耳をすませば

きょうの金曜ロードショーは私の大好きな「耳をすませば」だ。図書館や物語や楽器や空。ほかにもいろいろ私の好きなものが満載だ。

ふだんは５３歳の今の自分がけっこう好きなのだが、このアニメを見ると昔に戻りたい気がしてしまう。何だろなあ。せつなくて泣けてしまうよ。

このくらいの年齢の時、私は何をやってただろう。何を考えていただろう。なんも考えずボーっとしていたような気がするなあ。美術部で絵は描いていたし好きな男の子もいたりしたけど。何というか感じの悪い女子だった。まあ今も似たようなもんだが。昔は２０歳過ぎたらちゃんとした大人になれるのかと勘違いしていた。５３になってもこのざまだよ。やれやれ。

何をやっても中途半端で、教員免許やら学芸員の資格やらアートセラピストやらカウンセラーやらの資格もとったのに、結局何にもなれとらんやないか。

絵と工作の教室をやってた時に、来てくれていた４歳児の皆さんが私に「大きくなったら何になりたいの？」と聞いてくれた。あの時何と答えたんだっけ。お話も書ける絵描きさんだっけ。今からでも何とかなるかいな。なればいいな。

さて、そろそろしずくさんが物語を書き始めるかな。