コロナがこの状況だと、これまでなら親のショートステイ中にも名古屋に帰らず、実家で待機していたのだが、さすがに介護単身赴任生活も5年を過ぎると、精神的にも肉体的にもきつくなってきた。親も年をとっていくのだが、私も同じだけ年をとる。
夫に車で迎えに来てもらい、また送ってきてもらった。名古屋に帰る車の中では上機嫌で喋り続けていたのだが、実家に戻る車の中ではあり得ん暗さ。まあ、電車ならば京都駅の福知山線のホーム、車ならば福知山まで来れば諦める。
1週間いない間に、前庭の草も裏庭の草も思いきり伸びていた。裏庭なんて、ヤックルの背中に跨ったアシタカが出てきそうな、風に波打ついい感じの草原と化しとる。あかんやん。
温室前のたくさん実がついていたブドウは、やっぱり今年も丸坊主になっている。まだ青いやん。酸っぱいやん。いったい誰が食べてるんだろう。
去年のいつだったか、いこいの杜で食べたポポーの実の種を、5つポットに埋めておいたのだが、そのうちの2つが芽を出していた。いや、本当にポポーなのかどうか定かではないが。
なにしろ、確かに裏庭のモナルダから採った種をまいたはずのプランターから生えているこれも、本当にモナルダなのかどうか定かではないのだからな。
裏庭のモナルダとなんとなく姿かたちが異なるのだ。裏庭のモナルダは茎がもっと細くてもっと濃い色をしている。葉の形もどうも微妙に違う。
さらに前庭の隅に生えてきたキク科の雑草らしいやつが、ものすごくこのモナルダと見た目が似ているのだ。もう嫌な予感しかしない。
こっそり前庭の桜の下から、勝手口に近い園芸作業スペース的な場所にプランターを移動。モナルダの花が咲いたらまた桜の下に戻すけれど、キク科雑草の花が咲いたら名前だけ調べて写真を撮って処分だな。もしくは、そのまま作業スペースで育てるかもしらんけど。せっかくものすごく大きく育ってることだし(いらんやろ)。
モナルダの名札を立てたプランターが置かれていた場所には、間違いなくファイヤーワークス(センニチコウの一種)が育っているプランターを置いた。
秋まきの種もすでに何種類か準備してある。9月になったらプランターかポットにまかないと。鉢植えのコンボルブルスクネオルムも裏庭に植える予定。先に試しに裏庭に植えた株が、問題なく冬を越せたので。一応、保険として挿し芽した分もちゃんと育っている。
きょうは夕方1時間半くらいだが、裏庭のチガヤをせっせと抜いた。チガヤは見掛け倒しなやつなので、簡単にスポスポ抜ける。そして、簡単に抜けるのだが簡単にちぎれる。
チガヤは地下茎で増えるので、それがほんの少しでも残っていれば、またそこから芽を出してくる。まあ、しばらくは大丈夫だけれど。
親の寝室や居間の廊下から見えるあたりの庭も、背の高い草は抜き、育ちすぎたガウラ(白蝶草)は切り戻した。いろいろな花を植えてあるはずなのに、ドクダミとミツバに埋もれてしまっている。参った。
6時のミュージックチャイムが鳴る頃には、また雨が降りだしたので、仕方なく作業を終了。疲れた。
親がショートステイから戻ってきたら、こんな時間まで庭仕事はやれないな。晩ご飯のしたくの前に30分くらい横にならないと、動けないくらいには年をとっているからな、私も。
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