スター・デーリーは 「 愛は刑よりも強し 」 の中で、
憎んでいる者ほど愛さなければならない ということを書いているのである。
敵対するものほど 吾々は愛さなければならないのである。
それは 「 お前には このような人間でも愛することができるか 」 というテストを
神から与えられているのであるからである。
自分を愛する者を愛するのは 誰(たれ)でもできるのである。
自分に敵対する者、自分を悪(あ)しざまにいう者さえも
愛し得るのが本当の愛である。
キリストは 自分を捕えに来た兵卒の傷をも 癒(いや)したのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年二月号 二日の法語 谷 口 雅 春 先 生