『 私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた
わが青春の中国現代史 』
著者 石(せき)平(へい) 矢板明夫(やいたあきお) ビジネス社 221頁
2018年(平成30年)6月9日 第1版 発行
中国や北朝鮮は、独裁政治であるため、情報が統制されていて
よくわからないことが多い。
本書は、著者であるお二人の青春時代の中国現代史である。
著者の矢板氏(日本人残留孤児2世)は、天安門事件が起きる一年前の1988年に
15歳の時に日本に帰ってきたのであるが、日本の警察官と市役所職員の優しい対応に
‟ 衝撃を受けた ” と 述べている。
中国共産党政権の残酷さは、恐怖政治で、密告や盗聴があり、想像を超える。
祝日前の公開処刑( 銃殺 )が当たり前のように行われている。
色々な多くの陳情があるが、やり過ぎると、‟ 謀略 ” に はまって刑を受ける。
例えば、違反したとされる陳情者が刑務所より出所する時、支援者と称する人達に囲まれて、
写真を撮られたら、後ろの方に、問題のある横断幕があって、出所後に、首謀者として
再逮捕された、などがある。
中国の現実を知ることで、外交のあり方も変わってくるのではないかと考える。
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