里山の風に吹かれて

千葉県は外房の里山に暮らしています
 
身近な自然の中で見かけた”花鳥風月”を

綴っていけたらと思っています

奥の細道雪景色・おたる水族館のおねだりアザラシ・小樽運河の遡上サケ

2024-08-03 | 心はいまも札幌原住民
 
このところの猛暑のせいで、のんびりと写真散歩を楽しむこともできずにいます。

なので今回は、ライブラリーからの写真を載せてみることにしようと思います。

涼しげな風景、楽しい光景、珍しい出来事を、再掲も含めて選んでみました。


<奥の細道 雪景色>(新掲)
              (2024.01.14 撮影)

滅多に雪の積もらないここ外房でうっすら雪化粧、奥の細道での風景です。

今年の冬の雪景色で、ほんのひとときでも暑さを忘れていただければ幸いです。

#1










杉の木に降った雪ですが、雪国育ちの私にはモミの木に降り積もった大小の

クリスマスツリーのようにも見えてしまいました。

#2










いつもの歩き慣れた道筋も、雪景色のおかげでいくぶんメルヘンチックな

雰囲気が漂っているような気がします。

#3










木漏れ日の中、風に吹かれた粉雪が舞い降りてきました。フキの葉の下に住むという

アイヌ伝説のコロボックルが出てきそうな場所にも見えます。

#4










降った雪が日差しを受けて溶け始め、ネイチャーセンターの建物や後ろの森を

幻想的に包んでいました。

#5












<おたる水族館のおねだりアザラシたち>(再掲)
                 (2013.09.11 撮影)

以前にも載せたことがあるおたる水族館の海獣エリアでの楽しい光景です。

ここはアザラシに餌をあげることができるエリアです。母娘と思しきふたりづれが

やってきました。

早くもアザラシは水面を前ヒレで叩いて、盛んに”餌くれアピール”をしています。

#6










お母さんがトングでつまんで、コマイ(北海道ではカンカイといいます)らしき

餌を与えていました。アザラシたちも猛ダッシュ。

#7










と、その時1羽のカモメが素早く餌を横取り!

母娘ビックリ! アザラシ呆然! カモメは餌をくわえて悠然と飛び去って

いきました。

ここに居ついているカモメやウミネコたちは心得たもので、いつも虎視眈々と

こういうチャンスを狙っているようでした。

#8










一方こちらでは小さな男の子がアザラシに餌をあげようとしています。

アザラシたちも「大丈夫かな? ちゃんとくれるかな?」と心配そうに

見ています。なんとも微笑ましい光景でした。

#9









熊牧場のクマでも同じような光景が見られますが、アザラシもこんな風に

水面を叩いて”餌くれアピール”をよくします。

誰か1匹がこのアピールをやると他の連中は、側で隙を窺う横取り部隊と

化すようです。アピールを1匹に任せることで餌が飛んでくる場所が

限定されるため、狙いやすくなるんでしょうね。賢い連中です。

#10










ほ~らね!

#11










こちらでもナイスキャッチ! なんとも愉快な連中でした。

#12












<小樽運河の遡上サケ>(再掲)
               (2012.10.22 撮影)

今は観光用として残されている小樽運河です。運河の手前には遊歩道もあって

観光客に人気ですが、小樽市民もよくここを散策していたりします。

今日も今日とて、遊歩道の一角で写生をしているおじいさんがいたり、

そのすぐそばではオオセグロカモメの若鳥がその様子を眺めていたり・・・

のどかな日常が流れている場所でもあります。

ムード満点のガス灯も印象的です。

#13










橋の上にも、運河巡りのボートにも観光客がたくさん来ています。橋の上、

左側にもガス灯が建っていて、古くから開けた街の面影が漂っています。

#14










さてここは小樽運河に注ぎ込む小さな街河川です。本来小樽運河にサケが遡上して

くることはないのですが、この年に限ってサケが上がってきてしまいました。

海に下って大きく育ったサケは生まれた川を目指して戻ってきます。川の近くまで

来るとそこの海岸にしばらく留まって体を真水用に作り替えます。そのため体の色も

こんな風に変わってしまうんですね。

それにしてもこの年に限って、なぜ運河なんかに迷い込んでしまったんでしょう?

#15











迷い込んでしまったサケたちはここで産卵もしたようですが、こんな街中の

浅い川ですから、カモメやウミネコ、マガモたちに卵を食べ尽くされて

しまったようです。サケ自身もこのウミネコたちにつつかれたりしていました。

哀れなサケたちでした。

#16








産卵を終えて力尽きて命を終えたオスの姿もありました。

川を遡上し始めたサケはもう脂分も抜けてパサパサになってしまい、食べても

全く美味しくないものになってしまいます。”ほっちゃれ”と呼んで誰も食べない

サケです。

死んだサケも本来は次世代の生き物たちへの糧になっていくはずですが、

こんな川ではそれもままならないことだろうと思います。なぜこんなところに

迷い込んでしまったんでしょう?

地元テレビのニュースでも報道されていましたが、原因はよくわからないようでした。

なんとも不可思議な出来事でした。

#17




















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