『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

2024-02-17 00:33:06 | 日常
寒暖差が大きいここ数日、とても用心して過ごしています。

毎年、春の訪れは早くなってきていますが、今年は特に。

昨日は4月並みの陽気とのことで、半袖Tシャツで家中の掃除をしていました。

写真は庭で採れた今年のフキノトウ。



幾分小ぶりですが16個の収穫がありました。

まだ小さいものは残してあるので、しばらく楽しめそうです。

夫はゴルフで留守だったので、いつもならベーコンやキノコと一緒にパスタにするのですが、全てフキミソに。

炊き立て御飯に合わせると最高のランチとなりました。

梅の花も美しいのだけれど、背景になる空の青さが、なんだか今までと違ってきている気がします。

より南の国のパキっとした空の色。






東京玉翠会幹事会

2024-02-11 21:42:02 | 着物
昨年は春の本番、秋の本番、それに伴う練習が重なってしまい、全く参加できなかったのですが、今回久々に参加。

かけがえのない、貴重な人間関係を育んでくださったこの会ですが、今後の存続のことを考えると問題は山積。

こうしたことを色々と討議しました。

今年は会場もグランドプリンスホテルの飛天の間から御成門のプリンスホテル鳳凰の間に変更となり、日時も7月の2時開催から6月の12時開催に変更となり、何より、ホテル使用料や様々な諸経費の値上げに伴い、会費も値上げすることに。

こんなプレゼンを事務局からすることになり、私もその一員なので、今日は気合を入れて臨んだのですが、思いのほか、すんなりとみな承認していただけて、ほっとしています。

先輩方が立ち上げ、存続してくださっている、こ素晴らしい会をこの先もずっと、若い方たちの負担が重くならないように整え、存続させていってもらいたい、という願いのもと、事務局が総力を挙げて、知恵をしぼりました。

会議の後は、近くのイタリアンで懇親会。

こうしたリアル交流会も本当に久しぶりで、とても楽しかったです。

また明日からも、がんばってやっていこう、とエネルギーをいただきました。

皆様、ありがとうございました!

会議場のある御茶ノ水駅の景色。

プレゼンがあるので、勇気をもらおう、と母の形見の丹後縮緬の小紋に羽織で。
半世紀程前の着物なのに、しつけを取ったばかりの様にシャンとしている優れものの着物です。丹後縮緬の底力、素晴らしいです。

羽織が明るい色なので、半襟はグレーの鬼絞縮緬、帯締めと帯揚げは淡い葉裏色と地味目な取り合わせにしました。

小紋の小梅の朱鷺色に合わせて、イヤリングと指輪はピンクサンゴにしたのですが、ちゃんとMちゃんが気付いて褒めてくれて嬉しかった。

昨年の秋から、忙しかったので、なんとはなしに、すっかり着物から遠ざかっていたのですが、やはり、着るとシャンとして、実力以上のパワーが発揮出来る気もします。

直前までは結構緊張していたのですが、落ち着いてスピーチでき、沢山の方からお褒めいただきました。

提案事項は、皆、ご承認いただけたので、大成功といっても良い。\(^o^)/

もちろん、「ソの字立ち」の効果もありますが、

着物は、やはり素晴らしい。






ティーポットの気付き

2024-02-04 00:24:06 | 気付き
昨年末から体調を崩したこともあり、笛をさらう時間は激減したものの、反比例するみたいに、多くの進展がありました。

でも、それも、なんだか、まあ、そうなんだろうな、という感じで、かつてのような大きな感動や喜びもなく、淡々と過ぎていた。

それが、ここに来て、一気に爆発というか、感動の嵐。
・・極端・・

それもこれも、「ソの字立ち」あればこそで、この「ソの字立ち」以前と以後では、もう全く何もかもが違っている。

ソの字立ちで、重心を落とし、足裏3点で立ち、腹を伸ばすと、スっと軸が整い、背骨、頸椎が整い、結果肩が下がる。

これを私は「ミーアキャット」と呼んでいる。
周囲に敵がいないか、見渡すような姿勢。

この状態で、顎を少し引き、頤のくぼみにフルートを置く。

よく言われている3点支持ではなく、「3点に載せる」になっている。

ここまでが昨年まで。

これに加えて数日前に、「ティーポットの気付き」、というのがあって、これがかなり妄想的なもので、書き言葉ではとても表現しにくいものなのだけれど、きっかけはTVの「相棒」。

特に番組のファンという程ではないものの、たまたま目にしたのが、水谷豊が紅茶を注ぐシーン。

まあ、確かに空気に沢山触れさせたほうが美味しいとも聞いたことはあるけれど、どう考えても危なっかしくて、マナー違反でしょうに、と思う。飛沫が跳ねそうだし。
そもそも、いくらなんでもポット上げすぎでしょ、と思いつつみていて閃いた。

ポットとティーカップの距離、紅茶の勢い、注がれる時の紅茶の流れの太さの違い等々・・

高いところから物体を落下させると、その速度は時間と共に増加するという物理。

これが高音域にぴったりで。
自分でなんとかするのではなく、ポットの位置を変えるだけ。

余談だけれど、生徒さんにこの話をしたところ、あの番組と水谷豊のファンで、「長寿番組なんですけど、どんどんと、あのティーポットの高さが高くなってきてるんですよ!」とのプチ情報を得る。
・・・練習したのだろうなあ・・


昨年までの奏法に、この気付きが加わったことで、更に演奏実感からは遠ざかるように。

今まで、かなりの「間に合わせ」を振り捨ててきたつもりだったけれど、まだまだ沢山の間に合わせをやっていたし、また、その間に合わせに助けてもらってたのだなあ、と思う。

また、いつか、こうやって愕然としつつも大きな喜びを感じられる日も来るのだろうと思うし、そうありたい、と願うけれど、今回のものは、本当に大きな変化をもたらしてくれて、昨年からの鬱々としたものを吹っ飛ばしてくれた感もある。

目に見えないものを、見るともなしに見る感じに視線をあやつって、このティーポットの原理的な息のコントロールをする。
・・って書くと、ほらね、やっぱり怪しいでしょう?

さらに今日の生徒さんのレッスンの中、これを音量、音色の変化に使うことも気が付いた。音域によって、やり方は異なってくるので、ちょっとややこしいのだけれど。


あと、これは幼稚園での演奏のため、久々にディズニーメロディーなどを吹いていて気付いたことなのだけれど、お姫さまが王子さまとダンスしようと両腕を差し伸べる時に、「どうすれば、重いこの腕を楽に持ち上げられるか?」なんてことは一切考えないでしょ、ということ。

もちろん、これも如何に楽に持ち上げられるか?滞りなく取り扱えるようにするには?と散々やってきたからこそ、なのかもしれないけれど・・・

フルートと一緒にダンスするつもりで両腕を差し伸べればいいんじゃない?

フルート重いのよね。
腕上げるの、かったるいのよね。

という思いに基本的に支配されていたから、より重くなるのかもね、なんてことも反省中。


2月の設え

2024-02-03 22:35:06 | テーブルコーディネート
日が落ちるのも幾分遅くなり、寒さの中にも春が感じられる季節となりました。

・・そして、もう杉花粉も飛んでいる・・・・

やっと寒暖差アレルギーから快復したところなのに、今度は花粉症・・

この頃、花粉のこともありマスク着用が続いています。
でもコロナ禍の時の様な不織布ではなく、自作のスワトーハンカチマスク。
裏地は絹・羽二重にしたので、肌にも優しく、これならば、付けているのもさほど苦になりません。お洒落なものは気分も上がるしね。

コロナ禍の自粛期間中、ヒマだったので、チクチクと手縫いで作ったものの、その後、不織布マスクじゃないとダメということになったので、ずっとお蔵入りしていたものが復活。

作り方などは、特に知らなかったけれど、既製品の布マスクから型紙を取って、ハンカチ、羽二重は夫々中表にして2枚同時に切って、チクチクと縫い合わせて出来上がり。
今はもう、ちょっと忙しくて、改めて作る気力が湧いてこないけれど、母が残した沢山のスワトー達も、しまい込まれたままよりも、こうやって使ってやった方がきっと嬉しいはず。
最初に鋏を入れる時は、ごめんね、とハンカチに詫びを入れてから切ったのを覚えている。




杉花粉だけでなく、埃、ハウスダストもよろしくないので、最近は家の掃除の時も、この自作マスクでやっていますが、鼻喉の乾燥予防にもなって良い感じ。

2月は、母校高高同窓会のリアル幹事会&懇親会、稲毛での甲野先生をお招きしての特別企画、幼稚園からの依頼演奏などあって、1月よりちょっとだけ忙しい。

ちゃんと体調管理して、楽しい時間を沢山過ごしたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・
2月も、やはり春らしい明るい色で。
クッションカバーをツルっとしたものから、ホワっとしたコットンのものに変更すると、一気に春の気分になります。
センターピースには、リスボンの雑貨屋で見つけたコルクの皮付きお皿をひっくりかえして。

この小山でフェイクのエアプランツを囲むのは一癖も二癖もある表情のヘレンド、ウィーンの薔薇シリーズの動物トリオ。
昔、甲状腺に出来た腫瘍の検査結果が「良性」と判った時、自分へのお祝いに、とデパートをウロッとしたときに見つけたセット。
3体セットの特別セール価格だったのだけれど、どうしてウサギとブタとフクロウなんだろう・・・?と今思う。

時々、配置を変えたりして物語を創って遊んでいます。