『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

ガルバスタジオ幡谷 CLOSING CONCERT 12月8日(日)

2024-12-08 21:10:48 | 音楽・フルート
とても温かで和やかな雰囲気の中、盛会となり無事終了しました。

様々なアラカルトの演奏も夫々に楽しめ、「音楽」の本来の役割、意義、素晴らしさなど、改めて考えさせられたひと時でした。

今回はマカロン下駄、左親指のアクアマリン指輪、そしてドレスの中に銀色の丸紐で作った鎖紐で四方襷を仕込んでの初めての本番。

緊張するのはいつもと同様ですが、音楽家講座の時の様にバクバクとは一度もなることなく、やはり「コンサート」という場は自分のテリトリーというか場所なのだなあ、とちょっと安心・・?て今更何言ってるんだと思いますが、これも、それだけ音楽家講座でのチャレンジが役に立っているのかなと思います。

でも何より効いていたのは、先日の甲野先生からのご助言だったと思う。

「いつも、今ある自分をみつめ、自分で納得できるようにその場にいること」

この言葉を聞いてからは、より気持ちが落ち着き、結果、息も落ち着き、ブレスコントロールも破綻なく、思い通りの表現で演奏することができました。

響きはデッドではありましたが、それがあまり苦にならない、吹き心地の良い不思議な場でした。

おそらく、過去、このスタジオと一緒に、ここで音楽を奏でてきた音楽家たちの響きがここに残って、何かしらを培い養ってきたから、大切にされ親しまれてきたからこその場の響きと反応ではなかったかと思います。

このような機会に立ち会わせてくださった皆様に感謝申し上げます。

オマケに「祈り」の最後のDisを伸ばす時に、新たな技法を発見!

こうした本番中での発見というのはよくあって、師匠・植村先生もよく「こないだの本番の時に気が付いたんだけど・・」と仰っていた。
28日の奏楽堂でもきっと、この足指に関するやり方は、私を助けてくれる大きな技術になると思います。






(告知) ガルバスタジオ幡谷 CLOSING CONCERT 12月8日(日)15時開演

2024-12-03 21:19:06 | 音楽・フルート
(告知)

ガルバスタジオ幡谷 CLOSING CONCERT 12月8日(日)15時開演


本当に急ではありますが、甲野陽紀先生の講座を主宰されているピアニスト・大塚淳子さんのご紹介で、あの素敵なガルバスタジオのクロージングコンサートに出演させていただけることとなりました。

6組の出演者が15分程演奏するアラカルトのミニコンサートです。
こうした形式は、実は元々、ヨーロッパでのコンサートの王道。
様々な演奏を一度に楽しめる、という方が、普通だったそうです。


私は無伴奏で、

川崎優先生のレント(『フルートのための二章』より)と
祈りの曲 第4「祈り」

の2曲を演奏いたします。

様々なアンティークに囲まれた優雅な空間でのひと時です。





・・あれ?今気付きましたが、もしや鍵盤ハーモニカ奏者は大塚さんでは??
他の出演者の皆様の演奏も楽しみです。





どうぞお越しくださいませ。

予約制(全席自由 1000円)となりますので、私までお申し出ください。
karadatoongaku@gmail.com

どうぞよろしくお願いいたします。 白川真理

ロットのメンテナンス、発表会

2024-11-24 17:39:11 | 音楽・フルート
12月28日のコンサートに備え、久々にロットのメンテナンスをお願いするため、沢山電車に乗って、リペアマンのAさんのお宅に。

半日過ごし、初代と五代目の2本のロットの微調整をお願いしました。

どちらも問題なく、良い感じだったので、大丈夫じゃないかなとも思っていたけれど、念のため。

あとは、日頃自分では出来ない箇所のクリーニング、キーオイルなども。

楽器の状態は、どちらも良かったとのことで、これも奏法の変化に伴ってのことかもしれません。

でも、調整し終わったロットの響きはどちらも、より深くクリアになっていて驚きました。

「クリーニングしただけでも変わりますからね」

と綾部さん。

ちょっと色々と操作をしなくては納得できる音にならなかった高いミなども何もせずにスルっと同質の響きで鳴ってくれるようになりました。

本当に素晴らしい調整のお陰で、益々、吹くのが楽しくなりました。

Aさん、ありがとうございました。

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そして本日はお教室の生徒さん方の発表会。

皆さま素晴らしい演奏で、最高でした。
私はピアノ伴奏したり、フルートでデュエットしたりと大忙しでしたが、とても楽しめました。

みんなで一緒に、存分に楽しんだ。

そんな感じの発表会でした。

最初に「青春ポップス」のグループが2つ出て、そのパフォーマンスを観ることが出来たのもよかった。

同世代かちょっと上くらいの皆様が懐かしい曲に合わせて、振り付けもして、とても楽しそうに歌って踊っている姿は最高でした。

一緒にやりたくなってしまうくらいの楽しさ。

この良い雰囲気がその後の出演者にも皆良い影響を与えていたのではないかしら。

人が歌って、かつ踊っている姿を観るというのは、とても楽しいのだな、というのを再認識。

BTSやストレイキッズじゃなくてもそうなんだ!?と知りました。

楽器演奏、音楽も、そもそもは踊りとは切っても切れぬ中だったはず。

さりとて、ふりを付けて動き回って、というのではないのだけれど、心底、奥底で動きたくなるような心身で演奏すると、より客席にも伝わるのではないか、とも感じた一日でした。

色々と忙しい日が続いていますが、家でお酒を飲まなくなったせいか、早寝早起きのせいか、体調は今のところ問題なく、元気です。

忙しくても、なるべく自分で調理したものを食べる様にしているのも良いのかも。

とか言いつつ、今日は買ってきたお弁当を温めて、インスタント味噌汁。
サラダだけは今朝作っておいたものを。

たまにはね。


(告知)『川崎優フルート作品の調べ』  専門誌『ザ・フルート12月号』に掲載

2024-10-11 21:52:44 | 音楽・フルート
去年の秋に企画し、じっくりと準備を進めてきたコンサートです。
どうぞよろしくお願いいたします。





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川崎優フルート作品の調べ

12月28日(土)13:30開演(13:00開場)
旧東京音楽学校奏楽堂(重要文化財)
東京都台東区上野公園8-43
全席自由 4000円   未就学児不可

フルート:白川真理   ピアノ:砂原 悟


《プログラム》

1. 通りゃんせ (『フルートで奏でるわらべうた』より)1975年        
2.ずいずいずっころばし (『フルートで奏でるわらべうた』より)1975年       
3.うた      UTA-Vocalize Japanesque 1985年
4.うさぎ うさぎ (『フルートで奏でるわらべうた』より)1975年                         
5.忘れな草 Forget me not 2003年                                            
6.ゆうやけ (『フルートで奏でるわらべうた』より) 1975年                               
7.君を慕いて Love you Dearly  2006年                                 
8.かり (『フルートで奏でるわらべうた』より) 1975年                                        
9.夢想 Reverie 2004年   
                                       
・・・・・・・・・休憩・・・・・・・・・・

10.フルートの為の二章  Fl.Solo 1973年
    アンダンティーノ  Andantino /  レント Lento                          
11.祈りの曲 第4「祈り」 la preghiera   Fl. Solo   2005年    
12.ほたるこい (『フルートで奏でるわらべうた』より  1975年                                 
13.かごめ かごめ (『フルートで奏でるわらべうた』より)1975年                           
14.3つの抒情的小品  1995年                                       
    ララバイ Lullaby / アリア Aria / セレナーデ Serenade


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(ご挨拶)

川崎優先生(1924-2018)の作品のみのプログラムを上野の旧東京音楽学校奏楽堂で演奏いたします。

コロナ禍は落ち着いたとはいえ、より混迷を極めている世界情勢と多発する自然災害。このような中で改めて音楽をやっていく意味を考え続けた数年間でした。

広島の爆心地から1.5キロの地点で被爆したにも関わらず、奇跡的に一命を取り留められた川崎先生の作品は、そのどれもが鎮魂と平和への願いに溢れています。

川崎作品は、この混迷の時代に最も必要な音楽の一つではないかと、今回のプログラムを編みました。

先生により新たな魅力と命が吹き込まれた『フルートで奏でるわらべうた』からは懐かしい様々なわらべうたを、そして歌心溢れるオリジナル作品の数々を、交互に配しました。

川崎先生とのご縁は今から約40年前、「茅笛の会ヨーロッパ演奏旅行」に参加させていただいた時から始まりました。

その後「アンサンブル・ムジカ・フィオーレ」、初めてのCD「SERENADE~flow~」のプロデュース、委嘱作品「夢想」、専門誌「ザ・フルート」(アルソ出版社)での連載(「古武術に学ぶフルート」)のご提案紹介と、大変お世話になりました。

また2000年から20年間、毎月レッスンに通わせていただいた恩師・植村泰一先生(1934-2022)は川崎先生の一番弟子であり多くの川崎先生の作品をレッスンしていただきました。

昨年、前期高齢者となり改めて第二の人生を考えた時、武術研究者・甲野善紀先生の
「今在る自分をどう直視できるか」という教えが頭をよぎりました。
第二のフルート人生は、川崎先生と植村先生への追悼と感謝を込めた、このコンサートでスタートしたいと思います。

ピアノは植村先生からの信頼も厚かった名手・砂原悟氏です。
会場となる旧東京音楽学校奏楽堂(重要文化財)は、日本で最初に出来た伝統と趣のある音楽ホールで、若き日の川崎先生も立たれたであろう舞台です。
チラシの背景は今年の瀬戸内海の初日の出で、母校・香川県立高松高等学校の後輩・太田秀幸氏によるものです。
レイアウトはフルーティスト・中田裕文氏によるものです。
川崎先生のお写真は2004年に委嘱作品に添えて贈ってくださったもので、ご遺族の承諾を得て掲載させていただきました。

師走の慌ただしい時期での開催となりますが、お聴きいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
                    白川真理

お問い合わせ・お申し込み karadatoongaku@gmail.com



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(追記)
折しも日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)にノーベル平和賞がもたらされました。
本当に素晴らしいことです。
ただ、それは、それだけ危機感が高まってきているということでもあるということで・・。






WAYAZライブ 10月5日(土)

2024-10-07 22:54:02 | 音楽・フルート
高校の同期バンドWAYAZのライブでした。




30名程集まってくれた仲間たちとワイワイニコニコのとても楽しいひととき。

今回のコンセプトは「5レンジャー」をパロった「52レンジャー」。

私は「ももレンジャー・マリ~」を仰せつかりました。

メンバーみんな赤青黄緑と振り分けられて、お互い○○レンジャーと当日が終わるまで呼び合っていた・・

ラインももちろん同様で。

内心「めんどくせえ~~」と思っていて、やれやれ、ようやく終わったかとホッとすると同時に、白川真理に戻ったのがちょっと寂しい気も・・・

こんなことを仕事中に考え出して、完成度の高いチラシまで作ってくれた黄レンジャーに感謝。一級建築士本領発揮のプロの仕事でした。

ムーンリバー弾き語りも、今後の課題は沢山あるものの、まずまずの出来。

フルートを吹く時と同じ様に、歌う時も息を前に出そうとしなければよかったんだよね、ということで。

ついつい差し出してしまう人の性というのを改めて感じた次第。

でもフルートは大丈夫だった。
上げない方にモデルチェンジしてからまだ数日しか経っていないけれど、完全に新たな自分の技になったのを実感。だって、こっちの方が身体もラクで響きも良いから。
撮ってくれた動画を聞き返してみて、マイクなしでもビンビン入っていて驚きました。

来年こそは!

リコーダーユニットの瀬戸内キャンディーズは一人増えて4名に。

新メンバーTちゃんがとても素敵なビーズ刺繍のキャンディーを作ってくれて全員にプレゼントしてくれました。

カチューシャもついていて、全員、これで演奏。
取り外しも出来るので、ピンをつけてブローチにしてウクライナワンピースの胸元をとめるのに使うつもり。

ミラクル・ピンクレディの2人はお花のコサージュで、これまた素敵。

みんな、とっても楽しかったです。また遊ぼうね!

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(追記)
後半はメンバーTシャツにお色直し。




ピンクの猫耳ももレンジャー・マリ~のまんま、しっかりコンサート告知も。
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