お庭で日向ぼっこ

きょうは天気がいいので、亀緒君を庭に出した。

水槽に手を入れて、亀緒君の前で掌を上に向けて「お庭に行くよ。お庭、お庭」と言うと、わかったのかどうかは知らないが、また前足を伸ばしてふるふるさせながら指に触り、とにかく手に乗ってきた。タオルでよく甲羅や足を拭いてから庭に連れて行く。少し風があるので、濡れていると寒いだろうし。

芝生の上を歩かせたり、膝に乗せて椅子に座ったり、３０分くらい日向ぼっこする。その間も常に頭上やまわりに注意を払う。このへんはカラスがわりと多いのだ。何でも噂によると、音もたてずに舞い降りてきて、亀をさらっていくらしい。亀専門サイトや、亀コミュニティなんかで、何度かそういう話が出ていた。カラスにさらわれて、後で公園に甲羅だけが落ちていたなどという恐ろしい話も読んだ。

膝に乗せ、手で風除けを作るようにしてやると、私の指の匂いをクンクンしながら、おとなしくしていた。