いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

108.「どうするティリー?」 レオ・レオニ作 谷川俊太郎訳

2006-02-18 00:43:31 | 絵本
どうするティリー?

あすなろ書房

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一部、色鉛筆で描いたようなところがあって、レオ・レオニの絵本ではあまり見たことのない感じだった。

この話はどう解釈すればいいのだろう。壁があって、壊せない登れない向こうに何があるかわからない。そんな壁のことをみんなはまるで気にせず暮らしている。ところが若いティリーというネズミ(女の子?)だけが、壁の向こう側のことを考えている。

越えてみようとする。あきらめずいろいろ試みる。そしてついに向こう側にたどり着く。これは、決してあきらめないということか、見方を変えてみろということか。でも私が一番気になったのは、この絵本の最後の「そして はじめて それをおしえてくれたのはティリーだということを みんな けっして わすれなかった」というところだったりするのだ。

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