最近、亀緒君は我が家の北側方面に行ってみたいらしい。行方不明になると困るので、ダイニングから玄関に続くドアのところに、次男の洋服が入った引き出し式衣装ケースを置いて、そこから先には行けないようにしてあるのだが、どうも最近その前でじっと待っていることが多いのだ。
衣装ケースが置いていない場合はドアが閉めてあるのだが、そうするとじっとドアの前で待っている。すきあらば出ようというつもりなのかもしれないが、君の速度ではおそらくドアに挟まってしまうよ。
あまりにもじっと待っているのでかわいそうになり、ドアを開けてみた。すると亀緒君は恐る恐るという感じで、玄関方面に歩き出した。次男の部屋の前で立ち止まりドアを見上げている。
そこはいかんよ、そこは。そこにはコタツという恐ろしいものがあって、次男ですらそこで遭難し、すぐ後にあるベッドまでも辿り着けずに朝までそのまま倒れているのだよ。そこだけはやめなさい。
私がそう言うと、亀緒君はドアの開いている夫の部屋に入っていった。ここはもともと長男が使っていた部屋なので、長男の物がいっぱい置いてあるのだが、今は県外に就職しているから年に数回しか戻ってこない。そこで今は、夫が書斎として使っているのだ。
亀緒君は足取りも(たぶん)軽く、部屋の中を探検している。彼としては未知の物がたくさん並んでいる。結局30分くらいして私が連れに行くまで、亀緒君は夫の部屋で遊んでいた。
でも、どこかに挟まったりして動けなくなっても、とても小さな声でしか鳴かない(というかそれが鳴き声なのかどうかも疑問)ので、やはり不安だ。それでも亀緒君はまたドアの前で、誰かが開けてくれるのを待っているのだが。
衣装ケースが置いていない場合はドアが閉めてあるのだが、そうするとじっとドアの前で待っている。すきあらば出ようというつもりなのかもしれないが、君の速度ではおそらくドアに挟まってしまうよ。
あまりにもじっと待っているのでかわいそうになり、ドアを開けてみた。すると亀緒君は恐る恐るという感じで、玄関方面に歩き出した。次男の部屋の前で立ち止まりドアを見上げている。
そこはいかんよ、そこは。そこにはコタツという恐ろしいものがあって、次男ですらそこで遭難し、すぐ後にあるベッドまでも辿り着けずに朝までそのまま倒れているのだよ。そこだけはやめなさい。
私がそう言うと、亀緒君はドアの開いている夫の部屋に入っていった。ここはもともと長男が使っていた部屋なので、長男の物がいっぱい置いてあるのだが、今は県外に就職しているから年に数回しか戻ってこない。そこで今は、夫が書斎として使っているのだ。
亀緒君は足取りも(たぶん)軽く、部屋の中を探検している。彼としては未知の物がたくさん並んでいる。結局30分くらいして私が連れに行くまで、亀緒君は夫の部屋で遊んでいた。
でも、どこかに挟まったりして動けなくなっても、とても小さな声でしか鳴かない(というかそれが鳴き声なのかどうかも疑問)ので、やはり不安だ。それでも亀緒君はまたドアの前で、誰かが開けてくれるのを待っているのだが。
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