ためになって、かつ楽しい。
そんなイベントでした。
会場は関根先生の御尽力や甲野先生のツィートのお陰もあって、ほぼ満席。
中には遠く広島からお越しの方(お父さんとお嬢さん)も。
年齢も幅広く5歳から92歳(岩城先生)。
岩城先生も益々お元気そうで、本当に良かったです。
まずは岩城先生の火起こしから。
もうじき93歳とは思えぬ身軽なご様子で、あっという間に煙が上がる。
そんなイベントでした。
会場は関根先生の御尽力や甲野先生のツィートのお陰もあって、ほぼ満席。
中には遠く広島からお越しの方(お父さんとお嬢さん)も。
年齢も幅広く5歳から92歳(岩城先生)。
岩城先生も益々お元気そうで、本当に良かったです。
まずは岩城先生の火起こしから。
もうじき93歳とは思えぬ身軽なご様子で、あっという間に煙が上がる。
関根先生との対談での、「熟練」のお話が最も心に残りました。
またすぐに乗れる自転車、竹馬の練習方法も。
沢山の興味深い資料も配布され、連休中にじっくり読むのが楽しみです。
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そして対談終了後は江平の笛で「江平」と「水月」。
4月9日の稲毛でのコンサートが終わってからは、レッスンの時以外は、ずっと江平の笛を吹いていました。
絶対音感というほどではないけれど、指と音程感覚は密接に結びついているので、それをフルートとは全く違う江平の笛モードにするのが一番大変だった。
それ以外も全て、とにかく共通しているのは息を使う、という点だけといってもいい。
何もかもが違う。
その上、前回の岩城先生の会でチョロっと吹いた時も、先日の音楽家講座でも大きな震えが出てきてしまい、本当にこんなことは初めてで、「ああ、これがフォーカルジストニアの症状なのだなあ・・まだ軽症だけれど、なんとかしないとなあ・・」と結構深刻ではありました。
最初は着物でとも思っていたけれど、甲野先生から「まあ、心配であれば、最後はコレですね!」と頭に巻く鎖紐を付けていただいた折の心身の整った状態は中々よく、それを使いたかったので、ウクライナワンピースにしました。腹紐と胸紐も仕込む。
四方襷は何故か江平の笛との相性が今一なのでなし。多分息が強くなりすぎるのかもしれません。足は下駄。
頭の紐が悪目立ちしないように、ターバンをその上から被る。
アクセサリーも、より響きを増幅してくれる重さのある貴金属系に。
竹笛だから、と最初は琥珀やパールの軽い物にしたのだけれど、それよりも比重の重い金やプラチナ、翡翠、ダイヤなどの方が、音にコクが生れて遠鳴りする、というのも面白い発見でした。
速くから会場入りし、部屋の四隅に気を通し、妙な歩き方などもし、リハは3回。
その後中庭に出て、池のほとりで。
ここで生まれた曲なのだなあ、としみじみと感謝の気持ちで演奏。
江平の笛はやはり屋外の笛だと思う。
風に乗って聞こえて来る木々のざわめきや、小鳥の囀り、泳ぐ魚が描く波紋などがみな、出す音に繋がり一体化できる心地が。
江平の笛もより上機嫌になったかな、と。
もしかしたら、これが屋内で吹いている時の最も大きな違和感だったのかもしれません。
屋内での演奏でも、この自然の中で吹く印象を忘れないようにしないと、と感じました。
たっぷりと時間もかけ、事前に出来ること全てやり、準備しました。
そうそう。
到着早々、岩城先生もお越しになっていたので、関根先生がお抹茶を振舞ってくださいました。
なんでも京都のとあるお茶屋さんが、誰でもすぐにとても美味しく抹茶が淹れられる方法を編み出した、とのことでその実践。
関根先生曰く、
「茶道はあれだけ作法や形式が説かれているけれど、どうすればより美味しく淹れられるかの研究は全くなされていない!!」
確かにそうかもしれません。
・・これに似たことは色々多々あるんだろうな・・・
3人共立ったままで、もちろんお作法なんてものもなく、関根先生がチャチャっとたててくださった御抹茶は、泡立ち具合が絶妙で、色も瑞々しく口当たりがとても滑らかな素晴らしいものでした。
この御抹茶でかなり気持ちも落ち着いたのかも。
本番は、最初はやはり緊張したものの、前回の様に音が出ない、息が足りないということもなく、口元の震えもなく、無事、務めを果たすことができました。
過分な感想も沢山いただき、ほっと一息。
とはいえ、これが今回のお話の「熟練の技」か?と問われるとそうじゃない。
次回、また機会があれば、その折には「熟練」「熟成」の技をお聞かせできれば、と思います。出来れば屋外が良いなあ・・
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後半は庭に出て、竹筒を地面に打ち付けて鳴らす楽器と江平の笛でセッションしたり、焚火でマシュマロ(焦がしちゃいましたが)を炙って食べたり、と学園祭に紛れ込んだような楽しい時間を過ごしました。
学生さん達が提供していたカレーも、コーヒーも美味しかった!
あと、驚いたのは、「火起こし」に興味関心を、それも熱心に持っている人が、こんなに沢山いる、ということ。
まあ、岩城先生と関根先生の会なので、当然といえば当然なのですが、やはり驚きでした。
お世話役のIさん、Aさん、和光大学OBOGの皆様、参加された皆様、関根先生、岩城先生、ありがとうございました!
本当に良い経験をさせていただきました。そして楽しかったです!