きのうから歯が痛かった。いや、厳密に言えばもうちょっと前から痛くなる前兆はあった。妹が置いていってくれたブラウニー(これがものすごく美味しい)を食べていた時も、咳が出るからとのど飴を舐めて(いやほぼ噛み砕いて)いた時も、なんとなく変な感じではあったのだ。なので、いつもより念入りに歯を磨いたりはしていたのだが、とうとう痛くなった(自分で読み返してみて痛くなるのは当然のような気もせんではない)。
父が痛み止めの頓服をくれたのだが、歯はたいてい病院のやってない日か真夜中にものすごく痛くなる。まあ、このへんはどうせ鹿ばっかりで歯科はない(うわあ、くだらない)。とりあえず真夜中の危機のためにとっておくことにした。
きのうから痛いなら今朝早くバスに乗って歯科医院のある街に行けばいいのだが、きょうはけんこう会館で詩吟の会がある日で、母も参加するのでその間住宅の方の留守番をしなくてはいけないのだ。と思っていたら、昼近くになってから母が「きょうは咳が出るから詩吟は休む」と言い出した。なんで今朝の8時半頃までに決定しておいてくれないのだ。ええいっ、今から行ってくる。
「13時7分のバスで歯医者に行ってくる」
そう言うと、母が
「それならまだ時間があるから一緒にいこいの杜でご飯食べてから行ったらええのに」
と言う。
いやいやいや、私は歯が痛いのですよ。痛いから噛めないのですよ。嚙めないから食べられないのですよ。
「ああ、そうか」
おいっ。
ということで、enacar(イナカー)というコミュニティバスと全但バスを乗り継ぎ、歯医者のある街へ。途中、やはりここは神のお告げを聞いてからにするかと思い立ち、鳥の神にメールを送る。最近の神はメールで神託を下されるのだよ(なんで亀の神ではなく鳥の神? と思われるかもしれないが、あいにく亀の神は携帯電話持ってない)。しかし神託が下される前に街に到着。歩き始めてすぐ1軒の歯科医院を発見する。
入口のドアはちょっとお洒落な感じ。で、恐る恐る中に入る。あれ? 中はずいぶんレトロな昭和の雰囲気。この天井の低さは間違いなく大正昭和の時代の日本人の身長にマッチ。どうも看護師さんが1人おられるきりで、先生も患者も誰もいない。看護師さんの目が明らかに「何しに来たんだ、この人」と言っている。こ、これはもしかして何かまずいことに?
しかし、今さら間違えましたとも出直しますとも言えないし、そうこうしているうちに、かなり年配の先生が奥から出てこられてしまった。うわあ。
診察用の椅子も絵に描いたような昭和の雰囲気。患者の前によくあるモニターも何もない。そういえば音楽も流れてなかったな。椅子が倒され、診察してもらい説明を聞く。普通は最初にレントゲン撮るがなあと思っていたら、今現像してると言われる。え、いつ撮られましたっけ? どうやらさっき口をあ~んと開けた時に撮られたらしい。で、モニターないのにどうやって見るんだ、患者は。
先生が何やら昔持ってたiPodかと思うようなちっさい器具をこちらに差し出し、説明を始められた。よ~く見ると、その器具にものすごくちっさいシャウカステン(だったっけ? お医者さんがレントゲン写真見るときに使う後ろから光が当たってる台)がついていて、そこに笑ってしまうくらいちっさいレントゲン写真が貼り付けられている。なに、これ。こんなん初めて見たわ。というか、小さすぎて見えへんわ。
私の歯痛は歯周病が原因で、歯がすでにグラグラになっている。薬でちらしてもいいが、どうせいずれ抜くことになると先生が力説。じ、じゃあ、抜いてください。い、痛くないですか? 返事がない。うわあ。そういえば、私が名古屋でいつも行く歯科医院の受付に貼ってある「当医院の麻酔は痛くありません」っていうポスターみたいなの貼ってなかったような気がする。うわあ、うわあ、うわあ。
で、やっぱり思った通り、麻酔もレトロだった。こんな痛い麻酔は久しぶり。麻酔打つための麻酔打ってほしいレベル。手がバンバンバンとギブアップの体勢。口をゆすいでくださいと言われたが、さっき空になったコップがまだ空のまま。あれ? 空のコップを持ち上げトンッと置いてみる。水出てこない。と、先生が「そこの黒いボタン押して」と言われる。思い出した。そうだよ。昔はこんなだったよ。自分でボタン押して、コップに水入れてたよ。
あっさりというか、なんというか、とにかく奥歯を2本抜かれる。と、抜かれちゃってから神託が届いた。残念。
これを書いてる今、夫からもメールが届いた。「僕は抜かないために歯医者に行ってるのに、すぐに抜くの?」いやいや、こっちが聞きたいわ。というか、先生に聞いて。
痛み止めとかもらって歯科医院を出る。ここで、鳥の神がマメルリハインコ(緑)に乗って降臨。神託が下されてから降臨されるまでの早いこと早いこと。神様ありがとうございます。
あ、歯科医院を出る前にトイレをお借りしたのだが、待合室のすぐ横のドアを開くとトイレじゃなくて車庫だった。そこからこのスリッパを履いてあそこまで行ってと看護師さんの指示通りに行くとトイレのドアが。ちなみにこのトイレ、しっかり平成の今の最新式のトイレだった。
歯科医院と何の関係もないものを紹介。可愛いよ。
父が痛み止めの頓服をくれたのだが、歯はたいてい病院のやってない日か真夜中にものすごく痛くなる。まあ、このへんはどうせ鹿ばっかりで歯科はない(うわあ、くだらない)。とりあえず真夜中の危機のためにとっておくことにした。
きのうから痛いなら今朝早くバスに乗って歯科医院のある街に行けばいいのだが、きょうはけんこう会館で詩吟の会がある日で、母も参加するのでその間住宅の方の留守番をしなくてはいけないのだ。と思っていたら、昼近くになってから母が「きょうは咳が出るから詩吟は休む」と言い出した。なんで今朝の8時半頃までに決定しておいてくれないのだ。ええいっ、今から行ってくる。
「13時7分のバスで歯医者に行ってくる」
そう言うと、母が
「それならまだ時間があるから一緒にいこいの杜でご飯食べてから行ったらええのに」
と言う。
いやいやいや、私は歯が痛いのですよ。痛いから噛めないのですよ。嚙めないから食べられないのですよ。
「ああ、そうか」
おいっ。
ということで、enacar(イナカー)というコミュニティバスと全但バスを乗り継ぎ、歯医者のある街へ。途中、やはりここは神のお告げを聞いてからにするかと思い立ち、鳥の神にメールを送る。最近の神はメールで神託を下されるのだよ(なんで亀の神ではなく鳥の神? と思われるかもしれないが、あいにく亀の神は携帯電話持ってない)。しかし神託が下される前に街に到着。歩き始めてすぐ1軒の歯科医院を発見する。
入口のドアはちょっとお洒落な感じ。で、恐る恐る中に入る。あれ? 中はずいぶんレトロな昭和の雰囲気。この天井の低さは間違いなく大正昭和の時代の日本人の身長にマッチ。どうも看護師さんが1人おられるきりで、先生も患者も誰もいない。看護師さんの目が明らかに「何しに来たんだ、この人」と言っている。こ、これはもしかして何かまずいことに?
しかし、今さら間違えましたとも出直しますとも言えないし、そうこうしているうちに、かなり年配の先生が奥から出てこられてしまった。うわあ。
診察用の椅子も絵に描いたような昭和の雰囲気。患者の前によくあるモニターも何もない。そういえば音楽も流れてなかったな。椅子が倒され、診察してもらい説明を聞く。普通は最初にレントゲン撮るがなあと思っていたら、今現像してると言われる。え、いつ撮られましたっけ? どうやらさっき口をあ~んと開けた時に撮られたらしい。で、モニターないのにどうやって見るんだ、患者は。
先生が何やら昔持ってたiPodかと思うようなちっさい器具をこちらに差し出し、説明を始められた。よ~く見ると、その器具にものすごくちっさいシャウカステン(だったっけ? お医者さんがレントゲン写真見るときに使う後ろから光が当たってる台)がついていて、そこに笑ってしまうくらいちっさいレントゲン写真が貼り付けられている。なに、これ。こんなん初めて見たわ。というか、小さすぎて見えへんわ。
私の歯痛は歯周病が原因で、歯がすでにグラグラになっている。薬でちらしてもいいが、どうせいずれ抜くことになると先生が力説。じ、じゃあ、抜いてください。い、痛くないですか? 返事がない。うわあ。そういえば、私が名古屋でいつも行く歯科医院の受付に貼ってある「当医院の麻酔は痛くありません」っていうポスターみたいなの貼ってなかったような気がする。うわあ、うわあ、うわあ。
で、やっぱり思った通り、麻酔もレトロだった。こんな痛い麻酔は久しぶり。麻酔打つための麻酔打ってほしいレベル。手がバンバンバンとギブアップの体勢。口をゆすいでくださいと言われたが、さっき空になったコップがまだ空のまま。あれ? 空のコップを持ち上げトンッと置いてみる。水出てこない。と、先生が「そこの黒いボタン押して」と言われる。思い出した。そうだよ。昔はこんなだったよ。自分でボタン押して、コップに水入れてたよ。
あっさりというか、なんというか、とにかく奥歯を2本抜かれる。と、抜かれちゃってから神託が届いた。残念。
これを書いてる今、夫からもメールが届いた。「僕は抜かないために歯医者に行ってるのに、すぐに抜くの?」いやいや、こっちが聞きたいわ。というか、先生に聞いて。
痛み止めとかもらって歯科医院を出る。ここで、鳥の神がマメルリハインコ(緑)に乗って降臨。神託が下されてから降臨されるまでの早いこと早いこと。神様ありがとうございます。
あ、歯科医院を出る前にトイレをお借りしたのだが、待合室のすぐ横のドアを開くとトイレじゃなくて車庫だった。そこからこのスリッパを履いてあそこまで行ってと看護師さんの指示通りに行くとトイレのドアが。ちなみにこのトイレ、しっかり平成の今の最新式のトイレだった。
歯科医院と何の関係もないものを紹介。可愛いよ。
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