いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

怒っているのです

2007-04-08 00:46:46 | 自由詩
夫に邪険な扱いをうけた。
いや別に殴られたり蹴られたりしたわけではないのだが、
妻に対してその態度はちょっとあれなんでは、という程度の邪険さ。
だからたいしたことではないのだが、
この間カウンセリングの試験に落ちたと言った時、
ふふんと鼻で笑って、そう何もかもうまくいったりはせんと言ったのと、
足すとちょっとあれだよねという感じだったのだ。
私はもともとあまり人に対して言い返す方ではないので、
やっぱり言い返したりはしないのだが、
言い返さないからといって平気なわけではない。
その上、カウンセリングを習いに行くようになってから、
自分の状態が以前よりはよくわかるようになっちまっているのだ。
悲しみ、怒り、苛立ち、あきらめ、情けなさ、そして寂しさ。
楽しくない、さすがに。
こういう場合、言い返さない私がどうするかというと、
他のことをやって鬱憤をはらすわけなのだが、
あいにく私は酒も煙草も男もやらない亀ひとすじ。
しかし幸い天気も薄曇り、これは絶好の草引き日和だ。
庭に出ると芝生の植わっている側はいいのだが、
そのまんまの地面の側にいっぱい雑草が生えてきている。
ああ、雑草好きの私にはつらい選択。
しかし涙をのんでマツバウンラン以外の雑草を引っこ抜いていく。
庭がマツバウンランで埋まればいいのにと思いながら、
でもそうすると足の踏み場がなくなってしまう。
それにしても怒っていると作業が進む。
普段ならだらだらやってすぐに飽きてしまうのだが、
洗濯機のとまる時間を確認しつつ、庭の隅から攻めていく。
ほいほい積み上げた雑草の山がどんどん高くなっていく。
いつか頭にきたときは確か部屋の掃除をしたのだ。
あの時もそりゃあきれいになったもんだなどとつぶやきながら、
腰に手を当て庭を眺める。
ぽつぽつと雨が降ってきた。
マツバウンランがみんな揃って揺れている。
やはり草引きはめちゃめちゃ怒ってるときに限るなと思う。
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