いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ

寄る年波には勝てないし難しいことは出来ないし、行き掛かり上致し方なくブログに頼ります。

1月15日までに読んだ絵本

2005-01-18 01:15:14 | 絵本
12.いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー
   ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎訳 あかね書房

毎日毎日、とんでもない理由で遅刻する男の子のお話。ワニがかばんに噛み付いたり、ライオンにズボンを破かれたり、高潮にさらわれかけたり。で、毎回毎回、こわい先生に叱られる。でも最後は先生もひどい目にあってしまうのだが。けど、ワニもライオンもゴリラも、なんかちっとも恐そうじゃないな。見返しの部分の模様が面白い。

13.ああ、たいくつだ!
   ピーター・スピアー作 松川真弓訳 評論社

たいくつした双子の男の子が、いろいろなところから勝手に材料を集めて、本当に空を飛ぶ飛行機を作ってしまう話。材料と言っても乳母車の車輪やら窓枠やら椅子やら、そんなもん。結局両親に叱られて、材料をもとあったところに返すのだが、最後のページを見るとまたたいくつしているようで、壁に宇宙船のポスターが貼ってあったりする。今度は宇宙旅行かも。      

14.あくたれ ラルフ
   ジャック・ガントス作 二コール・ルーベル絵 いしいももこ訳 童話館出版

「あくたれ」って、なんかすごい言葉だなあ。でも絵を見ると、ほんとにあくたれな感じのネコに描かれている。ものすごくたちの悪い悪戯ばかりするもんだから、サーカスのテントに置き去りにされてひどい目にあうのだけれど、なんかだんだん人相というか猫相が変わっていくのが面白い。

15.あめふりのおおさわぎ
   デイビッド・シャノン作 小川仁央訳 評論社

ううむ。これはいまいち面白くなかった。というか絵があまり好きではなかった。人間がなんか操り人形みたい。それにこういう派手な色の絵はちょっと……なあ。なら、借りるなよ。はい、すみません。

16.アンジュール ある犬の物語
   ガブリエル・バンサン作 BL出版

ガブリエル・バンサンの絵本は前にも何冊か読んだことある。こんなに簡単な線なのに、どうしてこんなに豊かに感情が表現できるんだろう。車からぽいっと投げ捨てられた犬。必死に車の後を追い、でも追いつけるはずもなく、道に立ち尽くし途方にくれる姿。彩色されているわけではないのに、夕焼けの色が見える。生きている線。美しい線。犬の悲しみが伝わってくる。胸が痛くて泣いてしまう。

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