里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

温故知新「初代飼いネコのミーコ その2」

2025-02-03 | 温故知新
 
ミーコがいた時代にはうちの庭にも丸太を組んで作ったキウイ棚がありましたので、

ミーコもしょっちゅうそこに登っていました。

#1










でも登るのは得意でも降りるのはひと苦労。おっかなびっくり降りてきます。ここまで

降りたら後はくるりと反転してお尻の方からそろりそろりと降りてくるのが常でしたが、

このままもう少し降りてから思い切ってジャンプすることもありました。

私のプロフィールのしろねこ逆立ち写真は、そんなジャンプ着地の瞬間を捉えたものでした。

#2










キウイもネコが大好きなマタタビ科の植物ですから、こんな風に頬をスリスリして

恍惚の表情を浮かべたりしていました。

#3










ちょうどいいところにオンボロ椅子を置いてやりましたので、後ろ足で木を蹴り蹴りしながら

戯れていることもよくありました。

#4










時にはこんな風にお腹を見せてお昼寝するのも彼女の日課でした。

#5










ミーコはデブネコですから香箱座りができません。その代わりかどうか、

所構わずどこでも腹見せ昼寝をしているネコでした。

#6










それでも前足は香箱座りよろしく前で曲げています。

#7










さらにこれなんかはまさに”逆さ”香箱座り! 本人の中では香箱座りをしているつもり

なんでしょうね、きっと。

#8










この、前足を顔の前でこんなふうに折り曲げる姿を、私たちは「うらめしやのポーズ」と

呼んでいました。

「ミーコは?」「庭でうらめしやのポーズで寝てる!」よくそんな会話をしたものでした。

#9










微笑ましい”幽霊天使”の寝顔です。

#10










ポーズといえば、こんなのもありました。

ミーコは爪研ぎが大好きなネコでしたから、庭のあちこちに木の杭を立てて、どこでも

爪研ぎができるようにしてあげていました。この姿を称して「祈りのポーズ」。

#11










一心不乱に爪研ぎをしているときには、こんな風に耳を後ろに倒していますが・・・

#12










私のことを意識しているときには、爪を研ぎながらも耳は私の方を向いています。

#13










何事に対しても集中力のある子だったので、爪研ぎもやり始めると集中してやるのですが・・・

#14










やり疲れてくるとだんだん集中力が切れてくるようで、よそ見しながらやることも

あったりして・・・ ま、何をやっても可愛い子でした(飼い主の欲目ですが)。

#15










かみさんが毛梳きを兼ねてノミ取りをしてやっていました。外を出歩くネコなので

ノミ取りは必須の作業でした。

そういえばこんなジョークがありましたっけ。(前にも書いたかな?)

若い新婚夫婦はよくイヌやネコを飼いたがるそうですが、新婚のノミの夫婦も

御多分に洩れず、「ねぇあなた、私たちもネコを飼いましょうよ」「そうするか」

ネコが首を掻きながら「う~、かゆ!」

#16










マッチ売りの少女!!

#17










ガールスカウトの女の子!!

#18










肩にスカーフを巻いた小粋なお姉さん!?

#19










あるときミーコの左耳がヨレヨレになっていることに気がつきました。特に痛がったり

痒がったりする感じはありませんでした。

#20










なのでしばらくそのまま様子を見ることにしました。

#21










天下の奇病「耳ふにゃ病」は原因不明のまま、いつの間にか完治していました。

#22










以前ミーコが長時間集中してモグラを捕まえてくる話をしましたが、とにかくミーコは

動くものなら何でも大好きで、捕まえずにはいられない性分のネコなんです。

この日もバッタ相手に、長いこと格闘していました。

#23










この当時は庭の家庭菜園でいろんな野菜を作っていましたので、収穫のたびにその野菜と

一緒にミーコと記念撮影をしたものでした。例えばこんな感じです。

#24










スイカは夏には必ず作る定番野菜でした。

#25












<<おまけ>>

<アマガエルの兄弟>

加賀千代女の句に 「朝顔に つるべ取られて もらひ水」 という有名な句があります。

こちらはさしずめ 「ピョン吉に ジョウロ取られて もらひ水」 でしょうか?

#26










<目立ちたがりのトゲナナフシ>

うちの玄関で見つけた珍しいトゲナナフシです。枝に擬態するはずの虫が、

なぜか玄関の壁にこんな目立つ姿で止まっていました。

#27










<ヒガシニホントカゲの災難>

ヒガシニホントカゲが床下の通風口に挟まってもがいていました。引っ張り出して

やりましたが、なかなかチャレンジ精神豊かな奴のようでした。好奇心旺盛な

ミーコとも出会ったらしく、尻尾の先が切れていました。

#28










<モズのはやにえ>

庭のスモモの木にモズのはやにえが刺してありました。時々見つかるモズの忘れ物です。

いずれ回収に来るつもりだったのかもしれませんが、ずいぶん長いことこのままでした。

#29









庭に生えてきたキノコ(タマシロオニタケ?)に三猿を乗せて撮ってみました。

毒キノコらしいので、食べたあとどうなっても我々三猿は知りませんぜ! 

という意味を込めて撮ってみたような気もしますが・・・

#30





















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温故知新「初代飼いネコのミーコ その1」

2025-01-15 | 温故知新
 
今回と次回は我が家の飼いネコとしては初代になるメスネコ、ミーコのお話です。

当時、近所の橋の袂に捨てられていたところを、偶然私が拾って育てた捨てネコでした。

(ちなみにプロフィールの逆立ちネコもミーコで、”しろねこ仙人”も彼女にちなんで

付けたものです)

ミーコは前回載せたさちとムナジロウと同時代を、同じうちの庭で共に過ごした仲間で

ありますが、後述するように必ずしも仲良しではありませんでした。



まずは威風堂々、我らがミーコの登場です。私たちがかなり野放図に餌を与えて

しまったせいで、こんなデブネコに育ってしまいました。

#1










こちらでは珍しく雪が降り積もったある朝(前回載せたのと同じ日の雪景色です)、

東京生まれ東京育ちのかみさんが、東京人ならばみんなやってしまいがちな(?)

雪だるま作りを始めました。

#2










雪だるまが出来上がると、さっそくミーコを連れてきてお披露目していました。

ミーコも手を伸ばして、ちょっと興味深そうなご様子。

#3









なのでミーコが雪にどんな反応を示すのか、そ~っと雪の上に下ろしてみました。

#4










ミーコさん、初めて見る雪におっかなびっくり。恐る恐る歩き回ります。

#5











尻尾を立てて、「ちゃんと見ててよ~~~!」といった感じでしょうか?

#6










雪の下がどうなっているのか心配で、腰が引けたままそろ~りそろりと歩いて

いました。最後まで尻尾は立てたまま。彼女にとって初めての”大雪原”は、

不安いっぱいだったようです。

#7










家に戻るとホッとひと安心、電気ストーブの前で爆睡していました。

過保護ミーコのささやかな大冒険、お疲れ様でございました。

#8










さて、さちとムナジロウと同時代を一緒に生きながらも、自分の縄張りのはずの庭に

どっかりと居座られたミーコとしては、常に面白くない気持ちでいたことと思います。

ミーコが大好きな庭の一等地、パレットを流用したお立ち台にふたりがこんな風に

居座っているもんですから怒り心頭のはずなんですが、いかんせん、コワモテの

ボディガード ”ムナジロウ親分”がいるので、ミーコとしては為す術なしといった

状況です。

#9










それでもまださちだけの時は、ミーコも余裕で彼女を許していました。

それでもご覧のように目一杯離れて、しかも背を向けて座ってはいましたが・・・

#10










ミーコにとっての大問題は、なんといってもこのムナジロウです。

ムナジロウの方も、「まぁミーコはここの主人だしな~」と思っているのか、

それなりに遠慮している様子は伺えます。

とにかくこのふたりの間に漂う不思議な緊張感、微妙な距離感と空気感、

見えざる駆け引きと心の葛藤・・・ 私たちはこの絶妙な平和に全く不安は

感じていませんでしたので、(ミーコにはお気の毒ですが)余計な介入は

せずに楽しく見守っていました。

#11










しっかり距離を詰めて座るムナジロウ、平静を装って端っこに座り続けるミーコ。

いつもミーコの方が劣勢ですが、ムナジロウも決して手を出すことはなく、

側から見ていると微笑ましい緊張関係が繰り広げられていました。

#12









ムナジロウはいつもじっとミーコを見つめますが、ミーコの方は毎回知らん顔を

決め込みます。

#13










ムナジロウが見つめるすぐそばを、ミーコは目を合わせずにすり抜けていくことも

よくあったりして・・・

でもこの挙げている尻尾は私に向けてしょうか? それともムナジロウに向けてかな?

#14










また別の日もムナジロウはジーッと見つめ、ミーコは迷惑そうに伏し目がちで

そのそばを通っていきます。

もしこの挙げている尻尾がムナジロウに向けてのものだったとしたら、ミーコの

友好の気持ちが大きく感じられますが、果たしてどうだったんでしょう?

#15










それでもミーコも負けてばかりではないんですよ。

ちょっと離れたところから、じっとムナジロウを見つめながら舌なめずり!

「へん、お前なんかちっとも怖くないんだからね! 舐めんじゃないわよ!」

#16










またあるときは、一番弱い部分である自分のお腹を見せて、精一杯の怖くない

アピールをすることもありました。

ま、この姿勢は相手に対する服従と解釈することもできますが・・・

#17










なんと! 驚いたことにある時、ネコの友好の印であるお互いの鼻を嗅ぎ合う挨拶を

したことがあって、おおー、これで仲良くなるのかも期待したのですが・・・

#18










その後もふたりの(ミーコの?)緊張状態は続いているようでした。

#19










こんなクールな平和は、ある意味ふたりだけにしかわからない不思議な友情関係

だったのかもしれません。特にムナジロウの方がミーコに対して余裕の優しさが

あったような気がしたものでした。

#20










それでも毎日必ずさちムナが庭にいるわけではないので、ミーコも普段は大手を振って

自分の庭を満喫していました。

この満足げな顔を見てやってください。

#21










ね、平和そのものの日常です。

#22










暑い夏が続いていた時期、ミーコも暑そうにしていたので、彼女の背中の毛を

大きな裁ち鋏でジョキジョキ切ってあげたことがありました。ご覧のように

かなりの虎刈りになってしまいましたが・・・

#23










ミーコがこの姿で庭でくつろいでいたところ、近所の方が大型犬を連れて散歩に

やってきました。

するとミーコに気づいた飼い主さんが愛犬に向かって「ほら、ミーコが背中の毛を

逆立てて怒ってるよ! 近づいたら引っかかれるよ!」と注意していました。

「いやいや、これはそうじゃなくて・・・」と説明して納得してもらいましたが、

この飼い主さん、以前ムナジロウのことをハラジロウと呼んだ方と同一人物で、

なかなかに愉快な方なんです。なるほど、そんなふうにも見えるのかと

感心したものでした。

#24










「誤解を与えてすみませんでした」 と、ミーコも頭を下げて m(._.)m 謝罪!

#25










これは「猫に小判」を意識して撮った「ネコにコバンソウ」。

#26










どこかで顔に墨をつけて帰ってきました。誰かと羽根つきでもやって

負けてきたのでしょうか?

#27












<<おまけ>>

<シラスウナギ>

ウナギの稚魚シラスウナギです。この当時は近くを流れる大きな川によく遡上して

きていたものでした。長さは10cmぐらいの小魚です。

#28










捕獲免許を持たない私が勝手に採ったわけでなく、専門の業者の方から3尾だけ

分けていただけたので、水槽で飼ってみました。

でもウナギは棲家が気に入らないと、陸上を這ってでも逃げ出す性質があるそうで、

この子達も見事に水槽から逃げ出して外で干からびていました。

ウナギ飼育の難しさを実感したものでした。

#29










<カミナリ>

ある日、うちの上空で盛んにカミナリが鳴っていたので撮影してみました。

ものすごい”怒”迫力の雷鳴で、カメラに落雷するかもと心配しながら

撮影したものです。自然の脅威を身近に感じた緊張の瞬間でした。

#30












 









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温故知新「さちとムナジロウ その2」

2024-12-20 | 温故知新
 
大の仲良し、さちとムナジロウの第2弾です。

このふたりは私と一緒に近所を散歩することが大好きでした。ネコはふつう自分の

縄張りというものがあって、そこから出ることはあまりしないものだと思って

いましたが、私が誘うと、しょっちゅう一緒に歩いてくれました。

最近のご近所ネコたちを見てると、信頼している飼い主さんと一緒ならば、

自分の縄張りを超えて散歩するネコが何匹かいることがわかりました。

自分のこの過去の経験からも、そういうものなんだと納得したものでした。

ということで、当時の散歩の時に撮り溜めたたくさんの写真のいくつかを

(一部ちょっと無理やり)つなぎ合わせて、その時の様子を再現してみようと

思います。




今日も今日とて、ふたりが道路上でくつろいでいました。ゆったりとした時間が

流れる昼下がりです。

#1








そんなふたりに、「散歩に行こうか」と声をかけてゆっくり歩き始めると、

必ずついてきてくれたものでした。

#2










ふたり揃って歩き始めます。歩き始めにさちはたいてい「にゃ~🐈」と

一声鳴いて、歩く気満々。

#3










歩いている時の顔はふたりとも真剣そのもの。

#4










さちは時々私の方を確認するように、こんな風に視線を向けてくることも

あります。

#5









また別の散歩の時もさちは私への「にゃ~🐈」のご挨拶とともに、尻尾もあげて

嬉しそうなポーズ。

#6










散歩が大好きなさちはよく尻尾をあげて私にその喜びを示してくれますが、

ムナジロウの方はさちの護衛がメインのお付き合いなので、淡々と静かに

ついてきます。

#7










それでも時々立ち止まっては、お互いに戯れあったりすることもある、

のんびり散歩です。

#8










歩きはじめは、散歩が大好きなさちが前を歩くことが多いのですが・・・

#9










歩き進んで行くにつれ、ムナジロウが前を歩いたりすることもあります。

何を考えて歩いているのか、ふたりの表情からはあまり読み取ることはできませんが、

いつも誘うとついてくるところを見ると、こうして歩くことが楽しいんだろうなとは

思っていました。

#10









歩きながらもムナジロウは警戒するように、周りに視線を送ります。

一方さちの方はちょっと疲れてきたか?

#11










さちが立ち止まってちょっと休憩。ムナジロウは「疲れたかい?」といった

そぶりで振り返ります。

#12










そして、ふたり仲良く小休止。あくまでも休み休みののんびり散歩です。

さちの揃えた前足に、彼女の品の良さが感じられたりして・・・

#13








また歩き始めるとさちが何かを発見したのか、上を見上げて足を止めました。

#14










やがてふたり揃って藪の中を覗き込みます。この藪の奥には時々キジがいることが

あるので、その気配を感じたのかもしれません。

#15










いろんなことに興味津々なさちは、時にはこんな風に排水溝に潜り込むことも

あったりします。

#16










「お~い、何やってるの~? 出ておいでよ~!」 ムナジロウが優しく

声をかけます。

#17











ムナジロウが足を止め、「ちょっと待て! 怪しい気配がするぞ!」

頼もしいムナジロウです!

#18










のどかな散歩道をふたりはゆっくりゆっくり歩いて行きます。

#19










「ねぇ、ムナジロウ、疲れた? もうすぐおうちに着くから頑張ろうね!」

さちはさちでムナジロウに優しい気遣いを見せてくれます。

#20










うちの玄関に帰ってくると、お腹が空いたと見えてふたりで食事が始まりました。

#21










また別の時には、さちがひとりで食事をすることもありました。

#22










そのそばでムナジロウは香箱座り。ネコらしい余裕が感じられる座り方です。

#23











この散歩にかみさんが一度だけちょこっと付き合ってくれたことがあって、

かみさんのことが大好きなムナジロウは彼女に気づくと、尻尾を立てて

嬉しそうに近寄っていきました。

#24










そして体をすり寄せて甘えます。かみさんも彼を撫でながら心を通わせます。

#25











一緒に歩き始めても尻尾を立てたままご満悦のご様子。私に対する態度とは

大違いのこの行動に、「おいおい!」と思ってしまいました。

#26









家に着いて庭でくつろぐ時にもぴったり寄り添って、尻尾まで立ててこの親密さ。

こちらはこちらで羨ましい仲良しコンビなのでした。

#27












<<おまけ>>

<蒲鉾の飾り切り>

この当時はお正月用に、蒲鉾を飾り切りしたりしていました。見た目の面白さだけでなく、

そのままの蒲鉾よりも口に含んだ時の食感の良さも感じたものでした。

#28










<イルカ>

日曜日、朝のラジオで「イルカのミュージックハーモニー」という番組をやって

いました。カミさんとふたりで毎週楽しく聴いていましたが、年の暮れに、

年賀状をくれた人の中から抽選で何人かにイルカが直筆の年賀状をくれると

言っていたので、ダメ元で出してみました。

これが当選したイルカからの年賀状です。この直筆のサイン、最初はなんて

書いてあるか全く分からなかったのですが、かみさんとあれこれ考察した結果、

「Music harmony」だろうという結論に達したことを覚えています。

#29



イルカにはこんな思い出があります。学生時代でしたか、初めてラジオでイルカの

声を聞いた時、「魔法使いのおばあさんみたいなしゃがれ声だな~」と思ったもの

でしたが、初めてテレビで彼女を見た時は、「なんだ、まだ子供じゃん!」と思い、

そののち、「え? 俺よりひとつ歳上なの?」と知った時には、またまたビックリ

こいたものでした。当時、何度も驚かされたおばさんですが、今でも大好きな歌手の

ひとりです。










<お年玉年賀状>

2006年の年賀状です。3等の「地域の特産品小包」の当選番号が下4ケタの

この数字       ・・・5657

1枚目の下4ケタが  ・・・5357  下3ケタ目だけが3少ない

2枚目の下4ケタが  ・・・5627  下2ケタ目だけが3少ない

3枚目の下4ケタが  ・・・5654  下1ケタ目だけが3少ない

#30



どうですか? ひとつずつケタズレして外れる、しかもそれぞれ3ずつ

少ないんです。3枚にもわたってこんな不思議な偶然って、

本当にあるんかい! と、心底驚いてしまいました。

3等、3枚の年賀状、3少ない、という奇跡の年賀状を貰ってしまい

ましたので、この年、3にちなんだ何かいいことがあるかもと期待

しましたが、今思い返してみても特段のことは何もなかったような

気がします。この奇跡だけが、奇跡の全てでした。





















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温故知新「さちとムナジロウ その1」

2024-12-08 | 温故知新
 
最新のOSにアップデートしたところ、眠っていたたくさんの昔の写真が見事に蘇って

くれました。懐かしい写真がいっぱい出てきましたので、これを使って”温故知新の

旅”をしようと思い立ちました。よろしくお付き合い頂けると嬉しく思います。


まず最初はさちとムナジロウというネコちゃんたちのお話です。

もう20年近く前のことになります。




この子がさちです。私と出会ったばかりの頃の、一番若い時の写真です。

#1










当時、近所の借家に住んでいた外国人が、突然夜逃げした時に置いていった

ネコです。捨てられた割には可愛がられたようで、とても人懐こい子でした。

#2









ご近所のご夫婦がこの子を憐んで、餌をあげて外ネコとして飼ってくれる

事になりました。この子に幸せが来るようにということで、さちという

名前もつけてくれました。

#3










一方こちらが、さちの大切な相棒となるムナジロウです。胸が白いネコだったので、

私がムナジロウと名付けました。どう勘違いしたか、ハラジロウと呼ぶ愉快な

ご近所さんもいましたが・・・

さちと名付けた飼い主さんが彼の首にも赤いリボンを巻いてくれましたが、

そのリボンにはGODIVAの文字が・・・ 

おしゃれなネコさんに変身していました。

#4









ムナジロウも、元々は人間に可愛がられていたネコのようでしたが、なぜか野良に

身をやつしてさまよっていたところをサチの引力に引かれて、その魅力の引力圏に

取り込まれてしまったネコです。

#5










さちはこう見えてネコ界隈では絶世の美女だったようで、たくさんのオスネコたちが

集まってきていたのですが、このコワモテのムナジロウが来て以来、他のオスネコが

近づかなくなって、しっかりさちを守っていました。あっぱれ、ムナジロウなので

あります!

#6










この辺りは滅多に雪の積もらない地域なのですが、珍しく雪の積もったあるの朝の情景です。

#7










冷たい雪を不思議に思いながらも、この眩さに驚きながら歩いているような感じが

しました。

#8










それでもネコらしい好奇心もちょっとのぞかせて・・・

#9









でもやっぱり冷たかったのかも。

#10










うちの縁側の中から見たおふたりさんです。今日も来ていたのかと思って、シャッターを

切りました。うちの庭が大好きなおふたりさんなんです。

#11










大きな荷物をフォークリフトで運ぶときに使うパレットをもらってきて、半分に切って

うちの庭に置いていたところ、彼らにとって居心地のいい居場所になりました。

#12










お姫様を守るボディーガードは常にピッタリと寄り添って・・・ 

ふたり仲良く今日もまったり日向ぼっこ。

#13









「俺のそばにいれば大丈夫だからね!」とにかく献身的なムナジロウ

なんです。

#14










「サチは俺が必ず守るけんね!」 かっこいいぞ、ムナジロウ!!!

か弱いお姫様と屈強なボディガード、そんな感じがしませんか?

#15












ふたりともすっかり安心したように、うちの庭のオンボロ椅子で、寄り添って寝ています。

ふたりの優しい心の交流を感じさせてくれる絵です。

#16










ムナジロウ「俺に任せておけ」と自信たっぷりに熟睡! 

さち「うん、頼むね」といった眼差し。

#17










前述のように、さちもムナジロウも元々は人間に可愛がられていたネコだけあって

私たちのことも大好きで、よくうちの縁側から家の中を覗いてきます。

「何してるのー? かまってよー!」

#18










ムナジロウの方は、「うちのさちに変なことしてねぇだろうなー、オメェら!」

ま、私たちに対しては、そんなやんちゃなネコではありませんが・・・

#19










人間大好きなおふたりさんなので、よくふたり揃ってうちの中を覗きにきます。

#20









かみさんが玄関から出てくると、揃ってそちらへシンクロ目線。

ナイスコンビネーション!

#21









ムナジロウは後ろ足で首を掻きながら私へのカメラ目線、さちはいつものように

我が家への覗き魔?

#22










特にさちは私たちのことがめっちゃ大好きなもんで、こんなふうに愛に溢れた視線を

送ってきます。私たちはもうメロメロです。

#23









さらには、私の足に全身ですりすりしてくることもしばしば・・・

#24










こんな時の私のデレデレ顔は、絶対に誰にも見せられませぬ!

 #25










私は骨なしのふにゃふにゃクラゲ状態なのであります。

#26









このふたりの飼い主となってくれたご夫婦が留守がちだったこともあって、いつも

うちの庭で思う存分くつろいでいました。

彼らとの密接で幸せな時間が流れていきます。

#27










陽が傾くまでうちの庭で、ふたり仲良くまったりしていることもよくありました。

今思い返してみても、懐かしい楽しいひとときでした。

#28










ムナジロウが当時の私の愛車の上で寝ていることもあったりして・・・

こんなお飾りだけのテールウィングがついた車に、粋がって乗っていたことも

あったんだなーなんていうことも含めて、懐かしいコラボレーションです。

#29









そういえば、ムナジロウは庭のバケツでよく水を飲んでいることもありましたっけ。

彼のために、常に新しい水を汲み置きしていたことも懐かしく思い出されます。

#30










それにしても、こやつの寝姿には驚かされたものでした。こんなうつ伏せ寝で、

おまえさん、呼吸は大丈夫なんかい?

#31










こんな寝方は一度や二度ではないんですよ! さらにはこんなところでも! 

おまえ、車に轢かれるぞ! まったく、みなさんどう思います?

ムナジロウはかなり自由奔放なネコでしたね。

#32











<<おまけ>>

当時、うちの庭に咲いていたサフランです。花の美しさにも惹かれていましたが、

なんといってもこの花のセールスポイントは、この真っ赤な雌蕊にあると思います。

#33









真っ赤な雌蕊、黄色い雄蕊、紫色の花びら、grassに分類される鋭く尖った葉っぱ、

どれをとっても印象的な花だったと思います。

#34









雌蕊は当時たくさん収穫できましたが、研いだお米に2~3本入れて炊くだけで、

色鮮やかなサフランライスができました。

#35









よくカレーライス用のご飯として炊きましたが、普通にそのまま食べても美味しい

冬の味覚でした。

#36


















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