんが通っていた成城学園大学の駅の近くにあるカフェに連れて行ってもらったことがある。

「これは、今一番気に入っている『ハニーコーヒー』だよ!」と注文してくれた。

当時はみなそうした呼び名だったのか、そのお店だけだったのかは定かではないけれど、
コーヒーゼリーにハチミツがかかっていて、好みでミルクをかける、というものでした。

コーヒーは子供の頃は飲んでいなかったので、恐る恐る食べてみたけれど、その美味しさにびっくり。

そのうち、高松でもコーヒーゼリーは登場したのかもしれないけれど、あの時程の感動はなく、全く覚えていない。

家で、母が作ってくれたりもしていたけれど、結構手間暇かかっているみたいなので、結婚してからも、自分で作ろうと思ったことはありませんでした。

それが、先日、私よりも少しだけお姉さまの生徒さんから、とても簡単な作り方を教えていただきました。

生徒さんも、ご友人から教わったとのことで、ネットに載っていたらしい。

ボトルコーヒーで作るコーヒーゼリー。

(材料)
・500mlボトル入りのコーヒー(無糖) 100円前後
・ゼラチンパウダー 一袋5g×2 
値段は失念したけれど、これも数百円で沢山入っているので数十円?

(道具)
ビーカータイプの耐熱カップ 
(ない場合はロートか何かで工夫)




(作り方)
耐熱カップにコーヒーの約半量を入れ、そこにゼラチンパウダーを入れ、レンジ(600W)で1分温める。

軽くかき混ぜてゼラチンを溶かしてから、元のペットボトルに戻し、蓋をして数回振って混ぜ合わせて、冷蔵庫で冷やす。

固まったら、器にニュルっと絞り出し、好みでバニラアイス、コンデンスミルク、ハチミツなどをかけて出来上がり。

今回は、コンデンスミルクとシチリア土産のピスタチオのリキュールを入れてみました。
最高です!





ちなみに、抹茶ラテでもやったけれど、やや甘味が強すぎだったので、コーヒーゼリーのトッピングにすると味変にもなって丁度良かった。

色々なボトル飲料で試しても面白そうですが、かんきつ類系は多分固まりにくいかもしれません。

あと、ボトルは柔らかめのヘナっとしたタイプが良いみたいです。
大概のものは大丈夫だと思うけれど。

もうすっかりハマってしまって毎日作って食べています。
結構腹持ちもするし、アイスよりは、ずっとヘルシーです!\(^o^)/


    

暑さ対策

2024-07-27 23:53:25 | 日常
風邪が抜けてからは、体調も戻り、というか、以前よりも元気になって絶好調、といったところですが、なんせこの暑さ。

家の中にいる間は良くても、レッスンなどで外に出るのがやはり億劫になる。

レッスン自体は、生徒さん達との交流も楽しいし、気付きもあったりするワクワクする場なのですが、炎天下、フルートを持って歩くのが年々億劫になってきています。

ということで、今年の暑さ対策。

。バスを使う
駅からは徒歩10分程なのですが、家のすぐ前にバス停があるので、2区間のみですが、バスを利用。

これはもう数年前から暑い日、寒い日、疲れている日、にはやっている得意技ですが、昔は「え?ここから乗るんかい?」という乗客や運転手さんの視線が結構痛かった。

でも、最近は、この暑さのせいか「そうですよね。無理もないですよね。」という感じに変わってきている気もする。気がするだけかもしれないけれど、まあ構わない。
それ相応に、年をとったから、同情してもらえるようになったのかも?

帰りも、バスの時刻に合わせて、駅構内のドラッグストアで時間調整して、バスで。
お店では何も買わないのも悪いので、歯磨きとか、いずれ使うものを買ったりも。
降りる時も乗る時と同様、若干視線を感じつつ・・

・ネッククーラー
これはもう必需品で、本当はカレン族の首のシルバーアクセサリーみたいに、もう何重にもしてつけたいくらい。

今のものは水色だけれど、夏はシルバー系のアクセサリーやサンダルが多いので、これに合わせてシルバーのキラキラしたのなんてないかしら?と探しているのですが、みつからない。キラっとメタルっぽくすると見た目もカッコいいのではと思うけれど。
何処かで作って欲しいものです。

・ハンドクーラー
これは今年からやっていて、要は保冷剤を一個手にして、交互に持ち替えながら歩いたり、バスに乗ったり。駅に着く頃には溶けてしまうけれど、中々快適です。
掌を冷やしたくなるほどの暑さってことですね。

西洋の舞踏会では、女性が掌の熱さを鎮めるためにクリスタルやら貴金属やらで出来たハンドクーラーを持っていた、ということだけれど、アンティークでそうしたものがみつからないか?とこれも探してみたけれど、これまた見つからず。
何かないか、と家の中を探して見つけたのは、ミュンヘン時代に旅したナクソス島の海岸で拾ってきた丸くなった大理石。
何度かテーブルのセンターピースとして夏場に飾りましたが、これがもうぴったりで、保冷剤が溶けた後は、このこを握りしめています。
ペタッとした卵型で、変形した白玉みたい。




・あと、ウクライナワンピースはしばしお休みに。
去年はコットンの薄手のものなど着ていたのですが、今年の暑さにはついに負けた。
薄手の麻のシャツやワンピースが大活躍。これは帰宅してお風呂に入る前に、洗面台に水と飲める洗剤を張って、振り洗いし漬け込んで、お風呂から出てから、一回すすいで、絞らないでそのままベランダに干すと翌朝にはアイロンをかけたみたいにピシっと乾いています。通常の洗剤を入浴後に取り扱うのは嫌だけれど、なんといっても入浴剤にもなる洗剤だし香織も清々しい木の香りなので、気持ちよく手洗い出来るのが嬉しい。


・フルートは、もう初代は家でお留守番。レッスン用には五代目のみ使っていますが、この五代目ロットにしたところでもう110歳以上のお爺さん。
安いヤマハで、とも思ったけれど、やはり生徒さんにはロットの音を聴いて欲しいので。
通常は大きな山葡萄かごや、革のフルート用バッグなのを、横長の保冷バッグに。

中に保冷剤をいれて口を縛れば、取り出した時に楽器が熱くなっててということもない。
保冷剤は水滴がつかないようにタオルハンカチを縫い合わせた自作の袋に入れて。
フルートは自作のシルクの袋に。
これは何年か前、サイズアウトしたシルクのパンツの太腿部分で自作したもの。
山葡萄の大型カゴバッグに入れる時に浸かっているもの。
ブランド品だったので、中々ハイクオリティで気に入っています。


・最近開発した一番のお気に入りの技は、アイスクリーム食べ歩き。
アイスは暑い中外で食べるのが一番美味しい。
それならば、駅までの道中を利用すればいいんじゃない?とパウチ式のクーリッシュ?をスーパーで買い込んでストック。
幸い、田舎なので、裏道を通れば人に会うことも少ない。
会ったとしても、大丈夫!何が?
丁度、人通りのある駅前通りの手前で食べ終わる。
駅までの道中、とても楽しめました。
これだと手も汚れないし、食べ終わったものは、持参したポリ袋に入れて帰宅してから捨てる。お勧めです。



7月の設え

2024-07-21 16:43:00 | テーブルコーディネート
もう早くから取り替えて、写真も撮っていたのですが、アップしそびれていました。

7月は気付き、音楽家講座、富津合宿に加えて、様々な検診で病院通いも増えたため、あっという間に半ばも過ぎてしまいました。

ピンクと水色、というのはドラジェを思い出して、ちょっと幸せな気持になれる。

猫の箸置き、そしてフェイクのエアプランツを燭台に載せて一工夫。








ポットの下に敷いたシルバープレイトのトレイは、40年前にミュンヘンの蚤の市で5マルク(当時は600円くらいだったか?)で買ったもの。
ビフォーの写真も撮っておけばよかったのですが、真っ黒だったものをせっせと磨いてピカピカに。



銀鍍金でも、削らずにピカピカに出来るbuzz(バズ)、とてもお勧めです。

発表会

2024-07-15 21:33:40 | 音楽・フルート
都内の楽器店の発表会でした。

生徒さん達は夫々に本当に素晴らしい演奏でした。

ステージに乗るということが、どれほど大変なことかは、実際に経験した方じゃないとわからない。

聴くだけというのも、楽しいものではあるだろうけれど、客席側よりも舞台の上に居る方がダントツ楽しい、と私は思う。

今回、初めての発表会だった方も複数名いらっしゃったのですが、きっとその楽しさを感じてくださったと思います。

私も講師演奏で、最後にテレマンの無伴奏ファンタジーから12番を演奏しました。

100人に満たない小さなキャパの会場で、お客様は30名くらいだったか。

最初の一音を吹いた時に、客席からのハっとした反応と手応えを感じました。
こんなことは初めてでした。

全員の集中がフルートの音に集まって、それがさらに音楽のエネルギーになって循環していくような楽しさがありました。

素晴らしい経験をさせていただきました。

この曲は今年の春に別の楽器店の講師演奏でやったもので、まあ言ってみれば、リベンジ演奏。

今回、演奏を頼まれたのが一か月前だったこともあり、これから合わせたことのないピアニストと馴染みを作って、最低2回は合わせて、という時間を捻出できそうにもなかったこともあり、ソロにしました。

お約束通り、最後は歩いて退出。

舞台袖での録音はかつてない程くっきりと濃厚な音で全ての音が入っていたのも嬉しかった。

終演後、生徒さんやご父兄、友人の皆様は、もちろん、フルートではないピアノやヴァイオリン、歌の方たちからも沢山お声がけいただきました。

「いや~、フルートいいですねえ。やってみたくなりましたよ!」という方も居て、

「是非!一度に出す音は一音だけなので、簡単ですよ!」と返答。

その一音を出すのに半世紀以上かかっているのだけれど、まあ、それはそれとして。

7月2日の変化進展には、WAYAZメンバーも驚いてくれていた様子だったけれど、こうして舞台で試すことが出来、更にその進化の手応えも感じることが出来、本当に良かったです。

何より、自分自身の観察がとても進んでいることに気が付いた。
演奏しつつ、「次はこうしよう」というコントロールもするけれど、同時に何か自分が演奏しているのではない感じ。

これが出来たのは、一昨年3月26日、ギターの宇高さんとのコンサートだったけれど、この時は一生懸命、「自分を飛ばす」、と意識してそうなった、という感じ。

でも今回は、もうそれがデフォルトになっていて、自分自身のメンタルとかなんたらかんたらは、全く関係なく当たり前の「技術」として身に備わった感じ。

最近、階段を上る時は、母猫に首を加えられて運ばれる子猫の気分なのですが、フルート演奏時もそんな感じ。

あと、ピアノがとても弾きやすく、タッチもクリアになっていた。
発表会での伴奏は責任重大で、とても緊張するのだけれど、今回の気付きで、腹が定まり、腕のみならず、身体全体の糸電話の糸が張られたように繋がるので、力感なく、さりとて脱力でダボダボになってしまってというのでもなく、よい釣り合いの中、指が廻る、という感じ。

これでようやく気分的には夏休み。
より集中して、今回の奏法を深めていきたいです。


綺麗なお花もいただきました。
ありがとうございました!



早速ピピに目を付けられたので、写真撮影の後はガーデンテーブルの上に。
屋外だと冬場は長持ちしたけれど、この暑さでは可哀そうなので、どうしたものかと思案中です。