里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

探鳥日和「ダイサギの食事風景 ツバメの低空飛行」

2022-04-29 | 野鳥・探鳥日和
 
ほとんどの田んぼが田植えを終えた中、まだ田植え前の田んぼでダイサギが食事をしていました。

婚姻色をまとったダイサギが水中の一点を睨んで狙いを定めます。

#1










上手に獲物をゲットしました。

#2










今回の獲物は小さめのドジョウのようです。

#3










ひとしきりドジョウを捕まえた後、この田んぼでの食事を終えたのか、まずひとつ、身体をブルっと身震いさせて・・・

#4










そして、フワッと身体を浮かせて飛び立ちました。

#5










体重が1.5kgほどと非常に軽い鳥ですから、簡単に飛び立つことができます。

#6










一挙手一投足が淡麗優美な垂直離着陸鳥ですね。

#7










たつ鳥跡を濁さず、次の田んぼへと飛び去っていきました。

#8










また別の日、別の田んぼで、同じ個体と思しきダイサギが餌を探していました。長い首を生かして遠くの水中を

覗き込みます。

#9










ズボッと水中に首を突っ込んで・・・

#10










今度もドジョウを捕まえたようです。

#11










今度は上々の大きさ、シメシメといった心持ちでしょうか?

#12










この子はドジョウを食べた後は(いや、ドジョウに限らないとは思いますが)、必ず一口水を飲んでいました。

#13










「ぷふぁ〜、うんめぇ〜♪」

#14










また別の日、別の田んぼで、同じダイちゃんがお食事の真っ最中、今度もドジョウをゲットしたようです。

#15










ヒョイと煽ってパク!

#16










またしてもドジョウをゲット。

#17










そして「ごっくん!」 とってもドジョウ好きなダイサギくんでした。

#18










同じ田んぼの畦道ではカルガモの夫婦がふたり仲良く日向ぼっこをしていました。手前がオス、向こう側がメスです。

もうじき子育てが始まることでしょう。カルガモもオシドリなんかと同じようにメスだけが子育てを行いますね。

#19










一方、田んぼ近くの沼地ではツバメが低空飛行で飛び回っていました。

#20










飛びながら虫を追いかけて食べているんですね。

#21










ツバメは遠く南の国からはるばる渡って来るだけあって、非常に洗練された飛び方をしますね。それだけにカメラでは

狙いにくい鳥だと思います。

#22










普段は高いところに止まっている姿を見上げる機会の多い鳥ですが、こうして低空飛行をしている時には背中の方まで

よく見ることができますので、その美しさを存分に堪能できるのではないかと思います。

#23










あ、チラッと私の方を見たようです。一瞬目が合っちゃいましたね。

#24










でも害はないと思ってくれたようで、ターンして戻って来てくれました。

#25










美しい飛翔を見せてくれたツバメくんでした。

#26















<<おまけ>>
今回のおまけは今が盛りの花2題。


ひとつ目はアヤメです。前に垂れ下がった花びらの根元に綾目模様が見えますね。毎年ここで咲いている花なので

毎年ここに来ては撮っています。

#27










そしてこのアヤメのすぐそばで咲いているのがこちらのツツジです。この花も毎年のように撮ってしまいます。

とっても色鮮やかで印象的に咲く花なもんで。

#28




















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山野草 春の心は のどけからまし 2

2022-04-18 | ここ里山の草花あれこれ
 
里山に咲く山野草の花たち、前回からの続きです。


<サンキライ(サルトリイバラ)>
大きく丸っこい葉っぱが特徴的ですが、小さな花たちにもガラスのようなきらめきがあって大好きな山野草のひとつです。

#1










ご覧のように茎にかなり鋭い棘があるので、触る時には注意が必要です。この棘に猿が絡まって動けなくなるから

サルトリイバラという別名がついたという話があってこの名前が・・・ あくまでも話ですが。

#2










<アケビ>
アケビ類は雌雄同株の山野草ですが、ご覧のようにアケビの雄花と雌花では色と大きさに明確な違いが

ありますね。

#3










<ミツバアケビ>
ミツバアケビは花の色が濃くて、陽の光がよく似合う花ですね。

#4










さらには逆光の中でその美しさはより一層輝いて見えます。葉っぱの大きさもアケビやゴヨウアケビに比べて

大きいことも特徴のひとつだと思います。

#5










<キランソウ(地獄の釜の蓋)>
ロゼッタ状に広がって咲くその姿から地獄の釜の蓋という別名があります。もともとが薬効の高い植物なので、

地獄の釜に蓋をするようによく効くという意味がベースにあるがゆえの名前なんですね。

咲いているのを見つけると嬉しくなる、存在感のある山野草のひとつです。

#6










<モミジイチゴ>
5枚花弁の可愛らしい花を咲かせる野苺です。6月には大きな黄色い実が成ります。甘くて美味しい実です。

#7










<キイチゴ>
いわゆる木苺ですね。赤い甘酸っぱい実が成ります。

#8










<ハコベ>
春の七草のひとつですね。小さくて目立たない花ですが、よく見てみると可愛らしい花なんですよね。

#9










こちらは花弁が2枚ずつ重なっているように見えますが、これも同じハコベの仲間なんでしょうね。上と同じ種の

個体差なのかな?

#10










さらには、こちらの萼には毛がありません。私にはそのへんの区別がよくわかりませんが、ハコベにもいろんな種類が

あるそうです。でもどの花もみんな清楚で可愛らしいですね。

#11










<オランダミミナグサ>
ハコベによく似たこちらの花はオランダミミナグサです。その名の通りヨーロッパ原産だそうです。

いってみればほとんど雑草ですが、じっくり眺めてみる価値がありそうな花ではないでしょうか?

#12










<ウラシマソウ>
マムシグサと同じサトイモ科の植物ですが、葉っぱと花は別の茎に分かれています。細長い”釣り竿”を持って

いるところからこの名前がありますね。出始めの子供浦島太郎は釣り竿を伸ばすためにか、まっすぐ上を向いて

います。

#13









大人浦島太郎になると、きちんと前を向いて葉っぱを日傘がわりにして静かに佇むようになります。

#14










堂々たる面構えをしていますね。性転換をする植物だそうで、キノコバエが受粉の手伝いをするのだそうです。

でも雌花に授粉したキノコバエは、結局雌花から出ることができずに死んでしまうのだとか。見かけの通り

恐ろしいやつのようです。

#15










<ムラサキケマン>
北海道でよく見られるエゾエンゴサクに似た花をつけますが、エゾエンゴサクが食べられるのに対しムラサキケマンは

有毒です。ウスバシロチョウの幼虫がこの草の葉を食べて毒を持つことはわりと知られた話のようです。

#16










<タラノキ>
食べられる山菜の王者としてタラの芽は有名ですね。まったくえぐみがなくて美味しいことが王者たる所以でしょうね。

この芽は食べるにはちょっとだけ育ちすぎましたかね。ずいぶん昔にはうちの庭にも植えてありました。いろんな食べ方を

してみましたが、やっぱり天ぷらが抜群に美味しかったですね。春を満喫する味だったような気がします。今は無くなって

しまったので余計にそんなことを思うのかも・・・

#17










<モミジ>
緑の葉っぱとは対照的な真っ赤な花をつけます。春の紅葉といった感があります。紅花の中から覗く白い雄蕊が

ちょっとしたアクセントになっていますね。

#18










<ニリンソウ>
里山の野に群生して咲く花です。若葉は山菜として食用になるそうですが(田舎に住んでいる割には山菜を積極的に

食べる勇気がないのがいまいち残念ではありますが・・・)、この葉っぱはトリカブトによく似ていますので

注意が必要です。

#19










蕾はピンク色をしていますが咲くと真っ白になる花も多くあります。今回は両方の写真とも、ピンク色が残っている

花を狙って撮ってみました。

#20

















<オトメツバキ>
冬にも一度おまけとしてこの花を載せましたが、今が本当の花の盛りになります。この花、中心の白さにも目を奪われて

しまいました。

#21




















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山野草 春の心は のどけからまし 1

2022-04-09 | ここ里山の草花あれこれ
 
しばらくぶりの投稿になってしまいました。

在原業平の有名な歌にこんなのがありますね。

    世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし

「のどけからまし」の「まし」は「なかりせば」を受ける反語助詞ですから、タイトルのように「のどけからまし」だけを

独立させてしまったら意味をなさなくなるのは分かっていますが、ま、春だし、細かいことは気にしない気にしない。

ということで、今回は春の里山に咲く山野草の花たちです。


<クロモジ>
春を感じさせてくれる素敵な花のひとつです。

#1










<シャク>
小さな白い花をものすごくたくさんつけますので、春の野でもよく目立つ花です。

花びらの縁がちょっとだけ内側に捲れているところにこの花のチャームポイントがあるように思います。

#2










花にヒラタアブが吸蜜に来ていました。こんな小さな花にもちゃんと蜜を生産する能力があることがすごいと思います。

#3










<キブシ>
よく舞妓さんのかんざしに例えられることがある花ですね。この花も春の野でよく目に付く花です。

#4










小さな花が鈴成りです。振るとシャンシャンと優しい音が聞こえてきそうな気がします。まさに鈴鳴りかも。

花の下に偶然写り込んだ丸ボケが鈴の音を象徴しているような気もしますが、どうでしょうか?

#5










<ネコノメソウ>
新婚旅行のとき、札幌の野幌原始林で初めて出会った山野草です。葉っぱの中に茶色い小さなタネができるのが

面白いと思います。極々小さな黄色い花が3輪咲いていますが、分かるでしょうか?

#6










<マムシグサ>
春の里山である意味一番目を引く山野草かもしれませんね、ミズバショウやザゼンソウと同じくサトイモ科の

植物です。

#7










上のマムシグサとは仏炎苞の形が違いますね。違う種類なのかもしれません。マムシグサにはたくさんの種類が

あるそうです。

#8










こちらはふたり仲良く並んで向こうを向いて・・・ いろんな場面情景が連想できるのではないでしょうか?

#9










<ニホンタンポポ>
ニホンタンポポの一種だとは思うのですが、一番外側の花びらの色が濃くてちょっと変わったタンポポでした。

#10










花が開いていく様子は普通のニホンタンポポと違いはなさそうです。

#11










ね!

#12










<タチツボスミレ>
スミレもたくさんの種類がある花で私には区別が難しいのですが、この花は一番よく目にするタチツボスミレだと

思います。この花も春を実感させてくれますね。

#13










<ツクシ>
スギナの薹、ツクシですね。スギナは地獄の底から生えてくるといわれていて、畑をやる人からは嫌われる雑草ですが、

その花はけっこう可愛らしいですよね。この花も春のシンボルのひとつですね。

カラスノエンドウが横からちょっかいを出し始めているようですが・・・

#14




















 
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キョン遠影

2022-02-14 | 小動物・虫・魚 & more
 
前回はターシャの最近の写真という意味で「ターシャ近影」を載せましたが、今回はキョンの遠くの写真という意味で

「キョン遠影」というタイトルにしました。ケミストリーの曲に「遠影(とおかげ)」という曲があるようですが、

こちらはキョン遠影(えんえい)です。

最近はキョンを見かける機会がかなり増えました。それだけ数を増しているということなんだと思います。

いつものようにかみさんと散歩をしていると、ずいぶん遠くでしたがくろぬりが終わった田んぼの畦道に雄のキョンが

いました。

#1











草を食べているその姿をよく見てみると、どうも右の後脚が一部欠損しているようです。括り罠に掛かったけれど

なんとか脚を引きちぎって逃げたような感じがします。野生の生き物の逞しさを見たような気がしました。

#2










すぐに私たちの存在に気がついたようです。

#3










ずいぶん遠くなのに必死で逃げ始めました。

#4










走る姿を見ると、脚の欠損はあまり影響していないような感じでした。

#5










やがて田んぼ脇の藪に逃げ込みました。そこに潜んで私たちをやり過ごす作戦のようです。

#6










興味があったのでその藪のそばまで行ってみました。

と、さすがに隠れきれないと思ったのか、大慌て飛び出してきました。

#7










尻尾の裏の白い毛が印象的です。これはシカ類がみんなやる行動で、仲間に危険を知らせてみんなで一斉に逃げるための

合図ですね。

#8










気の毒なぐらい必死で逃げていました。写真を撮るだけで何もしないのに、とは思いますが、そんなことは通じません

ものね。

#9










よく見ると逃げて行くその目の前にツグミが1羽います。

#10










勢いよく突っ込んでいきますがツグミはまだ逃げません。

#11










キョンが跳んで、ようやくツグミも飛んで・・・

#12










もうひたすらに逃げていきます。ごめんごめんと思いながらシャッターを切っていました。

#13










とうとう車道のところまで逃げてきました。たまたま車が通っていないときで幸いでした。

#14










今度は車道を左折して走っていきます。

#15










車道をまっしぐら! まさに全力疾走。

#16










やがて近くの農家の畑の奥へと逃げ去っていきました。この農家の奥には一級河川の夷隅川という大きな川が

流れています。そんな辺りに棲んでいるのかも知れません。

#17















<<おまけ>>

今回のおまけはフクジュソウです。前々回にも載せましたが、あれはずいぶん昔の写真。今回のは先日撮ったばかりの

フレッシュな(?)写真です。惚れ惚れするほど綺麗な花ですね。

#18










たっぷりと陽射しを浴びて、まさに暖かそうな花です。

#19










葉っぱにも独特の美しさがあります。何もかもが最高の花だと思います。

#20

















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ターシャ近影

2022-02-04 | ネコ以外のペット
 
もう50年ほども前のことになるでしょうか。その頃の本にはよく作者の写真がカバーの裏表紙に載っていて、

その写真の下に著者近影と書かれていたりしたものでした。そのため読者の中には写真の人物の名前を

著者近影と勘違いして、著者近影様というファンレターが届いたということを書いている作者がいたり

したものでした。

と、いきなり脱線から始まってしまいましたが、ヤギのターシャの近影です。

まずは坂道にすっくと立つ彼女の勇姿です。

#1










丸太に興味があるのか、顔を近づけます。

#2










そして丸太に顎を乗せて、ちょっと一休み。

#3










休んでいる姿を見られたことに気づいて、恥ずかしそうにペロっと舌を出しました。

#4










ターシャは長いまつ毛が自慢です。というよりも、草食動物はみんな長いまつ毛をしていますね。

馬が然り、キリンが然り、草食動物は草に顔を突っ込んで食べますので、長いまつ毛で目を守る

必要があるんでしょうね。

#5










とにかく草を食べるのが大好きでいろんな草を食べますが、飼い主のMさんによると毒のあるアジサイは

食べないそうです。きちんと弁えているんですね。

#6










ときには木枯し紋次郎になって「あっしにはかかわりのないことでござんす」

#7










とにかくよく笑う子なんです。

#8










「う〜、かゆ」 後ろ足を使って器用に耳をかいていました。

#9










人懐こい子なので駆け足で近づいてくることもあります。

#10










冬はターシャも防寒着を着て寒さ対策万全です。飼い主Mさんのお下がりのアノラックだそうです。

#11










周りの大人たちが立ち話をしている間、ターシャは座ってひと休み。きちんと状況を読む子なんです。

#12












<<おまけ>>

今回のおまけはキイロスズメバチの巣です。12月の終わり頃に撮りましたので、すでに住人は

いなくなった空き巣です。

#13










ネイチャーセンターへと続く道沿いの電柱のトランス下に造られていました。

夏の間、ここを歩いたりしていましたが、全く気づきませんでした。危ないところだったかも。

立派な巣だと思います。

#14




















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ノスリの雄飛 ( + フクジュソウの知られざる秘密)

2022-01-18 | 野鳥・探鳥日和
 
飛んでいる姿が美しいタカの代表といえばこのノスリではないでしょうか?

#1










悠然と飛ぶこの姿形にはいつも見惚れてしまいます。

#2










おっと、もろにガン見されてしまいました。

#3










でもすぐに害はないと分かったのか(取るに足らないヤツと悟ったのか?)、飛び先の方へと視線を向けました。

#4










真上を飛びながらも視線は常に地上を見ているようです。

#5










ちょこんとしまわれた足が可愛らしいですね。

#6










下面の白さに対して背中の色の濃さが印象的です。野生の生き物が身につけている保護色ですね。

#7










木々の上に舞い上がる上昇気流を捉えて旋回していきます。

#8










気持ちよさそうに飛んでいますね。こんな姿を見ると、いつも羨ましいなーと思ってしまいます。

#9










この重厚な飛び姿はノスリ独特のものですね。すなおにカッコいいと思います。

#10










背中から陽を受けて森のきわを飛んでいる姿も美しいですね。

#11










黄金色に輝く雄飛。

#12










一幅の絵になりそうな感じがします。

#13











そんな私の感情とは無関係に超然と飛び去っていきました。

#14










止まった姿を見るとまだ若い個体のようです。今回の写真は何日かにわたって撮りましたが、どれも皆同じ場所でした。

おそらく飛翔モデルはみんなこの子なのではないでしょうか?

#15










ゆっくり近づいてみましたが、注意深く私を見つめたままでした。用心深いタカでした。

#16















<<おまけ>>

今回のおまけはフクジュソウです。

先日NHKの「植物に学ぶ生存戦略」という番組でこのフクジュソウのことが取り上げられていました。
(たしかこの番組はひめねずみさんもお好きでしたよね)

面白い話だったので、ずいぶん昔に撮ったフクジュソウの写真を引っ張り出してきて貼ってみました。

フクジュソウは虫が花粉を運ぶ虫媒花ですが、なんとこの花は蜜を持っておらず、なんの香りもしないそうです。

ではどうやって虫を呼んでいるかというと、花の中が暖かいのだそうです。その暖かさで虫を集めているのだとか。

パラボラアンテナ風の花の形で太陽の熱を集め、しかも常に花を太陽に向けて首を振るのだそうです。そんな不思議な

性質を持った花だとは知りませんでした。

本当に楽しい番組だと思います。司会の山田孝之とNHKアナウンサーのリンダちゃん(林田理沙)の掛け合いも

ユニークで面白い番組に仕上がっていると思います。あまり頻繁にやらないのが非常に残念です。

#17



















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群れガラスたちの冬乱舞

2021-12-28 | 野鳥・探鳥日和
 
冬になるとカラスたちは群れ集まりますね。おそらく少なくなった餌を効率的に探すために集まるのだと思いますが、

カラスは高い知能を持った鳥ですから、同時に豊かな遊び心も持ち合わせていることを私は確信しているんですよ。

ちょうどこの日もたくさんのカラスたちが群れ遊んでいる場面に遭遇しました。みんな翼を目一杯広げて飛んでいます。

気持が入ってるんでしょうね。

足を出して他の仲間にちょっかいを出しているやつもいたりして見るからに楽しそうです。

#1










ひとり翼がぼろぼろな御仁もいますね。百戦錬磨の人生(カラス生?)を生き抜いてきた猛者でしょうか?

#2










左側の木のてっぺんに止まろうとしている奴がいますね。

#3










一度は止まりましたが・・・

#4










もう一度体制を整えて・・・

#5










やっときちんと止まることができたようです。

#6










木のてっぺんに陣取って、ほかの仲間たちが群れ遊ぶ姿を眺めていました。

#7










こんな感じでみんな思い思いに遊び回っているんですね。私も子供の頃、大勢で手繋ぎ鬼とかめちゃぶつけとかで遊ぶのが

楽しかったものでしたが、彼らもまた、こんな風に大勢で群れ遊ぶことを楽しんでいるようでした。

カラスは間違いなく、日常生活の中で自分達の遊びを楽しむ鳥だと私は思うんですよ。

#8










賢いカラスの遊び心といえば、もう10年以上も前に私が別のブログに載せたこんな画像があります。


ん? 電線に黒いゴミ袋が引っかかってる?

#9










あ、動いた! 生きてる?

#10










あ、飛び降りた! コウモリ? それとも鳥?

#11










なんと、若いハシボソガラスでした。このボソくん、電線に逆さまに止まって、普段とは違った見え方を

楽しんでいたようです。まさにカラスのお茶目な遊び心を見た瞬間でした。滅多に見られない貴重な

場面だったと思います。

#12

















<<おまけ>>

今年も乙女椿が咲き始めました。まだ数輪しか咲いていませんが、嬉しく思いカメラに収めました。

#13

















今年も1年、このブログをご訪問くださり誠にありがとうございました。来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

それではみなさん、良いお年をお迎えください。







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奥の細道にキョンのいる風景

2021-12-08 | 小動物・虫・魚 & more
 
いつもの散歩道をのんびり歩いているときでした。ふと斜面の上の方を見上げると・・・

あ、何かいる!

#1










よく見ると、私にももうかなりお馴染みになってきた野生のキョンです。私のカメラのシャッター音に気づいて

顔を上げました。じっと私を見つめています。

#2










でもほとんど私を恐れる様子もなく、目と耳だけは私の方に向けたまま平然としています。たぶん私との間合いを

見切ったんでしょうね。

#3










少しずつ前に進みながら草を食べていきます。

#4










まだ若い個体のようです。わりと可愛い顔をしていますね。

#5










きっと今歩いているここが彼女にとっての獣道なんでしょうね。注意していればまたここで彼女に出会えるかも

知れません。

#6










それでも私のシャッター音は気になるようで、時々立ち止まっては私の方を見つめます。

#7










ちょっと進んでは・・・

#8










私の方を見つめ・・・

#9










目と耳だけは私から外すことなく歩いていきます。

#10










そして最後は、藪の中へと静かに消えていきました。その間僅かに1〜2分の出来事でした。

今回はたまたま気がつきましたが、今までにも遭遇に気づかずにいたことがあったかも・・・

きっと野生の生き物たちは藪の中で息を潜めて、私たちが気づかずに通り過ぎて行くのをじっと見ていることもある

のだろうと思います。

#11















<<おまけ>>

オギやススキの穂は秋から冬にかけての季節を彩る象徴的な花だと思います。そこで、晩秋の朝陽に照らされた姿を

撮ってみました。

#12




















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秋の陽に咲く野のリンドウ

2021-11-26 | ここ里山の草花あれこれ
 
かみさんと里山を散策しているときの楽しみのひとつにリンドウの花との出会いがあります。毎年今頃になると

そろそろ咲いてもいい頃だよね、とか言いながら歩いたりしています。

いつも歩いている奥の細道ですが、イノシシが荒らし回ったり木々が生い茂ったりで年々その数を減らしています。

そんな虐げられているリンドウですが、多年生の植物なので毎年咲く場所は決まっています。今年もわずかですが

出会うことができました。

こちらは花を開き始めたばかりの個体です。まさに秋の野随一の美しさではないでしょうか?

#1










この静かな佇まいがこの花の一番の魅力だと思います。

#2










栄養の乏しい場所なのでなかなか複数で咲く花に出会うことはありません。こちらは貴重な存在です。

#3










日当たりの悪い場所に咲きますので、蕾を開くのにも時間がかかります。

#4









#4と同じ花ですが、1週間後にやっと咲き始めました。

#5







野の花リンドウでした。




















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きのこの山

2021-11-09 | ここ里山の草花あれこれ
 
きのこの山、そんなお菓子がありましたね。今日はキノコのお話です。

キノコに関してはこんな言葉があります。

    どんなキノコも一度は食べられる、食べられないキノコで死んだ人はいない

毒キノコの恐ろしさをアイロニーたっぷりに表現した言葉ですが、分かりますか? 

それこそじっくり噛み締めてみて下さい。


さて本題です。私はキノコに関しては全くのシロートで、ほとんどその区別がつきません。なので今回はネット上の

きのこ図鑑と見比べて、なんとか名前を探してみました。ほとんど間違えているかもしれませんので、信用せずに

見てみて下さい。


最初のキノコです。これはタマゴテングタケモドキでしょうか? そんな名前を当てはめてみるとちょっと恐ろしそうに

見えてきます。

#1










こちらはイヌセンボンタケではないかと思われます。大勢で賑やかに生えていました。

#2










これはツヤウチワタケのような気がします。アワビの貝殻のようでもありますね。(この子も片思いをしているのかな?)

#3










こちらも同じキノコですが、こちらはビクターマークにもなったイヌのニッパーくんが聴いているスピーカーの

ようにも見えました。彼はこのスピーカーから聴こえてくるご主人の声を聞いていたんですね。

#4










こちらはヒイロチャワンタケかも知れません。色鮮やかなキノコでした。形も面白いですね。

#5










こちらのキノコは名前が分かりませんでした。ごくありふれたキノコのようにも見えるのですが・・・

#6










これも前のキノコのすぐそばに生えていましたので同じキノコだと思われます。これが少し経つと前のように

傘が開いてくるんでしょうね。

#7










これは滑りのないナメコのようにも見えますが、ニガクリタケかなー?

#8










これも良く分かりませんでしたが、シイタケのホダ木に発生すると説明にありましたのでハナビラニカワタケかも?

#9










全く自信はありませんが、これはヒナノヒガサかなー? 非常に控えめに生えていました。

#10










これはサルノコシカケの仲間でしょうね。それ以上のことはよく分かりませんでしたが・・・

#11










アハハ、もうこうなるとお手上げです。南の海に生えているカメノテにも見えますね。それでもなんとか調べてみたら

アイカワタケの白色型かもという目も(ないかなー?)

#12










今回はよく分からないお話でした。



















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