神は 完全なる生命である。その生命を人に与えたのである。
自分の生命は 神の生命である。
然(しか)しそれが必ずしも各人に完全に実現していないのである。
それは第一には、 「 人間は物質である 」という迷信による。
第二には、神に与えられたる生命を 神の子らしく使わないによる。
それを愛のために使わず、慈悲のために使わず、人の助 けによるために使わず
ただ我慾(がよく)のために使い、人を憎むために使い、人を怒るために使いなどするから
神の完全な生命が実現しないで 病気になっているのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年一月号 二十一日の法語 谷 口 雅 春 先 生