里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

温故知新「さちとムナジロウ その2」

2024-12-20 | 温故知新
 
大の仲良し、さちとムナジロウの第2弾です。

このふたりは私と一緒に近所を散歩することが大好きでした。ネコはふつう自分の

縄張りというものがあって、そこから出ることはあまりしないものだと思って

いましたが、私が誘うと、しょっちゅう一緒に歩いてくれました。

最近のご近所ネコたちを見てると、信頼している飼い主さんと一緒ならば、

自分の縄張りを超えて散歩するネコが何匹かいることがわかりました。

自分のこの過去の経験からも、そういうものなんだと納得したものでした。

ということで、当時の散歩の時に撮り溜めたたくさんの写真のいくつかを

(一部ちょっと無理やり)つなぎ合わせて、その時の様子を再現してみようと

思います。




今日も今日とて、ふたりが道路上でくつろいでいました。ゆったりとした時間が

流れる昼下がりです。

#1








そんなふたりに、「散歩に行こうか」と声をかけてゆっくり歩き始めると、

必ずついてきてくれたものでした。

#2










ふたり揃って歩き始めます。歩き始めにさちはたいてい「にゃ~🐈」と

一声鳴いて、歩く気満々。

#3










歩いている時の顔はふたりとも真剣そのもの。

#4










さちは時々私の方を確認するように、こんな風に視線を向けてくることも

あります。

#5









また別の散歩の時もさちは私への「にゃ~🐈」のご挨拶とともに、尻尾もあげて

嬉しそうなポーズ。

#6










散歩が大好きなさちはよく尻尾をあげて私にその喜びを示してくれますが、

ムナジロウの方はさちの護衛がメインのお付き合いなので、淡々と静かに

ついてきます。

#7










それでも時々立ち止まっては、お互いに戯れあったりすることもある、

のんびり散歩です。

#8










歩きはじめは、散歩が大好きなさちが前を歩くことが多いのですが・・・

#9










歩き進んで行くにつれ、ムナジロウが前を歩いたりすることもあります。

何を考えて歩いているのか、ふたりの表情からはあまり読み取ることはできませんが、

いつも誘うとついてくるところを見ると、こうして歩くことが楽しいんだろうなとは

思っていました。

#10









歩きながらもムナジロウは警戒するように、周りに視線を送ります。

一方さちの方はちょっと疲れてきたか?

#11










さちが立ち止まってちょっと休憩。ムナジロウは「疲れたかい?」といった

そぶりで振り返ります。

#12










そして、ふたり仲良く小休止。あくまでも休み休みののんびり散歩です。

さちの揃えた前足に、彼女の品の良さが感じられたりして・・・

#13








また歩き始めるとさちが何かを発見したのか、上を見上げて足を止めました。

#14










やがてふたり揃って藪の中を覗き込みます。この藪の奥には時々キジがいることが

あるので、その気配を感じたのかもしれません。

#15










いろんなことに興味津々なさちは、時にはこんな風に排水溝に潜り込むことも

あったりします。

#16










「お~い、何やってるの~? 出ておいでよ~!」 ムナジロウが優しく

声をかけます。

#17











ムナジロウが足を止め、「ちょっと待て! 怪しい気配がするぞ!」

頼もしいムナジロウです!

#18










のどかな散歩道をふたりはゆっくりゆっくり歩いて行きます。

#19










「ねぇ、ムナジロウ、疲れた? もうすぐおうちに着くから頑張ろうね!」

さちはさちでムナジロウに優しい気遣いを見せてくれます。

#20










うちの玄関に帰ってくると、お腹が空いたと見えてふたりで食事が始まりました。

#21










また別の時には、さちがひとりで食事をすることもありました。

#22










そのそばでムナジロウは香箱座り。ネコらしい余裕が感じられる座り方です。

#23











この散歩にかみさんが一度だけちょこっと付き合ってくれたことがあって、

かみさんのことが大好きなムナジロウは彼女に気づくと、尻尾を立てて

嬉しそうに近寄っていきました。

#24










そして体をすり寄せて甘えます。かみさんも彼を撫でながら心を通わせます。

#25











一緒に歩き始めても尻尾を立てたままご満悦のご様子。私に対する態度とは

大違いのこの行動に、「おいおい!」と思ってしまいました。

#26









家に着いて庭でくつろぐ時にもぴったり寄り添って、尻尾まで立ててこの親密さ。

こちらはこちらで羨ましい仲良しコンビなのでした。

#27












<<おまけ>>

<蒲鉾の飾り切り>

この当時はお正月用に、蒲鉾を飾り切りしたりしていました。見た目の面白さだけでなく、

そのままの蒲鉾よりも口に含んだ時の食感の良さも感じたものでした。

#28










<イルカ>

日曜日、朝のラジオで「イルカのミュージックハーモニー」という番組をやって

いました。カミさんとふたりで毎週楽しく聴いていましたが、年の暮れに、

年賀状をくれた人の中から抽選で何人かにイルカが直筆の年賀状をくれると

言っていたので、ダメ元で出してみました。

これが当選したイルカからの年賀状です。この直筆のサイン、最初はなんて

書いてあるか全く分からなかったのですが、かみさんとあれこれ考察した結果、

「Music harmony」だろうという結論に達したことを覚えています。

#29



イルカにはこんな思い出があります。学生時代でしたか、初めてラジオでイルカの

声を聞いた時、「魔法使いのおばあさんみたいなしゃがれ声だな~」と思ったもの

でしたが、初めてテレビで彼女を見た時は、「なんだ、まだ子供じゃん!」と思い、

そののち、「え? 俺よりひとつ歳上なの?」と知った時には、またまたビックリ

こいたものでした。当時、何度も驚かされたおばさんですが、今でも大好きな歌手の

ひとりです。










<お年玉年賀状>

2006年の年賀状です。3等の「地域の特産品小包」の当選番号が下4ケタの

この数字       ・・・5657

1枚目の下4ケタが  ・・・5357  下3ケタ目だけが3少ない

2枚目の下4ケタが  ・・・5627  下2ケタ目だけが3少ない

3枚目の下4ケタが  ・・・5654  下1ケタ目だけが3少ない

#30



どうですか? ひとつずつケタズレして外れる、しかもそれぞれ3ずつ

少ないんです。3枚にもわたってこんな不思議な偶然って、

本当にあるんかい! と、心底驚いてしまいました。

3等、3枚の年賀状、3少ない、という奇跡の年賀状を貰ってしまい

ましたので、この年、3にちなんだ何かいいことがあるかもと期待

しましたが、今思い返してみても特段のことは何もなかったような

気がします。この奇跡だけが、奇跡の全てでした。





















                                  ^ ^
                          ○o。。。 ミ・。・ミ  。。。o○


 

温故知新「さちとムナジロウ その1」

2024-12-08 | 温故知新
 
最新のOSにアップデートしたところ、眠っていたたくさんの昔の写真が見事に蘇って

くれました。懐かしい写真がいっぱい出てきましたので、これを使って”温故知新の

旅”をしようと思い立ちました。よろしくお付き合い頂けると嬉しく思います。


まず最初はさちとムナジロウというネコちゃんたちのお話です。

もう20年近く前のことになります。




この子がさちです。私と出会ったばかりの頃の、一番若い時の写真です。

#1










当時、近所の借家に住んでいた外国人が、突然夜逃げした時に置いていった

ネコです。捨てられた割には可愛がられたようで、とても人懐こい子でした。

#2









ご近所のご夫婦がこの子を憐んで、餌をあげて外ネコとして飼ってくれる

事になりました。この子に幸せが来るようにということで、さちという

名前もつけてくれました。

#3










一方こちらが、さちの大切な相棒となるムナジロウです。胸が白いネコだったので、

私がムナジロウと名付けました。どう勘違いしたか、ハラジロウと呼ぶ愉快な

ご近所さんもいましたが・・・

さちと名付けた飼い主さんが彼の首にも赤いリボンを巻いてくれましたが、

そのリボンにはGODIVAの文字が・・・ 

おしゃれなネコさんに変身していました。

#4









ムナジロウも、元々は人間に可愛がられていたネコのようでしたが、なぜか野良に

身をやつしてさまよっていたところをサチの引力に引かれて、その魅力の引力圏に

取り込まれてしまったネコです。

#5










さちはこう見えてネコ界隈では絶世の美女だったようで、たくさんのオスネコたちが

集まってきていたのですが、このコワモテのムナジロウが来て以来、他のオスネコが

近づかなくなって、しっかりさちを守っていました。あっぱれ、ムナジロウなので

あります!

#6










この辺りは滅多に雪の積もらない地域なのですが、珍しく雪の積もったあるの朝の情景です。

#7










冷たい雪を不思議に思いながらも、この眩さに驚きながら歩いているような感じが

しました。

#8










それでもネコらしい好奇心もちょっとのぞかせて・・・

#9









でもやっぱり冷たかったのかも。

#10










うちの縁側の中から見たおふたりさんです。今日も来ていたのかと思って、シャッターを

切りました。うちの庭が大好きなおふたりさんなんです。

#11










大きな荷物をフォークリフトで運ぶときに使うパレットをもらってきて、半分に切って

うちの庭に置いていたところ、彼らにとって居心地のいい居場所になりました。

#12










お姫様を守るボディーガードは常にピッタリと寄り添って・・・ 

ふたり仲良く今日もまったり日向ぼっこ。

#13









「俺のそばにいれば大丈夫だからね!」とにかく献身的なムナジロウ

なんです。

#14










「サチは俺が必ず守るけんね!」 かっこいいぞ、ムナジロウ!!!

か弱いお姫様と屈強なボディガード、そんな感じがしませんか?

#15












ふたりともすっかり安心したように、うちの庭のオンボロ椅子で、寄り添って寝ています。

ふたりの優しい心の交流を感じさせてくれる絵です。

#16










ムナジロウ「俺に任せておけ」と自信たっぷりに熟睡! 

さち「うん、頼むね」といった眼差し。

#17










前述のように、さちもムナジロウも元々は人間に可愛がられていたネコだけあって

私たちのことも大好きで、よくうちの縁側から家の中を覗いてきます。

「何してるのー? かまってよー!」

#18










ムナジロウの方は、「うちのさちに変なことしてねぇだろうなー、オメェら!」

ま、私たちに対しては、そんなやんちゃなネコではありませんが・・・

#19










人間大好きなおふたりさんなので、よくふたり揃ってうちの中を覗きにきます。

#20









かみさんが玄関から出てくると、揃ってそちらへシンクロ目線。

ナイスコンビネーション!

#21









ムナジロウは後ろ足で首を掻きながら私へのカメラ目線、さちはいつものように

我が家への覗き魔?

#22










特にさちは私たちのことがめっちゃ大好きなもんで、こんなふうに愛に溢れた視線を

送ってきます。私たちはもうメロメロです。

#23









さらには、私の足に全身ですりすりしてくることもしばしば・・・

#24










こんな時の私のデレデレ顔は、絶対に誰にも見せられませぬ!

 #25










私は骨なしのふにゃふにゃクラゲ状態なのであります。

#26









このふたりの飼い主となってくれたご夫婦が留守がちだったこともあって、いつも

うちの庭で思う存分くつろいでいました。

彼らとの密接で幸せな時間が流れていきます。

#27










陽が傾くまでうちの庭で、ふたり仲良くまったりしていることもよくありました。

今思い返してみても、懐かしい楽しいひとときでした。

#28










ムナジロウが当時の私の愛車の上で寝ていることもあったりして・・・

こんなお飾りだけのテールウィングがついた車に、粋がって乗っていたことも

あったんだなーなんていうことも含めて、懐かしいコラボレーションです。

#29









そういえば、ムナジロウは庭のバケツでよく水を飲んでいることもありましたっけ。

彼のために、常に新しい水を汲み置きしていたことも懐かしく思い出されます。

#30










それにしても、こやつの寝姿には驚かされたものでした。こんなうつ伏せ寝で、

おまえさん、呼吸は大丈夫なんかい?

#31










こんな寝方は一度や二度ではないんですよ! さらにはこんなところでも! 

おまえ、車に轢かれるぞ! まったく、みなさんどう思います?

ムナジロウはかなり自由奔放なネコでしたね。

#32











<<おまけ>>

当時、うちの庭に咲いていたサフランです。花の美しさにも惹かれていましたが、

なんといってもこの花のセールスポイントは、この真っ赤な雌蕊にあると思います。

#33









真っ赤な雌蕊、黄色い雄蕊、紫色の花びら、grassに分類される鋭く尖った葉っぱ、

どれをとっても印象的な花だったと思います。

#34









雌蕊は当時たくさん収穫できましたが、研いだお米に2~3本入れて炊くだけで、

色鮮やかなサフランライスができました。

#35









よくカレーライス用のご飯として炊きましたが、普通にそのまま食べても美味しい

冬の味覚でした。

#36


















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