山へ行こう!

自然に触れ、可憐な花を愛でる人生に乾杯!

老い

2009-02-21 | ひとりごと
5時半過ぎに携帯が鳴った
東京にいる妹からであった

老人養護施設に入っている祖母の
様子を見て来て欲しいという内容の
ものであった

上の子を連れて見に行くと
実家の両親と伯母がそこにいた

以前 会いに行った時は
分からなかったのであるが

今回は叔母の名前を何度か繰り返した後に
思い出してもらえたらしく名前を言ってくれた

そうすると 堰を切ったように
言葉が出始めて子供の名前も思い出してくれた

しかし 下の子の名前はでずに
存在は思い出したらしく”妹は?”
と言うのみだった

95歳を過ぎた祖母には
玄孫(やしゃご)が4人いるという事なのだが

大往生というに相応しい
人生だったのではなかったかと思う…

これだけ生きて人生を全うしたのだから
もう思い残す事はないのであろうが

生きていてくれているだけで
安心感があって
いつの間にか心の拠り所としていたようで
ポッカり穴が空いたようだ

残すところ 幾日のこの世のご縁なのかは
分からないのですが

老衰でこの世を去る
人生のお手本のような祖母だった

何れはこの日が訪れる事は
生まれたからには当然なのだが

親愛なるものを失う事は
やはり寂しいものだ…

早まっては いけない
彼女はまだ生きているのだが

こういう場合には
孫は入る余地はなく

元気なオバ達が交替で
付き添ってくれていた
有り難い事です