希望実現のための“心の法則”の第一は、「 みとめるものがあらわれる 」と
いうことである。諸君は、今あらわれている現象の有様(ありさま)を、
究極的に真実そのままの姿だと思っては ならないのである。
現象には 真象と偽象とがあり、真偽混淆(しんぎこんこう)して
二重写しの写真のように、本来の実相が曇らされ、歪められて
あらわれているのである。
真象とは『 甘露の法雨 』の冒頭ちかく示されているところの
「 神の『心』動き出(い)でてコトバとなれば一切の現象展開して万物成る 」と
あるところの「 神の想念 」の展開としての現象である。
この「 神の想念 」の展開としての現象は即ち“ 真象 ”であって、
実相世界に神のコトバが展開して成就せる世界である。
そしてその真象の世界に於いては「 神があらわるれば 乃ち 善となり、義となり、
慈悲となり、調和おのずから備わり、一切の生物 処を得て争うものなく、
相食むものなく、病むものなく、苦しむものなく、乏しきものなし 」と
『 甘露の法雨 』に示されているが如き万徳円満の世界なのである。
しかしこのような万徳円満の世界が真実の象(かたち)(真象)として
実在しているに拘らず、それは「 認めなければあらわれない 」のである。
不完全な偽象の世界を超えて、この真実の象の世界をみとめるために、
皆さんは、肉眼を閉じ、心の眼(め)をひらいて実相を観ずる「 神想観 」を
毎日怠らず実修するがよい。( 拙著 『 詳説・神想観 』参照 )
『 人生の秘訣365章 』( 93頁 ~94頁 ) 谷 口 雅 春 先 生
“ 夏 ” 人生支配の秘訣 4月 ・ 希望実現のための法則
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