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「気まぐれ美術館」よりは美術に関する話が多いというか、あさっての方角に行ってしまっても、わりに早く本線に戻ってくる。しかし、初っ端に息子さんが亡くなった話が出てきて、それが悲しいと言うよりはとても切ない感じで、再び続きを読み始めるまでにずいぶん時間がかかってしまった。
いろいろな絵の話や不思議な巡りあわせや画家自身のエピソードなど、どれもとても面白いのだが、でも1番面白いのはこれを書いている洲之内さん自身の人柄で、ちっとも偉そうにしないし、ちゃらんぽらんなところもあるのだがそれを隠そうともしないし、まだ生きておられたら会いたかったのになと思う。
それにしても「洲之内徹」で検索してここに来てしまった誰かがこの文章を読んでも、何の参考にもならんな。私の感想すべてに言えることだが。すんません。
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