木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

専門家・だけど

2008-10-22 18:09:17 | Weblog
プロに任せるのは当然のことだけれどもしおかしいと思ったら自分で確認した方が良いよ という話
うちの建築士という人(宅建受けろと言った人) すごくいい人なんだけどちょっと疑ってる部分があった
7階建ての建物を任せるというのは結構な心理的負担があるもの
彼とは仕事お金抜きでずっと付き合ってきたからか言い争いなどすることは今まで一度もなかった
でも、、こうゆう大規模なお話になってくると まあええわ で済まなくなる
勿論最初から彼の会社に設計を頼むだけのつもりではなかった
いくつかの建設会社に大まかな計画を無料で立ててもらってやはり彼の図面が一番真剣に取り組んでくれてるのがわかったからだ
他の会社はただ四角いビルを建ててその中に同じ部屋をいくつか作って重ねただけ
全然魅力がなかった
勿論それでは嫌だから書きなおしてくださいと言えばやってくれるには違いないだろうけど

そして話が進んで行くうちにいくつかの意見の相違 思惑の挫折 よく言い争いをするようになりました
この辺が難しい あんまり信頼し過ぎると自分の欲しいものじゃなくなってしまう


その中で一番大きかったのは 受水槽の大きさでした
これは確か条例で決まってるものがあって 部屋の大きさ数にしたがって最低の大きさが決められているのです
彼の図面の受水槽がなんか大きくて 二階の一部屋分を当てなくてはならないという
彼は一般住宅よりもマンションなどの設計を得意としていたからまあ間違いないんだろうとは思ったんだけど
どうしてもおかしい
他の建設会社の大まかな図面ではそんなにスペースを取っていなかった
「どうしてこんなに大きいのがいるの? 無料設計やってくれたとこの図面ではこんなに小さいがね」
「あのねぇ きまっとるの 一日一部屋○○リットルで×部屋数 そうするとこれだけの大きさのがいるんだ
 他の会社のやつ? 計画だけだからいい加減に書いてあるだけだよ」
とけんもほろろ
なんかバカにしてるような言い方しやがって くそ!!
じゃいっぺん自分で調べたろ 当時はインターネットなどというものは存在してないに等しい(覚えてない)
で県庁へ行ってきた
建築指導科? みたいなところ
そこで聞いてきた
そうしたらやっぱ一級建築士の言うとおり・・・の半日分 と言われた
ということはあの一級建築士の言う容積の半分でいい ことがわかったのです

で直接顔を見て言ってやったわさ
あの時の彼の顔は忘れられん
そこまで調べたのか オレの言ってたことは間違ってたのか  んな顔

すっごい痛快だった
それで一部屋つぶすことなく無事に一階のスペースに置くことができたのです
専門家でも勘違いしてることはあります
法律家だって 先生だってすべてを熟知してるわけじゃない
疑問はやはり納得できるまで追求すべきだよね


昨日の最後にこの日記を書こうと思ってたんだけど ホントに偶然 今日彼が来た 半年ぶり・・
ヤバいっすよ
コメント (2)
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