『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

1月29日 曲決め・決起集会

2020-01-31 22:13:52 | 音楽・フルート
5月31日のライブに向けての曲決め。

いくつか候補を持参し、飯塚さんは初見での音出し大会。

初見とは思えない仕上がり具合の良い合わせとなりました。

今回の私のコーナーは20分。


緑の町に舞い降りて   松任谷由実
水月             白川真理
浮雲             白川真理
ステイ・チューン      サチモス
コンクール用小品     フォーレ


ユーミンの曲は、五月ということで。
そして!サチモスのステイ・チューンをようやく出来る!

水月、浮雲は共演する音楽家によって、様々な表情になるのも魅力。

浮雲の1コードの発想、凄く褒めていただき恐縮。

「ジャズやってると、ついつい動き回りたくなるんだよね。いろんなコードで。でも一つのコードだけでも、ここまでの変化と広がりが表現できるんだよね・・

いや、あるのよ。ジャズにも、こういう、シンプルで1コードの中で、っていうの。動かなくでもいいんだよね。いいよね・・」

「シャコンヌやパッサカリアからの発想でもあるの。」

そう。ずーっと同じことの繰り返しって、ちょっと恍惚としてくる効用もあるから。

飯塚由加ジャズピアノバージョン、どうぞお楽しみに。

アンコール的にクラッシックも入れよう、とフォーレの小品。

きっと気に入ってくれるだろう、とは思っていたけれど、とても気に入ってくださり良かった。

この斬新な和声は、そんじょそこらじゃ出てこない。

やはり別格。流石のフォーレです。

スルっとメドがついたので、近所の居酒屋風ワインバーに繰り出して決起集会。

とても楽しい飲み会でした。

・・・吹いている時は、全く違和感なかったのですが、こうして改めて文字で書くと、

サチモスのあとで、フォーレって・・・???

でも、これが意外に合うんですよ~





1月26日 ピピと

2020-01-26 23:49:27 | ピピ
家族3人のお休みが一致したので、夫と二人で息子の家へ。

もちろんお目当てはピピ。

久々に・・とはいっても一か月も経っていないのですが・・会ったピピは以前のようにベッドの下に隠れることもなく、出迎えてくれました。

覚えてくれているのかな??

最近は猫動画を見るのがお気に入りだそう。

小首をかしげしばし画面に見入ってから、猫パンチを繰り出す。そしてパソコンの後ろを調べに行く、という様子の全てが本当に可愛い。

近所のトルコ料理のお店で、ケバブ、そしてワインを買ってお土産に。

ワインはトルコのものですが、コスパも良く、中々美味しかった。

ガラケイだと、どうしてもピピが動いてしまって上手く写せない。

猫写真のために、スマフォデビューしようかな?と思案中。

良い休日となりました。


そうそう。その上、嬉しいお知らせも。

2月に3泊4日の出張が決まったという息子。

猫シッターさんを手配するつもり、というので、

「・・それなら・・」

と拙宅で預かることに。

送迎の都合もあるので、9日~16日の一週間、またずっと一緒に居られます。

9,16の日曜日はどちらも、私は仕事なので、送迎ドライブに付き合うことはできないけれど・・
幸いにも夫と私の仕事時間は丁度ずれているので、ピピも寂しくはないはず・・

今から楽しみです。





1月22日 『螺旋座り』 ピアノ、歌が激変でびっくり!?

2020-01-25 01:22:33 | 気付き
大分、仕上がってきたので、生徒さんの楽曲の伴奏合わせをしました。 
拙いピアノですが、ないよりはね、ということで、なるべく弾いている。 
今回、自分で試すのは初めて。 
ピアノで試した右から左への重心移動による「螺旋座り」。 
あまりの違いにびっくり。生徒さんもびっくり。 
とにかく、何もかもが、違うステージ、クオリティとなる。 
面白いのは、腰かけているのに、座っている気がしない、ということ。 
それだけ上下の繋がりがよく、様々な連結が途切れることなく、動きまわれているということなんだろう・・ 
一番違うのは、音の粒立ち。
だからこそ、生まれる躍動感とリズム。 
今までなんとペッタリとした音とフレーズだったんだろう・・・ 
つまり、ピアノの場合は、より指離れが良くなる。 
曲はフォーレの子守歌でした。 
ピアノの音色が全く異なって、その影響か、生徒さんの笛の音の響きもより冴えて、なかなかの演奏となったのでした。\(^o^)/ 
本当に不思議・・ 
で、目下の私の一番の課題曲「12月の雨」@ユーミンの弾き語りをしてみて、さらに驚いた。 
魔法にかけられたみたい・・ 
ピアノのタッチが違うのは同様ですが、歌が・・ 
つまり、歌はもともとヘタで、特に、こうしたポピュラーなクラッシックではない作品って、どうやって歌ってよいのかわからない・・ 
イタリア歌曲の歌い方で、歌ってもねえ・・・ 
という感じで、試行錯誤しているところでした。
もちろん、それは楽しい試行錯誤なのですが。 
歌がこれほどヘタなのは、フルートがまだまだっていうことだ、とも思っているので、なんとかしたい、何かその中にヒントがあるかも、という下心もあった。 
・・それが・・ 
この「螺旋座り」だと、勝手に、「ふつう」に声が出る。 
?????? 
歌ってすぐに、アレ?となった。 
さらに面白いのは、歌っている気がしないこと。 
今まで、「声帯」だと思い込んでいた場所が使われている感覚がない。 
前より「ふつう」に声は出て歌えているのに、どこから声が出ているのかよくわからない・・ 
そして、喉が疲れない。 
今まで、フルートも相当変化してきたけれど、これほど急激な大きな変化は初めてで、やっぱり??? 
調子に乗って、ついでにムーンリバー(Cで)、オソレミオ(Gで)、オンブラマイフー(Gで)、なども弾き語りしてみましたが、本当にラクに「ふつう」に上のGが出て、これまた??? 
今までは、ヨイショと覚悟してからでないと出なかった。 
もちろん、羊座り、内腕、胸鎖関節、などなど、はやっているにしても??? 
歌が上手くなってフルートに活かす、ではなくて、フルートが変化したからこそ、歌がマシになった、という予定とは反対の成り行きとなりましたが、まあ、とにかく面白いです! 
まだやってはいないけれど、当然、立って歌う時も、この「螺旋立ち」で歌うと、かなり変化があるのでは、と思います。 
これって、例の「中庸」、法螺貝の気付きにも通じている。 
右を固めるとろくなことないでしょ、ってことなのか? 


1月21日 フルートレッスン・・・そして・・

2020-01-25 01:18:20 | 音楽・フルート
1月とは思えない程、暖かな陽気。 
雲一つない青空が広がる良いお天気でした。 

昨年12月14日の本番以来、植村先生にお会いするのは初めて。 

まず、奥様から、本当に素敵な良いコンサートだった、との感想をいただきました。 
過去、何度か、先生と共にいらしてくださったことはあるけれど、感想を仰ることは、かつてはなかった・・と思う。 

インフルエンザ明けの本番であったことをお伝えすると、大層驚かれて、全くそんなことには気づかなかった、ということで、一安心。 
先生からも、嬉しいお言葉を頂くことができ、青空と同じく、私も晴々。 
何といっても、アンサンブルの良さをお褒め頂いたことが、長年の宿題を果たせた気分で。 
無伴奏コンサートに邁進していたある時期、言われた一言。 
「もっとアンサンブルをやりなさい。それも自分よりもずっと上手い相手と。」 
ということで、還暦記念コンサートプロジェクトの課題はそうだった。 

幸いにも、砂原さん、山本さんがお付き合いくださって、本当に楽しいトリオをやることができました。 
同じメンバーで、同じ楽曲で、異なる会場で、5日間の本番。 
1月王子H,でのリサイタル、6月は二日間の録音が鶴見サルビアH,そして11月は軽井沢のサロン、そして12月が高輪アンビエンテ。 
夫々の練習も含めると、かなりの時間を過ごしている。 
彼等のセンス、音色、響きに調和する音を出したい、音楽を造りたいと思い練習することが、何よりの勉強になり栄養となったと思います。 
そのアンサンブルを一番評価していただけたことが本当に嬉しかった。 

今回は、5月に楽器店の生徒さん達の発表会の折に演奏予定のフォーレのファンタジーを持参。 
本番後すぐに、Sちゃんが、ゴーベールのトリオでの音色を褒めてくれて、なるほど、フランスものだと、やはりよりロットの響きは生きるのだろうな、ということもあって。 

・・・・・・・・・・・・・ 

とはいっても、今年は滞っている肝心のこのトリオのCD「エーテルブルー」を世に出すのを一番の ミッションにしようと思っているので、自主企画コンサートはそちらに集中するためにもお休みする つもりでした。 

素晴らしいジャケットも何もかも準備できたというのに、何故か出てこない肝心の音源。 
マスタリングエンジニアが作業してくれない、ということで・・ 
でも、何故そんなことになったのか、その定かな理由も知らされず、何の釈明もないまま、11月23 日以来、12月14日のコンサート当日も、そしてその後も何の連絡もないまま今に至るというのは・・・? 

「このままでは、真理の信用にも関わるんだよ。筋は通すべきだ。」 
というビジネスマンだった夫。 
弁護士のIくん始め、WAYAZのみんなも同意見。 
そして何よりも同じ笛吹きや音楽仲間からの 
「絶対、このままうやむやにさせちゃあだめ。6月に録音した音源が未だに出来てこないなんてあり得ない・・!」 

という言葉で、ずっと悩んでいた私も決意した。 
お正月休みはピピを相手にしながら、ずっと自問自答していたのですが・・ 
とはいえ、やはり心はどんよりと重くなる。
いくら、こちらに非がない、とはいえ、結果、誰かを責めることになることに変わりはないのだから。 
出来れば限られた人生の残り時間、好きなことだけやって生きていきたい。 
おそらく、ソロだったら 
「じゃあ、他のエンジニアにして録り直すからそれで作って。」 
と玉虫色解決になったと思う。 
でも、今回は、共演者への責任もある。 

「あの時のあの演奏」は、もう録れないのだ。 

先日は帰りの電車の中、甲野先生にも励ましていただき、随分と心が軽くなったけれど。 

「起きる事柄全てに意味がある」 
・・・・・・・・・・・・・・ 

かといって、決してアルソと喧嘩したい訳ではない。 
恩師・亡き川崎優先生が繋いでくださったご縁である。 
そもそも、川崎先生の一周忌にCDを供えたくて、というのがきっかけだったのだ。 

最初のCD,そして二作目のCD,シャコンヌの編曲譜、ザ・フルート記念号の特集にロットの音、として録音が採用されたり、様々なコンサートレビュー・・・ 
それに何よりも「古武術に学ぶフルート」の連載。 
アルソ出版株式会社には、ずっと応援してもらってきていて、その恩義はとても感じている。 
でもだからこそ、今回の件は異常事態で、一体何が起きているのかを知り、その上でどうするか共に考えていきたいと思っている。 

それなのに担当者がこちらとの連絡を絶ってしまって、仕方ないのでまずは「内容証明付き郵便」ということになったのでした。 
ということで、「音楽」とはかけ離れた交渉事をこれから、やっていかなくてはいけない。 
こちらの件に集中するためにも、少なくとも年の前半は共演者を巻き込む自主企画は出来ないなあ・・ 
やるとしても、初心に帰って、秋に、また無伴奏コンサートか?と思っていて、そんな話をしたところ、 

「初心に帰っちゃったら、フランスもの、やれなくなっちゃうじゃない。今の段階で、もう一度、徹底 的に色々なフランスものの小品に取り組んでみると良いと思うよ。沢山あるでしょう?」 と師匠。 

・・なんだか一人で悲壮な覚悟をしていたのが、カクっとなったような感じで、それもいいかな?とも思えるところが凄い。 
何故なら、これが師からの新たな宿題な訳で・・・ 
これはこれで、凄く励ましていただけた思いで、本当に久々に晴々とした気持ちで家路に。 


1月20日 ピアノ、チェロへの応用

2020-01-25 01:17:02 | 気付き
ピアノ、チェロの方にレッスンする機会があったのですが・・ 
何より「おお!」となったのは、この足裏重心移動によるとぐろ巻き?の身体操作がとても役に立つことがわかったこと。 
これは、様々な試みの最後で行った。 
最初は、内腕、羊座り、そして胸鎖関節。 
これだけでも、その都度、大きく変化し、チェロなどは特に床への振動が明らかに大きく変化。 
そして、最後にこのとぐろ巻きというか、法螺貝というか、見返り美人というか・・ 
を試していただいたところ、様々なことを行った最後であったせいもあったかもしれないけれど、 
最も変化。 
フルートはいつも立って演奏することの方が多いので、この重心移動の動きを腰かけることに試してみたことはなかったのですが、実際やってみると全く違う身体になるのが、よりよくわかる。 
腰かけ方ひとつで、これほど大きく変化する、というのが本当に面白すぎる!! 
試みに反対の動きを試したところ、縄で縛られたような不快感。 
ねじれた感じで、鳩尾が窮屈。 
素直にストンと腰かけているだけの時には気付かなかったけれど、よくよく観察すると、このまっすぐな左右対称の動きの中にも、同様の「嫌な感じ」が3割?いやもっと?くらい含まれている。 
名前を付けたいと思うけれど・・ 
「とぐろ巻き」じゃあ、あんまりなので、何かもっと素敵なものを・・