『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

岩城正夫 先生 訪問    11月27日(月)

2023-11-27 22:02:39 | 音楽・フルート
久しぶりに岩城正夫先生を訪問しました。

前回と同じく、音楽家講座にも参加されているフルートの生徒さんとご一緒しました。

4月30日のイベント以来、約半年ぶりでしたが、先生はとてもお元気で、お変わりないどころか、ますますギターの音色も磨きがかかっていて驚きました。

持参したランチ&ビールの後は、セッションを。

私がうつむきがちなのは、先生の出す音にロットの音程を合わせるため。

先生も「やはり音楽はいいですね!本当に楽しい!」
私も同感です。
Nさんは、スマホで歌詞を調べて、一緒に歌ったりもして、3人でノリノリでした。






その他にも様々な話題が次々と出て、あっという間に時間が経ちました。

一番びっくりしたのは、今の早稲田大学総長・田中愛治氏が小学生の頃、家庭教師をしていて、軽井沢の別荘にもよく行っていた、というお話。

知る人ぞ知る、田中愛治氏のお父様は「フィクサー」とも言われた田中清玄。

丁度、数日前に、偶然早稲田出身の夫から、その話を聞かされていたばかりなので、びっくり。

先生は軽井沢の田中氏の別荘にも滞在して、当然、清玄氏や奥様とも親しくされていたとのこと。

この御話しは今回、初めて聞かされましたが、先生の交流範囲の広さ深さに改めて驚かされました。

多分、もっともっと色々なことがあるのだろうなあ・・

次回は来年ですが、またうかがうのがとても楽しみです。

先生、どうぞいつまでもお元気で!





ピピのお約束

2023-11-26 21:39:48 | ピピ
いわゆる、「猫あるある」です。

★コンサート前夜、トランクを出して荷造りしていると、すぐに入る。

「このフタはしめさせないにゃ!」という固い決意が伝わってくる表情で座り込む。

・・・一か月前に購入した「あったかねこハウス」にはまったく入ってくれないのに・・






★薔薇を活けた花瓶の水を狙ってやってくる。

悪さしようとやってきたところを目撃されて、すっとぼけているところ。
「僕はにゃんにもしませんよ~」と言っている。



ピピが来てからは万が一ということもあるので、保存のための薬剤は入れないので、薔薇であれば舐めても安心なので、好きな様にやらせています。

後で気付いたのですが、最初に玄関先に花瓶を置いた時既に様子をうかがいにやってきていました。
保護色になっていてわかりにくいですが、よく見ると、右奥に写っているのはピピの背中・・




白川真理フルートコンサート 無伴奏フルート作品の夕べ~初代ロットと共に~ 11月19日

2023-11-20 22:52:27 | 音楽・フルート
白川真理フルートコンサート 無伴奏フルート作品の夕べ~初代ロットと共に~
11月19日(日)19時開演 
鶴見区民文化C.サルビアH.3階音楽ホール
完全予約制・全席自由 3000円

[日時]11/19(日)19:00開演
[会場]神奈川県鶴見区民文化センター サルビ
アホール3階 音楽ホール
[出演]白川真理(Fl)

[曲目]
G.Ph.テレマン:無伴奏ファンタジー第4番 / 第9番
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ
C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ
川崎優:フルートのための2章  /祈りの曲 第4「祈り」、
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番

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お天気にも恵まれ、無事終了いたしました。
お越しくださった皆様、お手伝いくださった皆様、応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。

色々ありますが、こうして音楽と向き合えることにただただ感謝です。

自身の進展、反省等、今後の糧のために時系列で記録します。

まず驚いたのは前日夜、普通に眠れたこと。
なんやかんやいっても、本番前に眠りに入るのはちょっと苦労しています。
まあ、結局は眠れるのですが。
これは、思うに「塩浴」効果?とても寝つきがよくなるので。
それにしてもびっくりです。

眠れて、早起きできたので、いつもと同じようにフロアモップで家中の掃除をしたこともかつてないことでした。
本番の日に掃除?かつてはあり得ませんでした。
掃除機は音が嫌いなので仕方なくかけていたけれど、フロアモップは身体を動かすことが楽しいので、喜々としてやっている、ということもある。

これで身体の内側からポカポかしてきてよいウォーミングアップになっているのかも。

10時~12時、通し練習。

12時、冷凍のパスタで昼食後、昼寝。
 流石に熟睡はできませんでしたが、40分程ウトウトと。

14時 甲野先生のツイートチェックをしたところ、以下の言葉が。

『誰にどう評価されようと、本来 自分自身の評価が一番厳しいはずだ。 自分より低いところを見て 得意がっているのは もちろん 論外の愚かさだが 、自分より高いところを羨望の眼差しで見ているのも愚かなことだ。「いま在る自分」を、どう 直視できるか? 「このことと 取り組まず 、 ただ技の稽古をしても 虚しい限りだ」と、 いま痛切に思う。』

感動で涙があふれて止まりませんでした。
本前前に、この言葉を知ることが出来て本当に良かったです。
「いま在る自分」と正直に向き合える本番にしたいと思いました。

今回特筆したいのは、とにかく心臓のドキドキが全くなかったということ。

これは10月の稲毛のコンサートの時にもそうだったのだけれど、それがよりググっと落ち着いた感触が。

やはり大きいのは鹿島神流の「ソの字立ち」の効果だと思う。これがフィジカル。
そしてメンタル的には「いま在る自分」という言葉。

この二つの軸を支え補強してくれたのが、毎日のモップがけの習慣や、塩浴。

足の運び方、右腕の処理、口元、息、目の使い方など、実は非常に多くのルーチンを駆使していたのだけれど、定点観測してくださっているS教授からは、「ルーチンがなくなってとても自然に見えた」との感想があり興味深かった。

おそらく動きがより内在化したのと、自分で思っているよりは、短時間で色々なことをおこなっているのかも。

反省点としては、やはりバッハが手ごわかったなあ・・と。
気負い過ぎによる軸のブレが何度か起きてしまった・・

でも、「いま在る自分」としてやりたいこと、出来ることは概ね出来たので、有難かった。

元々、いくらでも吹けるよ、というのが得意技ではあったのだけれど、今回ほぼ二時間のプログラムを喋って吹いて、ヘタラナイ、ということに驚いてくださる方も多かった。

更に時間が経つほどに、よりロットが鳴ってきたということも。
これは10月の稲毛でも同様の感想をいただいた。

エネルギー効率が良くなったのは確かで、それを確信したのは本日。

本番の疲れというのが全くない!?

なので、今日も普段と同じ様にフロアモップでお掃除。
これもかつてはあり得なかったことで、本当に不思議です。

あと、普段からあまり汗はかかないのですが、本番の時は顔が上気し、汗もかいていたし、それが良いことと思っていた。

でも、今回、汗も全くかかず、従って「やった感」もない。

もちろんコンサート本番ならではの晴やかで華やかで幸せな雰囲気の中にはいるのだけれど、強いて言えば、モップがけしている続きの上に、演奏もあった、というか「特別感」がない、というのも初めてのことでした。

ドレスは紺のタフタ。
(・・正直今唯一着ることができるドレス・・(´;ω;`)ウッ…


マニアックな無伴奏に長時間お付き合いいただくので、せめてもと、前半と後半でストールとアクセサリーを変えました。
(後半の写真はまた後日)
見た目の変化もあるけれど、実は響き、音色も大きく変化するので。

前半はややパウダリー、後半はよりクリアな感じに。

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嬉しい感想も沢山いただいていて、本当に感謝です。
中でも一番嬉しかったのは植村泰一先生のリペアマンでもあったAさんからのもの。

(前略)
演奏中に舞台裏や廊下、ロビー等々で聴いていましたが、マイクでのお話しはほとんど聞こえないのに、演奏はドアを突き抜けて響いてきました(ロビーのモニターの音ではない)。やはり初代のパワーだけではなく、身体との共鳴、植村サウンドそのものでした。(後略)

甲野先生の言葉でハっとして
「自分より高いところを羨望の眼差しで見ているのも愚かなことだ」
と猛反省。
「植村先生みたいに吹きたい!」と思うことをやめた初めての本番でした。
その結果このような感想をいただけた事が本当に嬉しいです。








花束の袋に早速潜り込むピピ

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(写真追加)




後半のアレンジは青のストールと緑の大きなトリファリのブローチで。



塩浴暮らし

2023-11-13 21:22:28 | 日常
先日11月11日は弟の四十九日の法要、そして菩提寺での納骨でした。

弟夫婦は子供が居ないこともあり、今後のこともあり、弟からは墓じまいし同じお寺の共同埋葬にしたいとの相談を受けていて、「どうぞお好きなように」と返事していたのですが、その段取りなどする前に、逝ってしまいました。

義妹の希望もあり、結局弟は、今のお墓に入ることに。
父と母の骨壺の前に納められた若干大きな弟の骨壺を見て、弟もこれで良かったのだなと思えました。

お花を供えている時にサっと風が吹いて弟の卒塔婆だけがパタっと揺れたのが、偶然だろうけれど、「ありがとう」と挨拶してくれたような気もしました。

こうした儀式は遺族に「一区切り」を付けてくれる効用もあるのかもしれません。

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葬儀の時にお清めの塩をいただきましたが、そのまま捨ててしまいました。

というのも、母方の祖父はお寺の生まれで、そのお寺が浄土真宗。

浄土真宗では死を穢れと捉えておらず、お清めの塩を使用することは、逆に故人に対して失礼な行動であると考えられている、ということを聞かされていたので、宗派によって違うのなら、別にやらなくてもいいじゃない?という感覚で。

ちなみに白川の家は真言宗。

ということで、葬儀でお清めの塩をいただいても、そのまま捨てていた。

でも、死を穢れと捉えて清めるのではなく、本来は、肉親や親しい者の死によって気持ちが疲れる、つまり「気が枯れる」から「穢れ」と捉えられるようになった、という説を聞いてなるほど、と思った。

実際、覚悟はしていたものの、自分よりも若い弟の死は堪えました。

徐々に疲労感が溜まってきたな、と思ったのは10月25日。

その夜、何故か突然「塩浴びたい!」という思いがフツフツと湧いて、ネットで調べたところ、「塩浴」というものがあることを知りました。

やり方も詳しく書いてある。

半信半疑で、でもとにかく塩を頭から浴びたかったので、やってみました。

まず湯舟に浸かり。しっかり温まってから頭から足の裏まで全身に濃い塩水のお湯を振りかけ、ペタペタと。頭はマッサージ、身体と顔は軽く撫でるようにし、そのまま少し置いてからシャワーで流して再度湯舟に。
最後に水で引き締めて終了・・でしたが寒いので顔だけ水で。

タオルで拭いた後は、何もつけずにそのまま。

これがとても快適でした。

昔から母から「入浴後は間髪いれずに、とにかく化粧水と保湿!」と教わって、それが習慣になっていたのですが、何もつけたくない。

塩水の浸透圧で汚れや皮脂が引き出されて、との説明がありましたが、確かにそんな感じもある。

それに、物理的汚れだけでなく、気持ちも清められるというか、スッキリする。
右肩の凝りも軽減したような。

穢れを払うというより、気の疲れを癒す、という感じ。

もう何年も海水浴などしていませんが、一種タラソテラピーになるのかもしれません。

考えてみると、羊水も塩水。
体内回帰の安堵感もあるのかもしれません。

塩はいつも行くアピタで売っている「瀬戸内海の粗塩」で、値段も忘れる程の安さ。

洗面所にガラス瓶に入れた塩と小皿を常備し、歯磨きやうがいの時も一つまみ加えてやるようにしました。

今のところ、夫と息子は歯磨きとうがいにしか使っていないけれど、やはり調子は良いとのこと。

明後日で3週間目となりますが、もうずっと塩浴暮らし。

以前は全身にスイートアーモンドオイルとエジプトの香油数種類をブレンドしたものを塗っていて、いわばコンフィ状態で、しっとりツルツルだったのが、今はちょっとマットな質感で、サラっとした感じになりました。
でも、特に乾燥したりつっぱったり、という感じではなく、むしろ引き締まって調子は良いです。

髪も根本から立ち上がるような感じで、少し硬くなったけれど、元々が細いネコッ毛でペタッとしがちだったので、むしろ有難い。

ちょっと残念なのは、香油の香りが楽しめなくなったこと。
爪には日替わりで色んな香りのオイルを塗っていた。

ピピが来てからは香水も、部屋に燻らすアロマもお香も諦めたのですが、湯上りのオイルとベッドに入ってからの爪の香油だけは楽しみだったのに・・

以前は爪周辺の香油やハンドクリームを塗らないと、すぐにささくれなどが出来るので、欠かせなかったものなのに、塩浴にしてからは、何もしていないのに、むしろ爪の血色も良くなっているし、ささくれも全くない。引き締まるからか?

あと、今回、湯上りの香油をやめたことで、入浴後も心おきなくピピに触れることが出来るようになったのは嬉しいことです。

また変わるかもしれませんが、目下とても気に入っているので、しばらくはこれで。

以前「なくても良いもの」で

ファンデーション、メイク落とし、というのを挙げたけれど、さらに基礎化粧品、シャンプーとリンスまでもが加わることに。

経済的というのもありますが、何より時短、時間の節約になるのがとても嬉しい。

塩で検索すると、さらには茶渋を落としたり、洗い物まで塩、というのもあって、それも徐々に実践中。
そう。凝り性です。

目下洗い物は夫の担当なのですが、私がやることもあり、そんな時はやはり濃い塩水でやっていますが、油汚れも結構スッキリするので、びっくり。

塩、凄い。






(先行告知)『甲野先生の課外授業』in稲毛音楽室 2024年2月18日(日)14時~18時

2023-11-10 22:08:40 | 音楽家講座・甲野善紀先生を迎えて
『甲野先生の課外授業』in稲毛音楽室 
             (特別企画 音楽家講座と交流会)

2024年2月18日(日)14~18時(開場13時30分 適宜休憩あり) 
会場:稲毛音楽室(稲毛園倉庫)℡043-243-7736

千葉県千葉市稲毛区稲毛東5丁目1-30  
   京成稲毛駅徒歩1分  JR稲毛駅徒歩8分

音楽家講座&交流会 6000円(個別指導受講は+1000円)
前半の音楽家講座のみ 5000円   
  (いずれも当日受付にてお支払いください)


講師:甲野善紀 こうの よしのり
1949年東京生まれ。武術研究家。武術を通じて「人間にとっての自然」を探求しようと、78年に松聲館道場を起し、技と術理を研究。99年頃からは武術に限らず、さまざまなスポーツへの応用に成果を得る。介護や楽器演奏、教育などの分野からの関心も高い。著書『剣の精神誌』『古武術からの発想』、共著『身体から革命を起こす』など多数。

          



(ご挨拶) 白川真理 (音楽家講座主宰・フルート奏者)
甲野善紀先生を迎えての音楽家講座も21年目となりました。
今回は特別企画『甲野先生の課外授業」として千葉県の『稲毛音楽室』での開催です。

ピアニスト・吉岡由貴氏と稲毛園店主・海宝氏が主宰する『稲毛音楽室』は元々創業99年目となる老舗のお茶屋『稲毛園』の倉庫。
その後改修され合気道の道場となり、現在は土間にグランドピアノが鎮座し、畳の上にはカーペットと椅子が置かれコンサートや様々なイベントが開催され地域の方々から親しまれています。
正に「武術と音楽」が融合したユニークな場所で、音楽家講座にはぴったりの会場です。

前半の『音楽家講座』では最新の甲野先生の技、術理のお話と実演、希望者による公開レッスン形式の個別指導となります。

後半は、甲野先生を囲む交流会。ご自身の食べ物、飲み物(アルコール可)をご持参ください。寛いだ雰囲気の中で先生の様々なジャンルに渡るお話をうかがい、技を受け、参加者同士の交流を深めたりすることの出来るひと時です。

またその場で思い立っての参加者の皆様による余興演奏(1人5分以内)なども歓迎です。音楽家の方も音楽家でない方も、甲野先生と触れあい、目から鱗の「常識を覆す」身体運用法を体験してみてください。

楽器などご持参の上、動きやすい格好でお越しください。有意義かつ楽しいひとときをご一緒できるのを楽しみにしております。


お問い合わせ・お申し込み 
稲毛音楽室主宰・吉岡由貴 yukiyuutamiu@gmail.com     
音楽家講座主宰・白川真理 karadatoongaku@gmail.com