いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

雪中金魚すくい

2005-12-21 01:17:56 | 出来事
月曜日の朝というか、朝になる前の真夜中なのだが、庭に置いたベビーバスで飼っている金魚とヒメダカの皆さんがえらいことになっていることに気づいた。大雪なのだ。それも名古屋では58年ぶりとかいう大雪なのだ。

気づいたときにはすでにシャーベット状になっていたベビーバス内の水に、とりあえずぬるま湯を足し、段ボールなどでそれ以上の雪の降りこみを防ぎ、心配しつつ朝を迎える。

で、朝っぱらから、年に1度か2度しか使わない長靴を履いて、これもめったに着たことのないポンチョ風カッパを着込み庭に出る。ほうきで雪を掃き散らし、少しぬる目の水を入れたバケツをベビーバスの横にででんと置いて、さて雪中金魚すくいの始まりだ。ちなみにこの「すくい」はもちろん救助なので「救い」なんである。

その間も雪はどしどし降ってきていて、上の方の部屋のベランダから私のこの姿を見た人は、いったい何と思うだろうか。左手にバケツ、右手にすくい網。いざいざ。

金魚やメダカをすくう時には追い回してはいけない。そんなことをすると魚の皆さんは興奮してしまい、捕まるものも捕まらなくなる。そっと網を近づけ、「あなたをすくう? めっそうもない」というふうを装い、じっと待つ。ひたすらじっと待っていると、魚の皆さんの方から網に入ってきてくれるので、他の皆さんに気づかれないようにそっとすくい上げるのだ。

いつも通りその戦法で闘っているのだが、とにかく寒い。寒いし水が冷たい。でも、ベビーバスからバケツに移った皆さんは一様に「わ~い」という雰囲気なので、ここは頑張らねばならない。それにしてもこの寒いのに、魚の皆さんはけっこう元気だ。

全員を救い上げてから、ベランダに大きな発泡スチロールの箱を用意する。ここが皆さんの新居になる。28度~30度くらいに調整してカルキ抜きを入れた水をたっぷり入れる。ホテイアオイやボタンウキクサの良さそうなやつを選んで、少し放り込む。それからまた皆さんを数匹ずつすくい上げ、新居に移す。気のせいか、皆さん嬉しそうだ。

外気温が低いので、発泡スチロールの箱からは湯煙が上がっている。金魚とヒメダカの皆さんは、おそらく温泉気分だと思う。夕方には冷たい水を少しポンプで抜いてそこへ37度くらいの水を足し、少し隙間を開ける程度にして蓋をする。しばらくはこれでいく予定だ。

殺生なスーパーからけんか腰で救出してきた皆さんなのだから、長生きしてほしいと思っている。

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3 コメント

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よかったですね☆ (みやじま)
2005-12-21 12:39:56
こちら知立市は雪なんてまったく残っていないのに、

昨夜有松のイオンへ寄ったのですが橋の上にかなり雪が

残ってましたね。
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ほー (minappi)
2005-12-21 18:23:07
大変でしたね。わたくしなどそういう場合どう対処したらいいのかわからずに右往左往することと思います。金魚さんたち元気でよかった。明日はうちのゼニ君の様子をみてみます。
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今夜も冷えてます (林本ひろみ)
2005-12-22 01:00:39
☆みやじまさんへ

今夜も冷え冷えですね。亀緒君の水槽の温度もやっと25度です。

さっきはヒーターの上で寝てました。



金魚の皆さんは大丈夫かな。発泡スチロールの容器なので、多少はましかと思うのですが。



☆minappiさんへ

うちのイシガメのヒロタ亀緒君は、部屋飼いの上に水陸両方にヒーターが入ってるので、かなりぬくぬくなのですが、金魚とヒメダカの皆さんは外なので心配です。



今夜も雪が降るという噂もありますし。



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